風俗店のホームページを見ると、顔を全部出している風俗嬢もいれば、目だけを出している風俗嬢や、顔全体にモザイクがかかっている風俗嬢もいます。
顔を出している風俗嬢は、指名を取りやすくするために顔を出しているわけですが、実際のところ、顔を出すことによってどのような効果が得られるのでしょうか。
本稿では、顔出しのメリットやデメリット、顔出しにあたってのコツなどに触れていきます。
顔出しは効果があるか?
風俗嬢という仕事は、他の一般的な女性向けの職業と比較すると、未だに効率よく稼げる仕事であることは間違いありません。
それでも、昔と比べると稼ぎにくくなっているのは事実です。
一昔前は、風俗嬢になりさえすれば、あまり真剣に働かなくとも、月に100万円以上稼ぐのが普通でした。
しかし、最近の風俗嬢の平均的な月収を見てみると、50万円程度にまで下がっています。
もちろん、50万円程度というのは平均的な月収であって、それ以下の月収になってしまうケースも少なくないでしょう。
では、風俗嬢になってはみたものの、期待したほど稼げないという状況に陥ったとき、どうすればよいのでしょうか。
一つの方法として、手っ取り早く稼ぎを伸ばすためには、ホームページの在籍一覧において、顔出しをするという方法が挙げられます。
顔出しをすると、身バレのリスクが高まるため、二の足を踏む女性も多いと思います。
逆に言えば、二の足を踏む風俗嬢が多いからこそ、そこであえて顔出しをすることによって、稼ぎが伸びるとも言えます。
顔出しをするとなぜ稼げる?
では、どうして顔出しをすると稼ぎが伸びるのか、その理由を見ていきましょう。
指名されやすくなる
店舗型風俗店では、お店の受付に風俗嬢のパネルがあるものですが、デリヘルなどの無店舗型風俗店にはそれがありません。
したがって、お客さんが風俗嬢を選ぶ際には、ホームページの写真が最大の判断材料となります。
お客さんが写真を見た時、顔にモザイクがかかっている風俗嬢であれば、実際に会ったときに期待したルックスではなかったということになりかねません。
お客さんは高いお金を支払って遊んでいるのですから、期待したルックスの風俗嬢と遊びたいのは当然のことです。
したがって、在籍一覧を見た時に、顔を出している風俗嬢であれば、安心して指名することができます。
少なくとも、顔を出していない風俗嬢と顔を出している風俗嬢の写真が並んでいれば、顔を出している風俗嬢のほうが指名される確率が上がるのは、間違いありません。
特に、最初から顔を出して働くと決めている女性は、お店選びの際に、顔を出している風俗嬢がほとんどいないようなお店を選ぶのが良いでしょう。
そうすることによって、その他大勢の顔出しNGの中で、自分だけは顔出しをすることになり、大きな差別化になるため、指名がたくさん取れるはずです。
マスコミ効果がある
このほか、顔出しをしている風俗嬢は、マスコミ効果も得られます。
ホームページの目立つ位置に写真を載せてもらえるだけではなく、広告を出す風俗情報サイトでも写真が使われるようになるのです。
その結果、より多くのお客さんの眼に触れることになり、ここでも指名に伸びることになります。
また、情報サイトや風俗情報誌に写真が掲載された場合には、お店からマスコミ手当がもらえることもあります。
手当がもらえる
手当がもらえるのは、マスコミ手当だけではありません。
顔出しOKの風俗嬢は少数派であり、お店にとっては広告にもなるありがたい存在です。
そのため、お店としてはそのような風俗嬢を手放したくはありませんから、好待遇で雇うことになります。
例えば、顔出しNGの風俗嬢よりもバック率が高くなる可能性があります。
バック率が高くなるというのは、稼ぎを伸ばすために非常に重要なことです。
例えば、基本料金が1万5000円、バック率が50%のお店で月に15日働き、1日当たり3人の接客をするとして、月収は
1万5000円×50%×3人×15日=33万7500円
となります(ここでは指名料などは考慮していませんが、普通は指名を受けた時に2000~3000円の指名料を全額バックしてもらえるので、月収はもっと多くなります)。
もし、顔出しをすることでバック率が10%高い60%になったとすれば、同様の条件で働いた時の月収は、
1万5000円×60%×3人×15日=40万5000円
となります。
バック率が高くなるということは、稼ぎを伸ばすうえで非常に良い条件なのです。
もちろん、顔出しをすれば、1日あたりの接客数はもっと増えるでしょうから、実際の稼ぎはもっと多くなるのが普通です。
これらの条件を勝ち取るためには、お店から顔出しを提案されてから顔を出した方が良いでしょう。
風俗嬢側から自主的に顔出しを申し出た場合には、手当がつかなくなる可能性があります。
また、顔出しをしている風俗嬢が多いお店で働いているならば、顔出しをする風俗嬢がそれほど貴重ではなくなり、したがって特別な手当を出す必要もなくなるため、上記のような手当はもらえないか、もらえたとしても薄くなる可能性もあります。
顔を出すだけで稼ぎは伸びるか?
といっても、顔を出せば必ず稼ぎが大きく伸びるとは限りません。
というのも、顔出しをすれば新規の指名は増えるでしょうが、接客内容が良くなければリピートにつながらないからです。
風俗嬢として大切なのは、顔出しによって新規の指名をもらうことそのものではなく、その指名をリピートにつなげることこそ重要です。
リピーターは風俗嬢の生命線ともいえるもので、リピーターをたくさん獲得してこそ、安定して高い稼ぎを得ることができます。
したがって、顔出しをするだけではなく、それに加えてよいサービスを提供することが非常に重要なのです。
むしろ、接客内容が悪ければ、顔出しが逆効果になることもあります。
なぜならば、そのようなリピートにつながらない風俗嬢は、お店としても宣伝に使いたくはないからです。
宣伝に使えば、お客さんにとっては「そのお店のイチオシ風俗嬢」とみられるわけですが、それはつまり「あのお店のイチオシ風俗嬢はサービスが悪い」ということにつながり、ひいては「イチオシ風俗嬢があの接客レベルだから、あのお店はダメだ」という印象になり、お店の売り上げが落ちる危険性もあるからです。
立地によっては・・・
といっても、接客が下手でリピート率が低い風俗嬢でも、顔出しをすることで重宝がられる場合もあります。
それは、観光客が多いような土地です。
そのような土地では、リピーターよりも一見のお客さんが主要な客層になりますから、たとえリピーターにつながらずとも、顔を出して指名をたくさん取ってくれる風俗嬢はありがたい存在です。
もしあなたが、地元では顔出しして働けないから、地方に行って顔を出して働きたいと思っているならば、あえて観光客が多いエリアを選ぶのが良いでしょう。
実際、そのようにして働いている「出稼ぎ風俗嬢」はたくさんいます。
デメリットもある
もちろん、顔出しをすることにはデメリットもあります。それは何といっても、身バレです。
顔を出さずに働くことに比べて、顔を出して働くことは、知人や友人その他にバレてしまう可能性が何倍にも高まってしまいます。
学生風俗嬢ならば、風俗で遊ぶ同級生の男子に見られてしまう、兼業風俗嬢ならば、昼間の仕事でつながりのある男性が風俗で遊ぶときに見られてしまうということがあります。
また、昔の同級生から見られてしまうこともあるでしょう。
このような噂というものは、興味本位で驚くスピードで広まっていきます。
顔出しをして働いていると、いつの間にか地元の知り合いたちに知れ渡ってしまい、ついに親や兄弟まで知るようになってしまった、ということもあり得ます。
風俗嬢であることを公表している、地元ではない場所で風俗嬢をやっている、もともと友達が少ないからバレても問題ないなどの場合には、顔出しをしても問題ありませんが、バレて困る場合には顔出しは避けた方が良いでしょう。