風俗嬢が、お客さんからの指名をゲットしたり、できるだけ長くリピートしてもらうために、有効なテクニックには色々なものがあります。
それらのテクニックの中でも、最近のトレンドを考えると、色恋営業と恋人接客が特に有効だと思われます。
本稿では、色恋営業の効果やメリット、恋人接客の方法、色恋営業を避けるべきお客さんの特徴などを紹介していきます。
色恋営業とは
色恋営業とは、キャバクラなどでよく使われる営業テクニックであり、お客さんと恋人のように接客することによって、お客さんを惹きつけ、長く指名してもらえるように工夫する接客方法のことです。
特に接客方法を指す場合には「恋人接客」などと呼ばれることもありますが、この接客方法はキャバクラだけではなく、風俗でも使われることがあります。
本来、風俗店はお客さんを性的に気持ちよくすることが目的であり、「射精産業」などとも呼ばれるのですが、最近ではこの傾向が変化しつつあります。
というのも、お客さんはプロの風俗嬢を求めて風俗店に来るというよりは、素人っぽい女性と接し、恋人のような雰囲気を味わいたいと考えることが多くなっているからです。
プロっぽい風俗嬢よりも、素人系の風俗嬢やロリ系の風俗嬢の人気が高まっているのも、この傾向によるものです。
お店の取り組みとしても、そのような接客を風俗嬢に指導するお店が増えてきています。
色恋営業では、お客さんと一緒に過ごす時間の中で、恋人のように接客することを意識します。
お客さんの勘違いを防ぐために、直接的に「好き」という表現は使いませんが、恋人のような雰囲気を作り、恋人と過ごしているような気分を味わわせることによって、満足度を高めていきます。
風俗嬢がお客さんから指名を勝ち取る方法にはいくつかあり、最もポピュラーな方法は性的テクニックを磨いて、お客さんをより気持ちよくさせるというものです。
しかし、その方法にこだわった場合、性的テクニックのセンスがない風俗嬢は、どうしても本番をはじめとするハードなプレイをこなしていく必要が生じます。
一方、恋人接客を意識して指名を増やしていく場合には、ハードプレイをこなす必要がありません。
多くの男性は、彼女や奥さんが嫌がるプレイを無理矢理することはないように、恋人のような雰囲気になっている時、風俗嬢にハードなプレイを求めることはないのです。
したがって、ハードなプレイがスタンダードになりつつある昨今の風俗業界で、ハードなプレイをできるだけ避けつつ、お客さんと良い雰囲気になってストレスも少なく、指名もたくさん獲得していくためにも、恋人接客の重要性は高まっていると言えるでしょう。
もちろん、演技の上手な風俗嬢もいれば下手な風俗嬢もおり、色恋営業・恋人接客よりもテクニックで勝負したほうがラクという風俗嬢もいるでしょう。
このように、向き不向きはありますが、身に着けておいて損はないと思います。
色恋営業のメリット
色恋営業と恋人接客は、お客さんに「また会いたい」と思わせるために有効な手段です。
恋人気分に浸っていなければ、お客さんは「どうしてもムラムラしてしょうがない」という時にだけ風俗にきます。
しかし、恋人気分であれば「今日の夜は時間あるし、とりあえずあの子に会いに行くか」「今日は給料日だから、ちょっとあの子の顔を見に行こう」というように、お店に来る動機が変化します。
そうなればしめたものです。
一人当たりのお客さんの来店頻度が増え、ロングコースで入ることも多くなります。
指名が増え、客単価が高くなれば稼ぎは一気に伸びていきます。
フリー客に接客する機会も減りますから、嫌なお客さんに会うことが少なくなり、ストレスも軽減しながら働くことができます。
ロングコースになると、エッチなことをせずにイチャイチャするだけの時間も多くなり、肉体的な疲労も少なくなります。
恋人接客の方法
恋人接客では、お客さんに恋人といるような気分になってもらうことが重要です。
そのような気分になり、また会いたいと思ってもらうためには、以下のようなテクニックを実践するのが良いでしょう。
笑顔を忘れない
風俗嬢が絶えず笑顔を作っておくということは、簡単なことでありながらも、非常に重要なことです。
お客さんと顔を合わせた時、そのお客さんのことをキモイと思うことも少なくないでしょうが、そこで笑顔を作っておくことによって、お客さんは「嫌われていないな」「好かれているかも」と思います。
このような感情がなければ、恋人のような雰囲気になることはできません。
笑顔がなければ、好かれているという感情は芽生えませんから、そのような感情がないけれどもエッチなことをする、つまり「風俗嬢対客」の関係が出来上がってしまうのです。
ですから、お客さんと会った時には、「会えてうれしい」といった感じの笑顔を作り、プレイ中も笑顔を忘れないようにしましょう。
体を触れ合わせる
皆さんも、恋人と一緒の時間を過ごすときには、常に肌が触れているような状態を作ると思います。
お客さんといる時にも、ちょっと肌が触れている状態、あるいは触れそうな状態に保っておくと効果的です。
例えば、会話をする時には、座る位置や手を置く位置に工夫し、ちょっと肩が触れ合いそうな感じであるとか、ちょっと手と手が触れ合うような感じに持って行くようにしましょう。
いくらなんでも、常にぎゅっと抱き着いていたりしたのでは、わざとらしいと感じてしまうため逆効果です。
あくまでも、自然に体が触れ合うように意識しましょう。
相手の目を見る
お客さんと会話をする時には、目を見て会話をしましょう。
会話中でなくとも、プレイ中はできるだけお客さんの目を見つめるのが良いでしょう。
例えば、フェラをする時に、上目遣いでお客さんの目を見ながらフェラするというのは、ちょっとしたことですが、お客さんの満足度を高めるのに十分です。
相手の目を見ることがどうしても苦手という人もいると思います。
筆者もそのタイプで、あまり相手の目を見ながら話すことはなく、仲の良い友達と喫茶店で対面で話していても、友達の後ろにある壁を見たり、マグカップを見ていたりすることが多いです。
そんな人が、相手の目を見ながら話をするとどうも落ち着かないものですが、目を見ずに話をすると印象があまりよくありません。
お客さんが、「嫌われているかな」という印象を持つこともありますから、相手の目を見ることを心がけてください。
キスをする
風俗嬢の中には、キスを特別視している人も少なくありません。
仕事のために体は売るけれども、キスは本当の恋人とするものであり、できるだけ拒否したいと考えるのです。
しかし、キスをすることは重要です。
その風俗嬢が「キスは恋人とするもの」と考えているように、相手もキスをさせてくれない風俗嬢に対して、恋人のような感情を抱くことはありません。
ですから、色恋営業・恋人接客において、キスをすることは大前提と言えます。
お客さんと濃厚なキスをするのももちろんですが、お客さんが予想していないタイミングでキスをするのも効果的です。
例えば、会話の途中でいきなりキスする、シャワーを浴びながらキスするといったことです。
多くの風俗嬢は、お客さんから求められて初めてキスするものですから、風俗嬢側から積極的にキスをするように心がけると、かなり効果的です。
別れの際にも恋人気分を
最後に、プレイが終わって見送りをするとき、あるいはお客さんの自宅やホテルから帰る時には、「また会いに来てね」「また会いたいな」「次はいつ会える?」などと恋人らしい言葉とともに、お別れのキスやハグをするのが効果的です。
ここまでやって、はじめて恋人接客が完了します。
濃厚な時間を過ごしても、別れ際にそっけなくなってしまえば、お客さんは「俺の勘違いだったか・・・」と冷めてしまいます。
愛想が大切
上記のテクニックからも分かるかもしれませんが、恋人接客のために重要なのは「愛想」です。
愛想が悪ければ恋人気分に浸るのはまず無理ですから、愛想を良くすることがすべての出発であり、愛想を良くしながら色々なテクニックを実践することによって、お客さんを引き込んでいくのです。
接客中には笑顔を絶やすことなく、一緒にいられることが嬉しい、一緒にいられて楽しいといった感じで接客していけば、お客さんが不満に思うことはありません。
距離感があまりに近ければ、わざとらしいと思われることもあるので、お客さんの反応をうかがいながらの接客を意識してみてください。
色恋営業の注意点
メリットに書いた通り、色恋営業と恋人接客は、風俗嬢として稼いでいくために非常にメリットの大きい方法です。
しかし、注意しなければならないことがあります。
それは、お客さんがあまりにものめり込んだ場合、ストーカーになってしまうということです。
風像店での色恋営業は、キャバクラの色恋営業よりも危険な場合があります。
キャバクラでもストーカー被害がしばしばみられますが、風俗嬢はそれ以上に危険になることがあるのです。
キャバクラと風俗の危険性の違い
というのも、キャバクラに通っている男性の内訳を見てみると、女性に対して免疫がなかったり、彼女が一度もできたことがなかったりと、恋愛をよく知らない男性の比率はそれほど高くありません。
女の子としゃべりながらお酒を飲む場所であり、女性に対して余裕がある人が多く、女性との会話が非常に苦手という男性があまり寄りつかない場所なのです。
したがって、恋愛下手ゆえにひどい勘違いをし、キャバ嬢にのめり込んでストーカー化する人は、いないわけではありませんが、比較的少数であると言えます。
一方、風俗は多少事情が異なります。
風俗は、エッチなことをする場所という前提があり、会話をして楽しむという場所ではありません。
これまで彼女ができたことがなく、女性との会話が苦手なブサメンでも、エッチなことができる場所です。
女性との接点がほとんどない、風俗嬢以外とはエッチなことができないような男性もたくさんいます。
風俗をよく利用している男性を調べてみると、恋愛経験がほとんどないという男性が少なくありません。
一般の女性と恋愛経験がない男性は、「恋愛とはこういうもの」という感覚がありません。
ですから、風俗嬢から色恋営業を仕掛けられたとき、本気にしてしまうことがよくあります。
普通ならわかることが通用しない
それなりに恋愛経験がある男性ならば、風俗嬢が色恋営業・恋人接客をしてくれた時、それが接客であることをどこかで理解しています。
ですから、そのような接客で気分を良くすることはありますが、それは接客を受けている時間だけのことであり、本当の恋人ではないと理解できています。
しかし、恋愛に対する一般的な感覚を持っていないお客さんになると、その理解ができません。
だからこそ、風俗嬢が自分のことを本当に愛してくれていると勘違いし、当然了承してもらえるものと思って告白してきたり、すでにカップルになった気分で連絡先を聞いてきたり、デートに誘ってきたりします。
そして、当然ながら風俗嬢がそれらを拒否すると、「騙されていたんだ、許せない」とか、「他に彼氏がいた(浮気していた)のか?許せない」などと、さらに深みにはまってしまい、ストーカー化することがあります。
最悪の場合はストーカーに
ストーカーになると、お店が終わるのを待ち伏せし、後をつけて自宅を特定したり、風俗嬢の素性を特定したりされることがあります。
中には、暴力的な事件にまきこまれることもありますし、最悪の場合には「ストーカー殺人」に発展することさえあります。
最悪の事態に発展しなかった場合にも、ストーカーへの恐怖からお店をやめることになれば、誰にも伝えずにお店を移ることになり、これまで掴んできた指名客を全て手放し、稼ぎを大きく落としてしまうことにもなりかねません。
ですから、色恋営業をしながら、「この人、ちょっとヤバいかも?」と思ったならば、直ちに色恋営業は中断し、お客さんが深みにはまる前に、「なんだ、この子もやっぱり普通の風俗嬢か」と勘違いだったことを自覚させることが重要です。
中には、お客さんが深みにはまっていくのを「ちょろい客だな」などと思って、どんどん深みに引きずり込む風俗嬢もいます。
そして、さかんに通わせてお金を搾り取った結果、お金がなくなってもう会えなくなったとき、お客さんが暴走することになるのです。
ですから、色恋営業では、よくお客さんを見定めて、色恋営業だと理解しながら楽しんでくれるお客さんに使ったり、色恋営業だと理解できない場合にはある程度の距離感を保ったりしなければなりません。
案外、力量を求められる接客術でもあるのです。
危険なお客さん
では、どんなお客さんが危ないのでしょうか?
一概には言えませんが、以下のような男性はストーカーになりやすい傾向があります。
- 友達がいない
- 彼女ができたことがない
- 異常に嫉妬深い
- 自分以外が褒められると怒る
- 電話やメールを頻繁にしてくる
- 見栄っ張り
- 知ったかぶりが多い
- おだてられると弱い
- 自分の境遇を社会や人のせいにしがち
フリーのお客さんについた時、次回のリピートにつなげるために、すぐに色恋営業を仕掛ける風俗嬢もいると思います。
それは構わないのですが、相手の勘違いに予防線を張るため、反応を伺いながら、徐々に仕掛けるようにしてください。
徐々に仕掛けていく中で、お客さんに上記のような傾向が見られた場合には、色恋営業は避けた方が良いでしょう。
このようなお客さんは、色恋営業をすればリピーターになってくれる可能性が高いとわかっているからこそ、逃してしまうのはもったいないと思うかもしれません。
しかし、相手がストーカーになってしまってからでは遅いので、避けておいた方が無難です。
普通の接客が通用しないと考える
ストーカーになってしまうお客さんというものは、残念ながら、普通の接客は通用しないと考えて下さい。
普通のことが通用しないという意識があれば、注意も働くと思います。
「私はあくまでも色恋営業をしているだけだ」と思っていてもストーカーになる人はなりますし、色恋営業をしていないつもりでも、ストーカーになる人はいるのです。
例えば、色恋営業をしようという意識がなかったとしても、お客さんが見栄を張ったり、自分を大きく見せる嘘をついたり、知ったかぶりをしたりした時、お客さんに「それはさすがに嘘でしょ」などとは言わず、とりあえず「すごいですね!」と言うでしょう。
この時、普通のお客さんならば、「見栄っ張りが通用した」「嘘ついちゃったけどまぁいいか」くらいにしか思わないのですが、ストーカー気質のお客さんは「もしかして好かれているのかも?」などと思うことがあります。
また、明らかにモテそうには見えないお客さんでも、「モテなさそうですね」などとは絶対に言わないもので、ウソでも「彼女いそうなのに」などと言うでしょう。
その時、おだてに弱いストーカー気質のお客さんは、「今まで女の子に全然モテなかったけど、この子は俺のことが好きなのかな?」と勘違いをすることがあります。
したがって、ストーカーになるお客さんというのは、色恋営業の結果としてそうなってしまうだけではなく、風俗嬢は色恋営業をしているつもりはなく、普通に接客しているだけだったのに、勘違いしてストーカーになってしまったというケースも少なくないのです。
ですから、上記のような傾向のお客さんについたならば、お客さんを勘違いさせないように気を付けて、危ないと感じたならばスタッフに相談して指名NGにしてもらった方が安全です。
まとめ
色恋営業・恋人接客は、お客さんにも自分のことを好きになってもらい、お店に来る頻度や使ってもらえる金額を増やしていくために、非常に効果的な方法です。
また、最近増えている「風俗嬢と出会いを求めるお客さん」や、「恋人気分に浸りたいお客さん」への満足度を高める、トレンドに則ったやり方でもあります。
皆さんも、本稿で紹介したテクニックを使って、恋人接客を実践してみることをおすすめします。
ただし、その際にはお客さんの性質を十分に観察しておき、ストーカーになりそうなお客さんは避けるように気を付けてください。
恋人接客をすべきお客さんをきちんと見分けて実践できれば、稼ぎを伸ばすためにきっと役立ってくれることと思います。