一人暮らしをしている風俗嬢が、物件選びをする時には、特殊な要因を考慮する必要があります。
通常の物件選びならば、駅からの距離、家賃、設備、防犯性、周辺環境などから選んでいくのですが、風俗嬢の場合には安全性を特に考慮し、お店からある程度の距離を取った方が好ましいのです。
本稿では、風俗嬢の物件選びにおける、お店との距離を考えていきます。
物件選びはどうしてる?
風俗嬢として働いている女性は、実家から通って働く場合もあるとは思いますが、多くの風俗嬢は一人暮らしをしていると思います。
実家から通うことは、親バレのリスクが高いですから、一人暮らしが必然的に多くなります。
また、地方から東京に出て来たところ、想像以上の生活の厳しさから風俗嬢になるというケースも多いですが、その場合にも一人暮らしです。
また、地方から上京してきて風俗嬢になる場合には、風俗店の寮に入ったり、審査の緩いウィークリーマンションやマンスリーマンションに住むケースも良くあります。
この場合も一人暮らしです。
風俗嬢が一人暮らしをする物件を選ぶとき、皆さんは何を基準に選んでいるでしょうか。
多くの人は、家賃、敷金・礼金などといったお金の面、あるいは築年数、間取り、設備、防犯性、周辺環境といった住環境の面で選んでいる人が多いと思います。
もちろん、住む場所にかかる固定費用がいくらであるか、どれくらい便利な生活が可能かといった要素は、非常に重要です。
しかしながら、忘れてはならない大切な視点があります。
それは、お店からの距離がどれくらいかという問題です。
普通の仕事をしているならば、職場から近ければ近いほど、通勤が楽なので便利です。
しかし、風俗嬢はお店から近すぎるとトラブルになる可能性がありますから、近すぎるのは問題なのです。
近すぎるのはマズい
では、お店に近すぎると、どんな問題が起こるのでしょうか。
大きな問題としては、以下のようなものが挙げられます。
お客さんに遭ってしまう
多くの風俗店は繁華街にあるものですから、住んでいる場所がお店に近いということは、繁華街に近いということでもあります。
そのため、お店に近い場所に住んでいると、お客さんに遭ってしまう可能性が高くなります。
頻繁に遭ってしまうと、「この近所に住んでいるのでは?」とバレてしまうことがあります。
お店から遠い場所で会うだけならば、他人の空似と思われることも多く、大した問題にはならないでしょう。
しかし、風俗店から近くなると、「あのお店のあの子」と認識されてしまいます。
その情報は、風俗関連の掲示板などに、「○○の近所でよくあの子を見かけた」「俺もあの辺で見かけたことあるよ」などと噂になれば、特定される危険性が高くなります。
ストーカーのリスク
お店から近い場所に住んでいると、ストーカーのリスクが高まります。
お客さんがストーカーになった場合、お店の近くで待ち伏せ、家まで尾行してくることがあるのですが、お店から近ければすぐに家を特定されてしまうことになります。
また、上記のようにお客さんに遭ってしまい、噂になる危険性を考えると、これもストーカーリスクを高める要因になるといってよいでしょう。
治安が悪い
上記の通り、風俗店は繁華街にあり、治安はあまりよくありません。
出勤しているときは良いのですが、出勤していないときにその街ですごすのは、あまりよくないことが多いです。
暇つぶしに街に出れば散財につながりますし、第一落ち着かないという人も多いでしょう。
もちろん、夜中の一人歩きも物騒になります。
風俗嬢は、働く街と住む街は別々の方が好ましいのです。
近所の目がある
風俗嬢は、昼に出勤している人はあまり多くなく、夕方から夜中にかけて働く人が多いでしょう。
そうなると、「どんな仕事をしているのだろうか?」と近所の人から怪しまれることがあります。
それが、普通のエリアに住んでいるならば、一般の仕事の夜勤だという解釈も可能なのですが、風俗街から近ければ風俗嬢であると思われることが多くなります。
それをきっかけに、住みづらくなることもあるかもしれません。
地方と都会で異なること
もっとも、お店の近くに住んだ時に何が困るかということは、地方と都会で随分と異なります。
都会の場合
都会の場合には、上記のデメリットのように、お客さんと会ってしまうことや、ストーカー対策のために、「お店からどれくらい離れていれば、お客さんに会わずに済むか?ストーカーリスクを下げられるか?」という基準で選ぶべきです。
繁華街から距離をとり、ストーカーリスクも下げるためには、程よく遠い距離、例えば3~4㎞くらいは離れていた方が良いでしょう。
タクシー料金にすると、1000~1500円くらいの距離です。
地方の場合
しかし地方では、田舎であればあるほど、良くも悪くも他人のことを気にかける風潮がありますから、身バレの可能性が高まります。
自分は相手のことを知らなくても、親の知り合いや兄弟の知り合い、近所の人などが自分のことを知っている場合があります。
また、地方は風俗店の絶対数が都会に比べて少ないものですから、思いがけず自分のことを知っている人がお客さんになることがあります。
そうなると、他人に関心がある人が多い田舎では、すぐにうわさ話になって、親や兄弟にまで知られてしまう可能性があります。
したがって、地方ではお店との距離を取るにあたり、「お店からどれくらい離れていれば身バレしないか?」ということを考える必要があります。
具体的には、隣の県の繁華街に出稼ぎに行くという方法があります。
筆者の知り合いの風俗嬢も、歌舞伎町の風俗店に勤務していますが、住んでいるのは栃木県です。
片道1時間半くらいかかるそうですが、身バレよりもずっとマシだといっていました。
もちろん、肉体労働である風俗嬢において、身バレ対策とはいえ、通勤で疲れてしまうのは良くないことです。
出勤が辛くなれば、モチベーションが下がってしまい、当日欠勤を繰り返すことになるかもしれません。
また、自分の時間もなくなってしまいます。
したがって、地方在住の風俗嬢は、自分の体力や時間と相談しながら、無理なく通えて、地元からもそれなりに距離があるお店で働くのが良いでしょう。
まとめ
お店の近くに住めば便利そうですが、実際には色々なデメリットがあるので、それなりの距離を置いておくべきです。
また、都会と地方によってデメリットが異なり、取るべき距離も変わります。
したがって、皆さんがどこに住み、どこで働くのかによって、お店と置くべき距離は変わってきます。
ぜひ、物件探しの際にはこのような考え方によって、安全を確保してほしいと思います。