なぜ風俗の仕事を?風俗嬢の本音と建前

風俗嬢は、本音と建前を使い分けて働いています。

インタビューを受けるときに本音をさらけ出してしまうことはありませんし、お客さんとの接客の際に色々な会話をする中でも、本音をさらけ出すことはありません。

それは、ひとえにお客さんの夢を壊さないためです。

本稿では、このような風俗嬢の本音と建前に迫っていきます。

風俗嬢の本音と建前

風俗嬢の本音と建前

風俗嬢が風俗嬢になると決意する理由には、色々なものがあります。

決意するというほどの気持ちはなく、軽い気持ちで風俗嬢になる女性もいれば、もっと重苦しい思いを抱えて風俗嬢になる女性もいます。

もちろん、一昔前に比べれば、「重苦しさ」にもかなりの違いが出てきているようですが。

さて、私のように多くの風俗嬢にインタビューをしてきた人間は、風俗嬢の事情を人よりも良く知っているという自負があります。

インタビューには記事にできる内容のものもあれば、「これはちょっと記事にはできないな・・・」と思うものもあります。

つまり、インタビューを通して風俗嬢の本音と建前を知るのですが、その辺を曖昧にしながら記事にすることも多いのです。

本音と建前を比較するのもなかなか楽しいものです。

風俗嬢の本音と建前

風俗嬢の本音と建前が最も顕著に表れる質問はどんなものなのかといえば、ズバリ

「あなたは、どうして風俗のお仕事を始めたのですか?」

という質問です。

なぜ本音と建前が出てくるのかと言えば、この質問に答えて記事になった時、お客さんからどのように思われるかを意識してしまうからです。

それを意識してしまうと、回答は建前のものとなってしまいます。

つまり、掲載されたときにお客さんにウケる「掲載用の回答」をスタッフと事前に相談して決めておき、インタビューの際に使うようにするのです。

もっとも、この時の回答は完全なる作り話ということもありますが、完全な作り話だと気が引けるのか、本音を変換しながら回答を作ることが多いようです。

風俗嬢の本音と建前

ちなみに、私はAV女優のインタビューに関する記事も手掛けることがあるのですが、AV女優は不特定多数の男性ファンから支持されるアイドル的存在ですから、インタビューでは完全な作り話を話すということも少なくありません。

このように、風俗嬢もAV女優も建前でインタビューに答えることが良くあります。

しかし、建前は嘘だからといって、必ずしも悪と考える必要はありません。

建前は確かに嘘と言えばウソですが、人間関係を円滑にするために必要不可欠なものでもあるからです。

本音だけで生きていけば、色々な人を傷つけてしまうこともあります。

風俗嬢の本音と建前

風俗に遊びに来るお客さんは、楽しい時間を過ごしたいと思っています。

女の子と付き合ったことがないブサメン、仕事が見つからずに鬱屈した思いを抱えているフリーター、うだつの上がらないサラリーマンなど、社会的には女性から見向きもされないような男性でも、風俗店ではキレイな女性とエッチなことができます。

そんな夢のような時間を過ごしたいと思って風俗に来ているのですから、お客さんが喜ぶように建前のプロフィールを用意することはとても大切なことなのです。

つまり、風俗嬢がお客さんに対して用意している建前は、お客さんがより楽しめるように、お客さんの夢を壊さないように作っているものであり、悪いものではないのです。

 

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建前の例

風俗嬢の本音と建前

では、建前の回答にはどのようなものがあるのでしょうか。

よくある例をいくつか見ていきましょう。

例えば、ある風俗嬢は「お金が必要だった」という本音を持っているとしましょう。

しかし、お金のことを全面に押し出してしまうと、あまり良いイメージを抱かないお客さんも多いものです。

一口にお金と言っても、過去に失敗をして借金を負ったのかもしれませんし、ホスト通いをしているのかもしれませんし、色々な思惑を呼んで悪いイメージに傾くことも多いのです。

そこで、建前として「将来、ネイルサロンをやりたいと思っているから、そのためにお金を貯めたくてやっています」などという回答に変換するというわけです。

風俗嬢の本音と建前

お金が欲しいことに変わりはありませんが、内容を建設的なものに変換することで、お客さんに対するイメージをよくするのです。

お客さんにしても、このような回答を見れば「この子は夢のために頑張っているんだな」と思うことでしょうし、「応援してあげよう」、「もっと指名してあげようという」という気持ちにもなるのです。

同じようなパターンとしては、「実家が貧乏だから、自分で学費を稼がなきゃならないんです」というような回答もあります。

娘と父親くらい年の差があるお客さんならば、けなげだと感じて応援してくれるはずです。

ベタではありますが、苦労話にホロリとくる男性は案外たくさんいます。

風俗嬢の本音と建前

一番いけないのは、散財すると捉えられるような内容です。

もし本音がそうであるならば、特に建前でカバーしなければなりません。

例えば「ホストに通うお金が欲しいの」、「ブランド品がたくさん欲しいのよね」などという回答をしてしまえば、お客さんは引いてしまいます。

それも当然のことで、自分の払ったお金がホストの懐に入ったりブランド品に変わったりすると思えば、あまりいい気分はしないでしょう。

それよりも、「病気の母親の治療費」とか、「将来お店を開きたいから」とか、「学校に通いたいから」とかの理由の方が、お客さんは喜んでお金を使ってくれます。

風俗通いは世間的に見て、少なくとも良い風には捉われない遊びですから、お客さんも後ろめたく感じていることが多いものです。

風俗嬢の本音と建前

しかし、風俗嬢を始めた理由として苦労話を聞き、「この子に協力するためだ」と風俗通いを自分で肯定できる理由が見つかれば、うしろめたさも軽減されます。

だからこそ、苦労話を建前にするのが良いのです。

 

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本音の例

風俗嬢の本音と建前

風俗嬢が本音で質問に答えたならば、やはり一番多いのはお金です。

借金の返済、買い物依存、彼氏を養うため、ホストに注ぎ込むためなどという理由は多いものです。

その次に多い理由は、「なんとなく」とか、「友達に紹介された」というものです。

何もすることがなくてぶらぶらしていたものの、何かしなければいけないなと漠然と思い、しかし何もしたいことがなく、ならばとりあえずお金を稼いでおこうかと思って、自分からあるいは友達に誘われて風俗嬢になるのです。

「なんとなく」などの理由も、お客さんからなかなかウケが良いものですなぜならば、ノリの軽さが今時の素人娘といった感じがするからです。

風俗嬢の本音と建前

その他、「キャバ嬢をやってたけど、嫌になって」という理由もよく見られます。

風俗嬢から風俗嬢というよりは、キャバ嬢から風俗嬢と言う理由であるほうがお客さんにはウケます。

なぜならば、お客さんの中には過去にキャバ嬢を口説こうとしてお金をたくさん使ったものの口説けず、苦い思いをした人もいるからです。

しかし、キャバ嬢から風俗嬢になってしまえば口説くことなく抱けるわけですから、そのようなお客さんの征服感を満たすことになるのです。

 

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おすすめの建前

風俗嬢の本音と建前

以上のように、風俗を始める理由には色々なものがありますが、お客さんが喜ぶように建前を大切にします。

お金のためということは、お客さんの夢を壊さないために避けるのが無難です。

苦労話を付け加えて建前にすることもありますが、お金以外にも風俗嬢たちが実際に使っている建前は色々なものがあります。

「エッチなことに興味があったから」

風俗嬢の本音と建前

この建前は、お客さんをそそります。

これを聞くと、お客さんは「エッチな子だな」と興奮することができるからです。

しかし、「エッチが大好きだから」といった理由は、却って引かれてしまうことがあるので気を付けたいものです。

「癒してあげたいから」

風俗嬢の本音と建前

癒し系のルックスの風俗嬢ならば、このような建前はかなり有効でしょう。

また、お客さんの多くは単に射精したいというのではなく、風俗嬢から癒されたいと思って風俗を利用しています。

だからこそ、癒したいという理由から風俗嬢になっていると知れば、かなり魅力的に感じるのです。

「色々な経験をしたいから」

風俗嬢の本音と建前

このような好奇心旺盛な態度を建前とする例は多く見られます。

AV女優のインタビューを見ても、好奇心を理由としていることは多いものです。

好奇心旺盛でいろんな経験をしてきたという建前が、お客さんの妄想や夢をかきたてるのです。

「オジサンが好きだけど出会いがないから」

風俗嬢の本音と建前

これも有効な建前です。

風俗の利用者は30~40代の男性が多いからです。

普段は若い子と全く縁がなく自信を無くしてしまったオジサンたちは、若い風俗嬢とエッチなことをするにしてもどこか自信のなさが表れていることがあるものです。

しかし、オジサン好きを公言している風俗嬢ならば自分でも楽しめるかもしれないと思い、期待することになります。

以上の理由の多くは、お店のスタッフと風俗嬢が話し合いをして作り上げる建前です。

風俗嬢自身も積極的に考えてよいものですが、風俗嬢は自分で自分のキャラクターを正確に把握できていないことも多いものです。

しかし、お店の店長やスタッフは今まで何百人、あるいはそれ以上の女の子を見てきており、キャラクターの把握眼には素晴らしいものがあります。

風俗嬢の本音と建前

だからこそ、スタッフと話し合うことでキャラクターを把握し、そのうえで適切な建前を用意するのです。

例えば、初めて風俗嬢をやるウブな女性が「エッチなことが大好きで」などという建前にしてしまうと不自然ですし、癒し系の子は「癒してあげたい」を建前にしなければもったいないのです。

このように、建前は男性の夢を壊さずに膨らませるためにあるものです。

皆さんも、インタビューはもちろんのこと、接客の際にはお客さんの夢を壊さないようにして見てください。

きっと指名アップにもつながってくるはずです。

 

 

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