普通の仕事では、当日欠勤はありえないことだとされています。
もちろん、体調面などから休むときは、どのような仕事でも当日欠勤になるわけですが、体調管理ができていないと思われることも多く、印象は良くありません。
当日欠勤を繰り返していると、すぐにクビになってしまいます。
しかし、風俗では当日欠勤を繰り返しても大丈夫だという印象があります。
これは、実際のところどうなのでしょうか。
当日欠勤をする風俗嬢は多い
結論から言うと、当日欠勤をする風俗嬢は多いです。
お店としても、当日欠勤が多いからと言って、辞めさせるようなことはありません。
風俗嬢になる女性は、もともと、訳アリな女の子が多いものです。
そのため、一般的な仕事と比べると当日欠勤が増えるのも仕方のないことで、一般的な感覚で「当日欠勤するなんてありえない!」と怒っても仕方ないのです。
お店は、そのことをよくわかっています。
たとえ当日欠勤が多い風俗嬢でも、在籍してくれるだけでいいのです。
もちろん、真面目に出勤してくれるに越したことはないのですが、お店としてはなるべく長く在籍してくれるのが一番です。
辞めさせてしまうと、その風俗嬢についていた指名客も離れていくことになりますし、ホームページの「女の子一覧」のボリュームも減ってしまいます。
新しい風俗嬢を募集するための求人広告費もかかってしまいます。
だからこそ、当日欠勤くらいで辞めさせることはないのです。
私の知り合いの風俗店店長に、「当日欠勤って多い?」と聞いた時も、
「多いよ。でもいいんだよ。とりあえず来てくれるだけで上出来。当日欠勤になっても、仕方ないかなってくらいの感じだよ」
と言っていました。
当日欠勤をする理由
当日欠勤が許されることは、風俗嬢にとってありがたいことです。
当日欠勤がゆるされることによって、訳アリの女性でも働きやすいからです。
とはいえ、当日欠勤をする理由は、訳アリでそうなってしまう場合と、気まぐれでそうなってしまう場合とがあります。
訳アリの場合
訳アリで当日欠勤をするとき、その“訳”は色々です。
子供や親の面倒を見るため
例えば、小さな子供のいるシングルマザーだと、子供が急に熱を出すことがありますから、当日欠勤が多くなります。
親の介護をしている場合も、当日欠勤を強いられる場合が少なくないでしょう。
持病がある
持病がある女性にとっても、当日欠勤ができるのはありがたい仕組みです。
特に持病で多いのは、鬱などの精神的な病気です。
そのような精神疾患を持っている人は、その日の気分の波によって、どうしても家から出られなくなることもあるため、当日欠勤をしなければならないことが多く、普通の仕事がなかなか務まりません。
その他の体調的な理由
一般の仕事と同じく、風邪などで体調がすぐれないときも、当日欠勤の理由になります。
熱が出ている時は免疫力が落ちますから、それによって感染症のリスクも高まります。
また、お客さんとキスをすることで、風邪をうつしてしまうこともあるでしょう。
生理も、当日欠勤の理由になります。
生理が予定よりも早く来てしまった場合などは、当日欠勤をすることになりますし、生理前でイライラしてしまっている時なども、接客のクオリティを下げるよりは、休んでしまった方が良い場合もあります。
このほか、たくさんの指名に答えていると、アソコが痛くなってしまうこともあります。その場合にも、当日欠勤の理由となります。
気まぐれの場合
もちろん、子供や親の世話、あるいは病気や体調のために当日欠勤する風俗嬢よりも、不真面目な理由から当日欠勤する風俗嬢も多いです。
例えば、
なんとなく行きたくない
友達と遊ぶことになった
雨が降っているから外に出たくない
タクシーが拾えなかった
化粧のノリが悪い
などの理由です。
やむを得ない理由での当日欠勤よりも、このような理由の方が多いです。
また、寝坊してしまってそのまま当日欠勤に至る場合もありますし、
この前の出勤で結構稼げたから
といった理由もあります。
お金に困れば出勤するけれども、それ以外の時はできるだけのんびりしていたいという風俗嬢は、案外多いものです。
このほか、売れっ子風俗嬢特有の理由で、当日欠勤してしまうこともあります。
お客さんからたくさんの予約が入っていると、プレッシャーに感じて休んでしまう場合があるのです。
以上のように、気分的な理由から当日欠勤することが少なくありません。
もちろん、このような不真面目な理由で当日欠勤した場合にも、クビにはなりません。
お店は真面目さを重視していない
このことから、お店は風俗嬢の真面目さを、それほど重視していないことが分かると思います。
もちろん、真面目ならばそれに越したことはないのですが、「真面目な方がいい」という考え方があると、真面目ではない多くの風俗嬢を「好ましくない」と考えることにつながりますから、お店は基本的にそういう考え方をしていません。
お店にとって重要なのは、「真面目か不真面目か」ではなく、「お客さんの指名をとれるかどうか」です。
ぶっちゃけていうと、「指名がもらえない真面目な風俗嬢」よりも、「当日欠勤もあるけれど、指名をとれる風俗嬢」のほうがお店にとってはずっと良いのです。
お客さんが予約を入れているのに、当日欠勤をするとお客さんが怒ってしまうこともあるため、やはり当日欠勤はしないほうがいいのですが、もし当日欠勤になったとしても、お客さんはキャンセルせずに、他の風俗嬢に流れることも多いのです。
なにしろ、予約した時点で、お客さんは「よし、今日は風俗で羽を伸ばすぞ!」という気持ちになっており、心はすでに風俗モードですから、予約が流れても別の女の子を指名します。
そして、次回は再びお気に入りの子に予約を入れます。
指名を取れない子が接客すると、お客さんはそのお店を二度と利用しなくなることもあるのですが、指名を取れる子ならばこのような形でお店に貢献できるのです。
だからこそ、指名を取れない真面目な風俗嬢よりも、指名が取れる不真面目な風俗嬢のほうが良いのです。
当日欠勤をしたい?理由はどう伝える?
子供が熱を出した、介護している親の調子が悪い、風邪をひいてしまった・・・などの本当に休むべき理由があるならば、当日欠勤は全く問題ありません。
お店に電話をして、それを伝えればよいだけです。
しかし、気まぐれによって当日欠勤をする場合には、それなりの理由が必要です。
ならば何と伝えるのかというと、おそらく皆さんも真っ先に思い浮かぶことでしょうが、体調を理由にすることが多いようです。
頭痛がひどい、気分が悪い、熱が出てしまったなど、何でもいいと思うのですが、「生理が来てしまった」という言い訳は避けましょう。
本当に生理が来た時、言い訳がしにくくなるからです。
また、性病を理由にするのもいいでしょう。
お店としては、性病にかかっている風俗嬢を出勤させるわけにはいきませんから、休ませるのが普通です。
その際に便利なのが「カンジダ」です。
カンジダは治るまでが非常に早い性病ですから、すぐにまた出勤できるようになります。
市販の錠剤でも治る病気ですから、病院に行った証拠を求められることもありません。
まとめ
本稿で述べた通り、お店は当日欠勤をしても、叱ったり、干したりすることは基本的にはありません。
しかし、叱ってくることはないにしても、あまり当日欠勤が多すぎると、干されてしまう可能性はあります。
これは当然のことです。
当日欠勤をしない風俗嬢の方が接客をこなせるので、フリー客をつけるならば、指名を取れて真面目な風俗嬢につけたほうが、お店の売上につながるからです。
また、お客さんとしても、よく出勤をしている風俗嬢ならば、「この子は週に〇日は出勤しているみたいだから、今度利用してみよう」などと思うことがあります。
したがって、やはり大きく稼いでいくためには、当日欠勤はできるだけしないことが大切です。
当日欠勤は、なにか休んだ方が良い理由がある時だけにしておいて、できるだけ出勤したほうが良いといえるでしょう。