どのような女性でも風俗嬢になる時代だといわれるようになりました。
しかし、やはり風俗嬢になる女性もいればならない女性もいるわけで、風俗嬢と一般女性はどこかにはきりとした違いがあるものと思います。
では、その違いとはどこにあるのでしょうか?
風俗嬢は一般化しつつあるが・・・
今の時代、どのような女性でも風俗嬢になる時代です。
女性の貧困が深刻化しつつあり、生活のために高収入な仕事を求める女性は多いです。
そして、スマホで検索すれば、女性の高収入アルバイトの求人情報はいくらでも出てきます。
また、社会の価値観は大きく変化しています。
今や、AV女優が地上波のバラエティ番組で活躍しており、広い層から支持を得ています。
性を売りにすることに対する蔑視は、確実に軽くなっています。
女性の貧困、風俗情報の蔓延、価値観の変化などが相俟って、風俗嬢になって性を売りにすることが、確実に身近なことになりつつあります。
一昔前までは、お金を必要とした時にも、風俗嬢になるのは最終手段でした。
それこそ、清水の舞台から飛び降りる気持ちで風俗業界に入っていたものです。
しかし最近では、全く抵抗なくという人は少ないでしょうが、比較的手軽に風俗嬢になる女性が増えました。
筆者が風俗嬢に調査していく中でも、普通の女性っぽい女性が風俗嬢をやっているケースが非常に多いことが分かりました。
それでも、やはり風俗嬢は特殊な仕事です。
いくら風俗嬢と言う仕事が一般化しつつあるとはいっても、所詮は「マシになった」というレベルの話であって、特殊な仕事ですから、完全に一般化することはないでしょう。
普通の女性が風俗嬢になる機会が増えているとはいっても、やはり風俗業界の特殊性は厳然として存在しており、風俗嬢をやっている女性と、一般の仕事についている女性を、まったく同じものとしてみることはできないでしょう。
風俗嬢と一般女性の違いはどこにあるのか、それを風俗嬢はどのように考えているのかを調査してみると、参考になる意見が多々見られました。
風俗嬢が考える、風俗嬢と一般女性の違いについてまとめていきます。
運が違う
運だね。
運と思う。
運だな。
まず見られたのが、風俗嬢と一般女性は運が違うという意見です。
自分で選んだのだから、運は関係ないのでは?
という意見もありましたが、それに対して、
風俗で働くという選択に至るには色々な人からの影響や自分の置かれた状況から受けた結果だろうから、そうゆう巡り合わせはやはり運と言わざるを得ない。
との回答もあり、実に考えさせられる内容です。
運が悪いと言える実例1
例えば、風俗嬢として非常に多いのは、シングルマザーです。
シングルマザーは、最初からシングルマザーになる予定で結婚し、出産したわけではありません。
しかし、不幸にして家庭内不和やその他の理由で離婚に至ったのです。
生涯添い遂げられる人と結婚できるか、離婚の危険がある人と結婚してしまうのか、それは結婚前からわかることではありません。
誰もが、生涯添い遂げることを誓って結婚するのですが、結果的には離婚してしまうこともあります。
相手とどこかですれ違いが生じ、離婚に至るのは、運が悪いという見方もできるでしょう。
運悪く離婚してしまった女性は、女手一つで子供を育てていく必要があります。
親などから支援を受けて、何とか昼の仕事についたとしても、生活はぎりぎりでしょう。
周囲からの支援を受けられない環境にあるならば、それも運が悪いといえます。
運悪く離婚し、運悪く周囲からの支援を受けられなかった女性が、不本意ながらもお金のために風俗嬢になるならば、それは運の悪いことが重なった結果であり、風俗嬢と一般女性の違いは運の違いにあるという見方が成り立ちます。
運が悪いと言える実例2
最近増えている風俗嬢が、女子大生風俗嬢です。
女子大生の中には、親の世代の貧困を理由に学費を出してもらうことができず、自分で働きながら学費と生活費を稼ぎ、学業にいそしむ人もいます。
そのような人が、普通のアルバイトで稼ごうと思えば、かなりバイトに精を出さなければ学費と生活費の両方を捻出することは難しく、学業が疎かになりがちです。
だからこそ、短時間で稼ぎ、学業にいそしむ時間も確保できるように、風俗で働く女子大生が増えているのです。
子供は、生まれる家庭を選ぶことはできません。
親も、不幸にして貧困に陥っています。
親世代が運悪く貧困に陥ったこと、運悪くその家庭で大学へ進学することになったこと、その結果として不本意ながらもお金のために風俗嬢になったことなどを考えれば、運の違いが風俗嬢と一般女性の違いだという見方が成り立ちます。
お金に対する認識の違い
お金は好きなのはみな一緒。
金の為にどこまでやれるか?に差がある。
性をお金に替えれるかどうかの違い。
痴漢に遇った時、『怖かった。心が傷ついた!許せない』って反応か、『タダで触りやがって、金払えよバカ野郎』ってなるかの違いだと思う。
セックスして金もらうかもらわないかだな。
女の尊厳を切り売りして金に変えられるかそうでないかじゃないかな。
金が全てか他も必要か。
お金のために嫌悪感を感じる様な男と関係を持てるか否かだよ。
素人時代は口もきかない様な奴とプレイ出来る様になる。
最も多く見られたのが、お金のためにどこまでできるかということです。
一般的な感覚で言えば、お金のために性を売り物にすることは、できればしたくないことです。
しかし、お金のためにそれができるのが、風俗嬢だということです。
より具体的には、一般的な接客で得られる風俗嬢の給料は8000~9000円くらい(60分15000円のお店でバック率50~60%の場合)ですから、そのお金のために知らない男性や嫌悪感を抱く男性、プライベートならば絶対に関係を持たない男性とエッチなことができるかどうかということです。
極端な話、1000万円積むからエッチなことをしようと持ち掛けられれば、多くの女性が受け入れることと思います。
その意味では、風俗嬢だけではなく一般女性も、お金のためならばエッチなことをすると言えます。
したがって、あくまでも「1回1万円弱くらいのお金のために」という条件付きで考えるべきです。
もっと言うならば、「金がすべてか他も必要か」というコメントにある通り、風俗嬢になることによって生じる様々なデメリットを、お金のためと言う一点で受け入れられるかということでしょう。
風俗嬢になると、色々なデメリットが生じます。
- 親や兄弟、友人などには風俗嬢であることを隠して働き、バレるリスクを背負っています。
- もしバレてしまったら、人間関係が大きく悪化してしまうことでしょう。
- 女性としての尊厳を失ったと感じる女性も多く、精神的に不調をきたし、いわゆるメンヘラになってしまう女性も多いです。
- 風俗嬢になったことで性病のリスクが高まることなどは、言わずもがなです。
- 体を売ればお金を簡単に得られることから、金銭感覚や労働への価値観が大きく変わり、一般社会への復帰が難しくなることもあります。
このように、たくさんのデメリットがあり、一方でその対価は非常に大きなお金となって帰ってくるのが風俗嬢という仕事なのです。
「金が全て」と思える女性は、これらのデメリットを受け入れて風俗嬢になることができます。
「他も必要」と考える女性は、これらのデメリットを受け入れられず、風俗嬢にはなれません。
精神性が違う
精神の強さ。
金次第で汚いこともできるのが本当の精神の強さ。
次に、風俗嬢は一般女性よりも精神が強いという意見が見られました。
普通ならば到底受け入れられないことも、お金次第で受け入れることができる強さがあるというのです。
確かに、子供の養育のために風俗嬢になり、したくないこともしながらお金を稼いでいるシングルマザーは、強い存在だといえるでしょう。
女子大生にしてもそうです。
貧困状態にある親を頼らず、学業との両立のために風俗嬢になっているのですから、やはり強い女性だと言えます。
しかし一方で、
真逆だと思う。
精神の脆さ。
弱すぎて売春に逃げてるのが風俗嬢。
という意見もありました。
これもまた真実だと思います。
風俗嬢になれば、嫌なことはたくさんありますが、それを柳のように受け入れ受け流す精神を持っている女性ならば、ともかくお金を稼ぐことができます。
若さやルックス・スタイルの良ささえあれば、それほど頭を使って接客せずとも稼げるケースも多いです。
そのような場合、一般の仕事に就くよりも、ある意味ではラクに稼ぐことができます。
だからこそ、厳しい一般社会で働けない、精神が弱い女性が風俗嬢になるのだという意見です。
これらの意見は、どちらも真実だろうと思います。
精神の強さを発揮して風俗嬢で稼ぐ女性もいれば、精神の弱さから風俗に逃げて稼ぐ女性もいるのです。
前者の場合は一般女性よりも精神が強く、後者の場合は一般女性よりも精神が弱いという点で、一般女性との違いが見て取れます。
まとめ
風俗嬢と一般女性の違いは、風俗嬢自身が語るように、運、お金への認識、精神に違いがあるのは間違いないでしょう。
そこに違いがあるからと言って、風俗嬢と一般女性のどちらが良いとか、悪いとかいうわけではありません。
しかし、これから風俗嬢になろうか迷っている女性の中には、「風俗嬢ってどんな人たち?普通の女の子とどう違うの?」などと疑問を持っている人もいることでしょう。
本稿が、そのような女性にヒントになれば幸いです。