デリヘルでは、お客さんのもとに派遣されてサービスを行います。
当然ながら、お客さんの自宅に派遣されることもあります。
お客さんの自宅に派遣されるとなると、やはり「どんな部屋だろう?」という疑問や不安が付きまとうものです。
特に、これからデリヘル嬢になることを考えている女性には、興味深い問題だと思います。
そこで本稿では、デリヘルの自宅派遣の実態に迫っていきたいと思います。
デリヘルの自宅派遣
デリヘルとは、デリバリーヘルスの略であり、お客さんのところに風俗嬢を派遣する風俗店です。
お客さんがいるところならばどこでもというわけではありませんが、ビジネスホテル、ラブホテル、旅館、自宅など、色々なところに派遣しています。
ホテルや旅館といった場所ならば、あくまでの宿泊施設であってお客さんのテリトリーではありませんから、なんとなく安心感があります。
特にラブホなどは、お客さんに性的サービスをするために派遣されているという実感があります。
しかし、お客さんの自宅となると、随分感じが違ってきます。
何しろ、派遣されるお客さんがどんな人かわからないことも多いですから、どんな家なのだろうか、清潔だろうかといった不安があります。
また、完全にお客さんのテリトリーですから、乱暴なことをされないだろうかといった不安もありますし、なんとなく仕事と割り切れないと感じる風俗嬢もいます。
風俗嬢が派遣される自宅にはどんなものがあるのだろう?そう思って色々調べてみたのですが、まとまった記事は見つかりませんでした。
しかし、風俗嬢の掲示板を見てみると、自宅派遣に関する情報が色々得られました。
そこで本稿では、自宅派遣に関する情報をまとめていくこととします。
汚いことは覚悟すべし
まず、自宅派遣が良いか悪いか、風俗嬢にとって嬉しいかどうかというと、嬉しくないケースの方が圧倒的に多いようです。
まず、自宅派遣をするお客さんには二種類のお客さんがいます。
それは、
- ホテル代を節約したい貧乏なお客さん
- 自宅で悠々と遊びたいリッチなお客さん
の二種類です。
格差社会の昨今、貧乏な人とお金持ちの比率を見てみれば、貧乏な人のほうが圧倒的に多いのが現実です。
つまり、デリヘルを自宅に呼ぶお客さんの多くは、貧乏な傾向があるということです。
実際、風俗嬢の声にも、
タワマンに住んでる人間は、たいてい金使ってホテルに呼ぶよ。
貧乏性の小汚いのが自宅に呼ぶ。
貧乏人はデリ呼ぶ為に無理してひとり暮らししてる奴多いからね。
といった声が多数みられます。
また、貧乏な人の一種のイメージとして、不潔・汚いというイメージがあります。
これは、一概には言えないものの、やはりそのような傾向が認められるのは間違いありません。
貧乏な人が不潔であると証拠づける統計データなどがあるわけではないのですが、ゴミ屋敷に住むお金持ちは想像しにくいでしょう。
自宅派遣を嫌悪されるほどに不潔な人というのは、少なくともお金持ちではなく、むしろ貧乏である可能性の方が高いのです。
お金は心に余裕をもたらすものですから、お金に余裕がなく、ホテル代をケチらなければならないお客さんは、心の余裕も掃除をする余裕もないのかもしれません。
風俗嬢の意見を聞いてみても、その傾向があることは明らかです。
風俗嬢の声を見ても、
自宅派遣で良いこと なし。
悪いことは汚い。
良かった事→なし。
悪かった事→汚い、動物飼ってて部屋の中毛だらけ。
といった声が目立ちます。
したがって、デリヘルで自宅派遣を受け入れる風俗嬢は、部屋が汚いお客さんの自宅に呼ばれることもあるのだと、覚悟をして働く必要があります。
汚い部屋とはどんな部屋?
しかし、汚い部屋で働くことを覚悟するべきと言われても、具体例がなければピンとこないでしょう。
そこで、風俗嬢たちが遭遇した酷い部屋の事例をいくつか見てみましょう。
とにかく汚い部屋
レオパレスで、壁薄いだろうな~とか思いながら行ったら、玄関の靴脱ぐ所にチラシやら公共料金の封筒やらが散らばり、廊下も部屋もそんな感じ。
汚いせんべい布団、床下にはパンツやら靴下やら缶ビールの空き缶やらホコリは雪みたいに端っこに積もってた。
80分、地獄だった。
床にゴミだらけ、ほこりだらけの部屋では、当然ながらプレイする風呂や布団も不潔になっていることでしょう。
そこで裸になり、プレイをしなければならないのです。
風呂場が汚い
ユニットバスでトイレにウンチこびりつき、ワンルームで洗ってあるのか?これから洗う物なのかスーパーのカゴに山の様にグチャグチャ、お風呂はカビだらけ~。
風呂場に黒カビの巣。
なんでミューズ使わないんだろ?殺菌力はこれが1番なのに、髪の毛や陰毛のついた石けんを渡された。
ボディソープの裏と湯船に湯垢がべったり、部屋にはTSUTAYAのAVと置きっぱなしのゴミ袋。
布団に寝転がるとき鳥肌立ったよ。
ヘルスでは、プレイの前提とした必ずシャワーを浴びます。
この時、風呂場がカビだらけ、ぬめりだらけ、石鹸が陰毛まみれといったことがよくあるようです。
また、ユニットバスのトイレがカビだらけ、うんこまみれ、詰まっているといった声も見られます。
このような属性のお客さんは、やはりお金持ちとは言えないでしょう。
お風呂が汚く、ユニットバスの家に住んでいるお金持ちなど、いたとしても天然記念物レベルです。
ゴミ捨て場の住人
部屋の中全体がゴミ捨て場みたいな奴もいたな。
超汚かった。
中には、ゴミ捨て場のような家に住んでいるという人もいます。
このような家ではとてもプレイできないでしょう。
人間が住む部屋じゃない
その場でNGにするぐらいの自宅は、やはり度を超えた汚さ、玄関開けた瞬間にすぐ閉めたくなるような人が住むべき家じゃなかったときですかね…。
昨日、自宅出張だったけど、人間の住む部屋じゃなかった。
トイレ詰まって、使えない。
異臭凄い。
お風呂は、カビはえてヌメリありまくり、布団もいつまで洗ってないの?ってきばんでるし、まず部屋ホコリだらけ、絶対に無理!即効帰った。
ゴミ捨て場のような部屋にしてもそうですが、とにかく人間の住む家ではないと思えるような場合には、すぐに帰ってしまった方が良いでしょう。
ゴキブリがいっぱい
ドア開けた瞬間に数匹のゴキがカサカサ。
電気とガス止められてて、仕方なく水シャワーを浴びて、ザラザラする布団にイン。
プレイ中もゴキがカサカサ。
壁が薄いから喋るな、声出すなって言われてインコールもヒソヒソ喋りで。
今までで一番最悪だった。
ダニにやられて痒くなるし。
ただでさえ、ほとんどの女性は虫が苦手です。
それがゴキブリであるとなれば、嫌悪感どころの話ではないでしょう。
それでも接客をしたというのがあっぱれですが、このような場合にも非常に不衛生ですから、本来ならば帰るべきです。
ヤバい部屋なら帰っていい
以上のように、ひどい部屋の住人から呼ばれることがあります。
とにかく汚い部屋に呼ばれることがあるのです。
特にゴミ捨て場のような部屋や、ゴキブリだらけの部屋など、まともな神経の人が住む場所ではありません。
資本主義社会の日本では、その人が生み出す価値にお金が支払われます。
まともな神経ではない人には社会的な価値は認められにくく、お金も支払われにくい構造ですから、やはりこれらの人々は貧乏である可能性が極めて高いと言ってよいでしょう。
貧乏なお客さんあるあるですが、とにかくガッツク、元を取ろうと乱暴になる、どさくさまぎれに挿入しようとしてくる、すぐにクレームをつけてくるなどの傾向があります。
このような汚い部屋でプレイをするのは、不潔ゆえのストレスだけではなく、そのような家に住んでいるお客さんはまともではないという、地雷客のリスクもあります。
ですから、派遣された自宅が、玄関から見てゴミだらけ、異臭がするなど、あまりにも不潔だとわかったら、すぐに帰って構いません。
お客さんはまともではありませんから、「車に忘れ物をした」などと言って一旦部屋から出て、お店に電話して事情を説明するのです。
そうすれば、お店からお客さんに電話をし「あまりにも不潔だと判断したため帰らせた」などの対応をしてくれます。
まだまだある!自宅派遣の大変さ
汚い部屋よりは随分マシですが、自宅派遣での嫌なエピソードは他にもあります。
それは、
- エアコンがない部屋だった
- お客さんが勘違いする
- 風俗嬢自身が割り切れない
- お客さんの部屋を汚して怒られた
などです。
エアコンがない部屋だった
汚い部屋ではないものの、非常に仕事しにくい部屋というケースも見られます。
特に多かったのが、エアコンがないという部屋です。
エアコンがない場合、冬ならばストーブなどでも代用が可能ですが、夏はそうもいきません。
扇風機を回していても室温は下がりませんから、やはりクーラーによって室温を下げていく必要があります。
しかし、クーラーがない家に派遣されたという声がしばしばみられます。
この夏クーラーない家に二軒行ったよ。
暑くていられないし、シャワー浴びても汗でびょびょ。
悪いけど超時短して帰ったよね。
客もよく熱中症になんないわ。
風俗代節約して、クーラーくらい買えよ、貧乏クソ客がぁ。
って本気で思ったわ。
最近自宅三軒行って、みんなクーラーなし。
なんなの?暑くて居られない。
風俗嬢は、肉体労働でもあります。
喘ぎ声などを対策するために、部屋の窓を閉め切っている可能性もありますし、クーラーをつけていない室内でプレイをすれば、汗だくになってしまうことでしょう。
化粧は崩れるでしょうし、それ以上に熱中症や脱水症状のリスクもあります。
高齢者がエアコン代を無理に節約したり、室温に鈍感になってクーラーをつけなかったことで、熱中症や脱水症状になってしまうことがありますが、風俗嬢の場合は色々なプレイをして汗をかくことになりますから、危険な行為だと言えます。
エアコンのない家で暮らしているというのも、やはりお金持ちのすることとは思えませんから、このようなお客さんにも問題があると思われます。
やはり、自宅派遣の際には、問題のあるお客さんが多いようです。
お客さんが勘違いをする
家だと、自分の女になったかのように勘違いする輩が多い!泊まってってとか、愛人なってとか。
風俗のお客さんは、ただでさえ勘違いをする人がいます。
本来、エッチな行為は恋人とするものという前提を持っていると、エッチなことをしたことで風俗嬢に恋をしてしまったり、相思相愛だと勘違いしたりするのです。
そのようなお客さんの自宅に派遣された場合には、もっとひどいことになるかもしれません。
というのも、ホテルでエッチなことをすれば、なんとなく風俗嬢からサービスを受けているような気になるのですが、自宅でエッチなことをすれば、彼女とエッチなことをしているような感覚になってしまう人もいるのです。
そのようなお客さんに遭遇すると、家に泊まりに来てほしい、愛人になって欲しいなど、おかしな勘違いをすることがあるようです。
店舗型風俗店を利用したり、ホテヘルを利用したりするよりも、自宅を利用するお客さんには、そのような人が多いと考えて良いと思います。
風俗嬢自身が割り切れない
何故か家行くと病む。
ホテルみたいに気持ちが割り切れない。
自宅に呼ぶと、お客さんが風俗嬢を自分の女だと勘違いしやすいように、風俗嬢も一種の錯覚に捉われます。
ホテルに出向いてサービスすれば、エッチな行為を仕事と割り切れるのですが、自宅に出向いてサービスをしたときには仕事と割り切れず、なんだかいけないことをしているような気分になるのです。
それで病んでしまうという風俗嬢もいるのですから、これも自宅派遣のデメリットと言えるでしょう。
お客さんの部屋を汚して怒られた
シーツにローションがちょこっとついただけでメチャクチャ怒ってその場で事務所にクレームの電話入れられた。
そんなに気になるならホテル使えばいいのに。
このコメントのお客さんは、相当神経質か、そうでなければ確信犯でしょう。
自宅を使っているだけに、風俗嬢が自宅を汚したとなれば、それはお店としても責任を取らなければならないことですから、敢えてキレてクレームを入れ、割引や無料にさせることを狙うのです。
そのようなお客さんばかりではありませんが、やはりお客さんの自宅に派遣されるのですから、お客さんの自宅を汚したり、物を壊してしまったりして怒らせてしまうリスクもあります。
また、お客さんが既婚者で、奥さんの留守中に呼ばれた場合などには、風俗嬢が来た痕跡を残してしまい、後にお客さんと奥さんがトラブルとなり、風俗嬢とお店を巻き込む問題になることもあります。
このように、お客さんの自宅を使うことによって問題も起こることも、自宅派遣が面倒な理由の一つです。
変な家ばかりではない
もっとも、あまりにも汚い部屋にいつも派遣されるというわけではありません。
かなり綺麗な部屋やそこそこ綺麗な部屋、普通の部屋、ちょっと汚ない部屋など、何の問題もなく仕事できる部屋は、汚すぎる部屋よりも圧倒的に多いのです。
したがって、多くの場合は普通の部屋に派遣されることになり、たまにめちゃくちゃ汚い部屋に派遣されると思っておくと良いでしょう。
多くの風俗嬢が汚い部屋に派遣されたと話すのは、そのインパクトが強すぎたから、ということもあるからです。
このことは、
家に呼ぶ位だから私の場合は殆どがキレイなマンション、家、アパートでした。
一度だけ、ものすごく汚い6畳一間みたいなとこに呼ばれ最悪でした。
経営してる建設屋の従業員用仮眠室みたいな部屋から、家政婦に掃除洗濯させてる生活臭ゼロのタワマン最上階までなんでもあるよ。
といった発言からも分かります。
また、極端に汚い部屋のお客さんがいるように、極端にきれいな部屋のお客さんもいます。
前にとんでもなく綺麗な風呂場のお客さんいたよ。
カビなんて1つもない。
鏡もピカピカ。
しかし、このようなお客さんの場合、何かの間違いで汚してしまうと怒るかもしれないので、その点には注意が必要です。
タワーマンションのお客さん
上記の通り、自宅派遣には貧乏人が多いという意見がある一方で、お金持ちに呼ばれたという風俗嬢の意見もちらほら見られます。
タワマンの高層階行くのオートロックとか何個もない?チップとか羽振りいいお客様は多い。
タワーマンションのリッチなお部屋だとテンションあがります♪インテリアこだわりある人とかも面白い!
交際で出会った社長さんの、月イチ行くか行かないかの港区のタワーマンションは、家具も全部プロによる、モデルルームそのもので、アレなら毎日でも行きたいと思った。
ピンポン押したらお手伝いさんが出てきた。
10部屋くらいはありそうな一軒家の豪邸。
広すぎてまず玄関が分からなかった。
安い人妻デリです。
もちろん、このような部屋に呼ばれるのはまれなケースです。
全体の意見から受けた感覚では、お金持ちのタワーマンションに呼ばれるよりも、汚い部屋に呼ばれる可能性の方が高いと思われます。
したがって、自宅派遣の際に訪れる部屋のレベルを頻度で並べると、
普通の部屋(少し汚い~綺麗)>汚い部屋>すごく汚い部屋>タワーマンション
といった感じになると思います。
本稿の最初において、「汚い部屋に行くことは覚悟すべき」といったのは、このようになかなかの頻度で汚い部屋に呼ばれるからです。
とても接客できないほどの汚すぎる部屋は稀でしょうが、相当に汚い部屋に呼ばれる可能性は十分にあると考えておきましょう。
タワーマンションなどに呼ばれたときは、チップをはずんでもらえることもあるでしょうし、ボーナス感覚で楽しむのが良いと思います。
自宅派遣はNGにできる
本稿を読むと、多くの風俗嬢が自宅派遣をNGにしたいと思うかもしれません。
その場合には、
私は自宅NG。
既婚者で自宅に呼べないお客さんいっぱいいるし。
という風俗嬢のように、自宅派遣をNGにすればよいと思います。
自宅派遣NGとは、自宅に呼びたいお客さんをNGにし、ホテルなどの施設だけで接客することです。
お店の方針にもよりますが、多くのお店で受け入れてもらえることでしょう。
もちろん、自宅に呼びたいお客さんは一定の割合で存在しますから、ホテルでも自宅でもOKという風俗嬢に比べると、自宅派遣NGの風俗嬢は稼ぐ機会が減ります。
それでも、できるだけストレスなく働くことが、風俗嬢として長く働き、多く稼いでいく秘訣ですから、自宅派遣のストレスの大きいと感じているならば、それをNGにするのも一つの手です。
また、デリヘル以外で働くという方法もあります。
ソープランドやファッションヘルスならば、お店が準備しているプレイルームでサービスをしますから、汚すぎてドン引きしたり、お客さんの自宅を使うことによって発生するトラブルも起きません。
また、ホテルに派遣されるだけのホテヘルでも、同様のことが言えます。
実際、
無機質な部屋だと助かるけど、生活感丸出しな汚いカビ生えた水回りにドン引きする。
部屋行くの嫌で辞めた。
今は店舗。
といった声も見られます。
まとめ
デリヘル嬢として働き、自宅派遣を受け入れるならば、それによって大変な思いをすることもあるものです。
汚い部屋でプレイをすることもありますし、その他のトラブルで嫌な思いをすることもあります。
もしそれが嫌ならば、自宅派遣をNGにするか、店舗型風俗店などの自宅に行かなくても良い風俗店で働くのが良いでしょう。
もちろん、本稿でも説明しているように、極端な例も含まれているので、自宅派遣を少しの間経験してみてから決めるというのも、良い選択だと思います。
本稿が、デリヘルを検討している皆さんの参考になれば幸いです。