風俗店のホームページや広告を見ると、そのお店の可愛い風俗嬢が目立つ位置に掲載されているのが普通です。
この風俗嬢を、お店の看板嬢と言います。
看板嬢になれば、当然ながら指名は増えますから、稼ぎは大きく伸びることになります。
では、看板嬢になるためにはどのような要素が求められるのでしょうか。
また、看板嬢になることでデメリットはあるのでしょうか。
看板嬢とは
それぞれの風俗店では、ホームページや風俗情報サイトで宣伝をする際に、お店の特定の女の子を看板嬢として掲載する慣習があります。
この風俗嬢のことを「看板嬢」といい、その名の通り、お店の看板になる風俗嬢のことです。
言い換るならば、お店のイメージガールといった位置づけです。
風俗嬢のなかには、「せっかく風俗嬢をやるなら・・・」と、看板嬢にあこがれる風俗嬢も少なくありません。
看板嬢になったということは、お店の一押しの風俗嬢として認められた証拠ですし、店員からもお客さんからも大切にされるからです。
それだけに指名に困ることもありませんし、たくさん稼ぐにはうってつけのポジションです。
看板嬢になるための要素
看板嬢になることができる女性は、当然のことながら、そのお店の中でもかなり可愛い部類に入る女性に限られるため、看板嬢になるためには容姿が優れていることが条件になります。
しかし、看板嬢になるための要素はそれだけではなく、以下のような要素が挙げられます。
顔出しOKであること
顔出しがNGの風俗嬢は、当然ながら看板嬢になることはできません。
せっかくお店がアピールに利用したいのに、顔にモザイクがかかっていたのでは宣伝にならないからです。
中には、目出しだけで看板嬢になることができるお店もありますが、最近は顔を全て出すことを厭わない風俗嬢も多いため、目出しだけをOKとしている風俗嬢よりも、顔出しOKの風俗嬢が選ばれるのは当然のことです。
したがって、看板嬢になって活躍したいと考えているならば、どうしても完全顔出しOKで働く必要があります。
身バレの危険を避けるために顔出しNGで働きたいと考えているならば、看板嬢になれる可能性はほぼゼロと言っていいでしょう。
在籍期間が長いこと
次に挙げられるのが、在籍期間が長い風俗嬢であることです。
在籍期間が長い風俗嬢は、お店との信頼関係も出来上がっており、おそらく今後も長く在籍してくれる可能性が高い風俗嬢であるといえます。
もし、看板嬢を選んだときに、その看板嬢がすぐに辞めてしまったならばどうでしょうか。
お店はホームページや広告のデザインをまた一から作り直さなければならなくなります。
そのためには、当然ながら手間もお金もかかります。
そのため、お店が看板嬢を選ぶ際には、すぐに辞めてしまう可能性がある風俗嬢、在籍期間の短い風俗嬢を選ぶのではなく、在籍期間が長く、これからも続けてくれそうな風俗嬢が選ばれることになります。
このほか、真面目な風俗嬢であることも要素と言えます。
もちろん、真面目であるから在籍期間が長いということもありますが、真面目に出勤している風俗嬢でなければ、広告を見たお客さんがせっかく「看板嬢の○○ちゃんを指名したいのですが・・・」と問い合わせてきても、対応できない場合が出てきます。
とはいえ、看板嬢になりたがる風俗嬢は働く意欲があり、もっとたくさんの指名が欲しいと思って看板嬢になるのですから、もとより真面目というケースの方が多いと思います。
お店のカラーに合っていること
これも必須の条件でしょう。
どれほどの美人でも、お店のカラーに合っていない風俗嬢が看板嬢になれる可能性はありません。
例えば、ロリ系を売りにしているお店でスタイルの良いモデルのような美人が働いたとしても(そのような状況がすでに珍しいですが・・・)、その風俗嬢を看板にするメリットがないからです。
むしろ、ロリ系の風俗嬢を看板にしなければ、お店のコンセプトがうまく伝わらず、お客さんを逃してしまうことになります。
したがって、看板嬢になるならば、その前提として自分のカラーに合っているお店で働き、看板嬢に選んでもらうことを考えなければなりません。
リピート率が高いこと
リピート率が高いということは、外見的なレベルが高いだけではなく、サービス・接客のレベルも高くなければなりません。
そのような子は、お店も看板嬢にしたいと考えます。
なぜならば、看板嬢にした風俗嬢にはたくさんの指名が付くわけですが、ただ可愛いだけで接客が悪い風俗嬢ならば、せっかくたくさんの指名がついてもリピートにつながらず、お店の利益にもつながりにくいからです。
むしろ、看板嬢の接客が悪ければ、そのお店の風俗嬢が総じて接客レベルが低いといったイメージにもなりかねません。
看板嬢は、単にお店の宣伝という役割だけではなく、お店に定着してくれるお客さんを呼び込むという役割もあるのですから、接客がよく、リピート率が高い風俗嬢でなければ看板嬢にしてもらうことはできません。
看板嬢になるメリット
では、看板嬢になるメリットは何でしょうか。
唯一にして最大のメリットは、何といっても稼げるということです。
看板嬢になれば、ホームページの一番目立つ位置に写真が掲載されることになります。
新規のお客さんがホームページを見ている時は、誰を指名すればいいか分からない状態です。
さらに、せっかく1万円や2万円といったお金を支払って遊ぶのですから、ハズレを引きたくはないと思っています。
その点、看板嬢は間違いがありません。
看板嬢はお店の中でもかなり美人であり、顔もしっかりと見ることができますし、在籍期間が長いため今後も長く指名できる可能性が高く、接客も良い可能性が高いことが分かっているからです。
誰を指名すればよいか分からない中において、看板嬢はこのような「楽しく遊べるための要素」を全て兼ね備えているのですから、お客さんが指名したいと考えるのは当然のことです。
お客さんにとってのデメリットは、このように考える人が多いため指名がかぶりやすく、なかなか指名できない可能性が高いということです。
しかし、そのようなお客さんは、「看板嬢を指名できないならほかのお店で・・・」となるのではなく、「看板嬢を指名できないなら、このお店の他の子で我慢するか・・・」となることも多いものです。
とりあえずほかの風俗嬢を指名するということは、お客さんがとりあえずはそのお店に留まってくれるということですから、後日指名してもらえる可能性も十分にあるわけです。
このように、看板嬢になれば指名が非常につきやすくなります。
最近の風俗業界では、デリヘル店が非常に増えているのに対し、お客さんの絶対数は増えていないため、お店同士がお客さんの取り合いをしているという状況です。
それぞれのお店にお客さんが分散してしまい、お店ごとの固定客数が減ると、それぞれのお店で働く風俗嬢たちも指名が取りにくくなるのは当然のことです。
中には、指名が取れず、せっかく風俗嬢になったのにそれほど稼げないという風俗嬢も増えています。
しかし、看板嬢になればひっきりなしに指名が付くようになるため、指名が付かずに困るということはなくなります。
月収100万円以上も現実的になってくるでしょう。
このほか、看板嬢になると雑誌その他のメディアに出演の依頼が来ることもあり、それに応じることでもっと指名は伸びるでしょうし、お店からマスコミ手当がもらえる場合もあります。
また、看板嬢に対しては特別に高めのバック率が設定されていることもありますから、その意味でも稼ぎを大きく伸ばすことができます。
稼ぎ以外のメリットを強いて挙げるならば、女の子の承認欲求を満たすということも挙げられるかもしれません。
看板嬢になれば、お店のスタッフもお客さんもチヤホヤしてくれるものですし、実際に必要とされるからこそ大きく稼ぐこともできます。
そのことによって、自分の存在意義を強く自覚できるため、承認欲求を満たすことができるのです。
看板嬢になるデメリット
看板嬢には稼ぎにおいてメリットが大きい反面、デメリットもあります。
それは、以下のようなデメリットです。
身バレの危険性が高まる
看板嬢になることの最大のデメリットは、身バレの危険性が大幅に高まることです。
看板嬢になれば、ホームページの一番目立つ位置に顔を全て出した写真が掲載され、広告にも写真が掲載されてネット上に拡散されることになります。
当然、多くの人の眼に触れることになりますから、知り合いがそれを見る可能性も高くなります。
自分が風俗嬢であることを周りも知っており、バレることが一切問題にならないという女性は、看板嬢になって多くの人の眼に触れても、デメリットにはならないでしょう。
しかし、周りに隠して働いているならば、看板嬢になることは避けるべきです。
出勤日数を縛られる
看板嬢になると、出勤日数を縛られることもデメリットです。
もちろん、休みなく連日の出勤を強制されるということはありませんが、自分が希望する通りの出勤が認められるということはなくなります。
特に、兼業風俗嬢であり、週1日か2日だけ出勤したいと考えているならば、看板嬢になれない可能性が高いです。
せっかく看板嬢に据えた以上は、お店もその風俗嬢にたくさんの指名がつき、売り上げが伸び、固定客も増えていくことを期待しています。
しかし、出勤日数が少なければ、お客さんが問い合わせても、出勤していないために指名に至らないということも増えるわけですから、看板嬢にする意味が薄くなってしまうのです。
看板嬢になると、ネット予約のお客さんも増えます。
予約が増えれば、お店から出勤日数を増やすことを求められるのは当然のことです。
プレッシャーが大きい
看板嬢になるということは、上記のようなお店の期待を背負うということでもあります。
したがって、お客さんをたくさん呼ばなければならないというプレッシャーも感じることになります。
例えば、自分が看板嬢になってから、ホームページへのアクセス数が下がってしまったならば、それは前の看板嬢よりも自分が看板嬢としての魅力が低いとも捉えられますから、やはりプレッシャーが大きいのです。
アクセスや指名数がうまく伸びていかない場合には、もう少し過激な写真を看板写真に使えないか、もっとブログの更新数を増やしてくれないかなどの要求をされることもあります。
場合によっては、ホームページに動画を載せたいと求められることもあるかもしれません。
できればそうせずに看板嬢をやりたい・・・と考えるならば、プレッシャーはさらに大きくなります。
また、自分が看板嬢になった後に、自分よりも可愛く、接客レベルも高い風俗嬢が入店してくることもあるでしょう。
しかし、看板嬢がそれ以外の風俗嬢よりも人気が低いとなれば、それは風俗店の中でのバランスが崩れてしまうことにもなりますから、それもプレッシャーになります。
お店を辞めにくくなる
さらに、一度看板嬢になったら、それを辞めたくなっても渋られるということもデメリットでしょう。
お店としては、その風俗嬢を看板嬢にすることによって売り上げが伸びていれば、その風俗嬢を看板にし続けたいと思うのは当然のことです。
また、看板嬢を変えなければならなくなれば、新たな看板嬢に変えて売り上げが下がるかもしれないというリスクもありますし、ホームページや広告のデザインを変更しなければならないため、手間や費用も掛かります。
したがって、いくら風俗嬢側が看板嬢を辞めたいと言っても、お店から強く引き留められることになります。
もし強いて辞めれば、お店との関係が悪化して干される可能性も高いでしょう。
お店がその風俗嬢を説得する際、最終的な方法は干すことにあります。
そのため、看板嬢を辞めるときには、結果的にお店そのものを辞め、他のお店に移ったり、風俗業界から足を洗ったりすることになるでしょう。
看板嬢になるということは、かなりの覚悟がないとできないことなのです。
まとめ
看板嬢になるということは、稼ぎを伸ばしたい風俗嬢にとっては非常に効果の高い方法と言えます。
しかし、看板嬢になるということは、それなりの覚悟が求められることでもあります。
看板嬢になれば、出勤が自由になりにくくなりますし、看板嬢としての責任を果たすために接客のレベルを落とすことはできません。
ブログの更新ももっと力を入れなければなりませんし、プレッシャーもかかります。
これらのデメリットを全て受け入れ、そのうえでたくさん稼いでいきたいと考えているならば、看板嬢になることも見据えて働いていくのが良いでしょう。