風俗嬢が風俗で働くようになった動機を調べてみると、お金に困って働き始めたという女性が大多数を占めています。
お金が欲しいと言っても、その理由は深刻なものもあれば、それほど深刻ではないものもあります。
借金の返済期日が迫っているとか、貧困で生活費に困っているとかの理由を持っている女性は、かなり深刻な理由から風俗嬢になっているといってよいでしょう。
果たして、深刻なお金の悩みから風俗嬢になった女性は、風俗で働くことによって、それを解決することができるのでしょうか?
お金に困って風俗嬢になる女性が多い
風俗嬢になる理由は人それぞれですが、中でもお金を理由として風俗嬢になる女性が大多数を占めています。
と言っても、シングルマザーで養育費が必要な女性、遊ぶためのお金が必要な女性、生活のためのお金が必要な女性、大学に通うためにお金が必要な女性、留学のためにお金が必要な女性、将来の目標のためにお金が必要な女性、借金返済のためにお金が必要な女性など、色々な違いはあります。
遊びに必要なお金が欲しいというような理由を除けば、どれものっぴきならない理由ばかりです。
しかし、中でも特に深刻なのが借金を理由としてお金が必要な女性でしょう。
借金は、どれも返済の期日が決まっているのが普通です。
消費者金融ならば、月の内返済期日を設定しておき、その期日に遅れてしまえば滞納となり、督促を受けることになります。
数回も滞納してしまえば、信用情報に金融事故の記録がなされる、つまりブラックになってしまうこともあります。
そのため、返済期日に遅れることはどうしても避けなければなりません。
借金をする理由は色々ですが、お金に困っているからこそ借金をしているのであって、簡単にはお金が作れないという人が多いと思います。
そのような人が、例えば消費者金融3社から50万円ずつ借りていたとすれば、それぞれの会社に毎月、1万5000円も返済しなければならないことになります。
4万5000円というのは、普通の人にとっては大金ですから、急に作ることは難しいものです。
どうしても返済期日に遅れられない、けれどもお金がない・・・そんな女性が、風俗嬢として働くことによって借金を返済しようとすることが多いのです。
風俗の求人を見れば、一日で3万円以上稼げるなどと書いていることが多いものですし、世間一般のイメージとしても、短時間で効率よく稼げる仕事とされています。
また、実際にそのような側面がありますし、私も風俗嬢と接していく中で、風俗で働いて借金を早いうちに完済したという人をたくさん見てきました。
借金返済と風俗嬢
では、どうして風俗嬢は借金返済に適しているのでしょうか。
言うまでもないことですが、まず風俗嬢は、多くの女性にとって高収入を得られる可能性がある職業です。
例えば、上記の例ですぐに4万5000円を作らなければならない女性がいたとします。
そのような女性がデリヘルで働いたとしましょう。
格安のデリヘルではなく、都内の一般的なデリヘルであれば、1時間で1万5000円くらいの料金設定となっています。
もちろん、それを下回るお店もあれば上回るお店もあるので、平均して1万5000円程度として計算しています。
多くのデリヘルでは、風俗嬢へのバック率を50%に設定しているものです。
したがって、1時間のコースを指定したお客さん1人につき、7500円が風俗嬢の収入になります。
また、オプションをつけたり、指名をしたりすることによって料金が加算され、加算された料金は100%風俗嬢にバックされるのが普通ですから、1万円以上の収入になることも良くあります。
特に、指名料は2000~3000円が普通です。
初めてのお客さんにしろ、リピーターのお客さんにしろ、「誰でもいい」というフリーのお客さんよりは指名するお客さんの方が多いですから、7500円に指名料が加算されて、1万円程度の収入になることが多いと思います。
したがって、ここでは1人のお客さんに接客することで得られるお金を1万円と考えておきましょう。
デリヘルは、お客さんの希望に応じて、自宅やホテルに派遣されるシステムになっていますから、お客さんのところに向かうための時間と、接客が終わってから待機所に帰るまでの時間がかかります。
待機所から30分の場所に向かうのであれば、往復で1時間がかかるわけですから、接客時間と合わせて2時間で1万円、すなわち時給5000円の計算となります。
また、出勤さえすればひっきりなしに指名が入るとも限りません。
もちろん、人気風俗嬢になればひっきりなしに接客することができるでしょうが、ここではあくまでも一般的なケースとして考えるため、多少の待機時間があるものとします。
したがって、19時から3時までなどの8時間の勤務であれば、その時間内に3人程度のお客さんに接客するというのがスタンダードでしょう。
となると、1日の収入は3万円になるわけです。
一般的に、風俗店では生理中に働くことができないものです。
生理が1週間続くと考えると、1ヶ月のうち3週間くらいしか働けないわけです。
そのため、週に1回の休みをとっている風俗嬢ならば、出勤日数は約18日となり、月収は54万円となります。
最近のデータによると、50万円前後の月収を得ている風俗嬢が一番多いとされています。
月に18日、毎日8時間の勤務をするとなると、兼業はなかなか難しいでしょうから、上記の計算は専業風俗嬢のケースと考えてください。
ならば、普段はアルバイトやOLをしながら兼業風俗嬢はどうでしょうか。
兼業風俗嬢は、昼間はアルバイトやOLとして働いています。
そのため、毎日働くのは体力的に難しいでしょう。
したがって、週3日くらいの勤務が妥当だと思います。
月のうち、生理の日を除く3週間で週3日の勤務をこなせば、月の勤務日数は9日です。
1日当たりの収入が3万円ならば、月収は27万円となります。
この週3日のうち2日の勤務を、お客さんが最も多い金曜日と土曜日にするなどの工夫によって、30万円を超えることも可能だと思います。
したがって、月に27万円を稼ぐ兼業風俗嬢は、昼の仕事から20万円の収入があったとすれば、月の合計は約50万円となります。
これも、借金返済のためには十分な収入と言えます。
さて、この計算によると、月末に4万5000円を返済しなければならない風俗嬢は、1日半でそのお金を返済できる計算になります。
風俗の給与システムは、日払いとなっているのが普通ですから、返済期日ぎりぎりの女性であっても、返済期日のちょっと前から働くことで、返済に間に合います。
節約しながら繰り上げ返済を目指し、毎月30万円の返済を行なえば、消費者金融3社から借りている150万円は、5か月で完済できる計算です。
上記の計算から、風俗嬢という仕事が、いかに風俗嬢の助けになるかが分かると思います。
その他の強み
風俗嬢が借金返済に強いのは、そのほかにも理由があります。
例えば、ソープランドがいい例ですが、風俗店によっては寮としてマンションを用意しているお店があります。
この寮は、家賃がかなり低く抑えられているもので、お店によっては無料ということもあります。
借金を返済するためには生活費を安く抑える必要があり、特に贅沢をしていない人にとって、生活費のうち多くの割合を占めるのは家賃です。
そこで、寮を完備している風俗店で働き、押さえた分の家賃を借金返済に回すことによって、早期完済を目指すことができます。
また、風俗店の経営者には、借金問題に詳しい人が多いのもメリットです。
というのも、そもそも風俗という業種には、お金で困って働く女性が多く、中には借金で困っている女性も多いことから、経営者は自然と借金問題に詳しくなるものなのです。
もちろん、開店して間もないデリヘルなどであれば、経営者に知識がないこともあるでしょうが、それなりに経営してきた風俗店ならば、金融や法律に詳しいのが普通です。
普通の人が見落としがちな部分で損をしないように教えてくれたり、早期返済のための相談に乗ってくれることもあるので、これも風俗で働いて借金を返済するときの強みになります。
以上のことから、風俗は借金で困っている女性によってかなり有利に返済していける仕事であることが分かります。
貧困問題と風俗嬢
しかし、風俗嬢になる多くの女性にとっての悩みは、借金だけではありません。
それは貧困です。
貧困ゆえにお金に困り、結果的に借金をしてしまう女性も多いのです。
貧困は、いまや社会問題になっており、そのあおりを最も受けているのが独身女性やシングルマザーです。
例えば、独身女性がOLとして働き、月に20万円を得たとしましょう。
家賃に6万円、光熱費に1万円、携帯代に1万円、保険などに加入しているならば1万円、自動車を持っていればその維持費に3万円、食費に3万円・・・と考えていけば、もうこの時点で15万円です。
そして、少し被服費や娯楽費がかさめば、するにお金が足りない状態になってしまいます。
また、仕事によっては月収20万円を切ることもある時代ですから、もはや貧困と言ってもいい状態です。
シングルマザーになると、もっと状況は悪くなります。
シングルマザーは、まだ子供が小さいならば手がかかりますから、昼間は働けない状態となります。
親に預けようにも、親が共働きで預けられないという人も多いものです。
ならば、預けられるのは保育所くらいのものですが、最近は待機児童問題が騒がれている通りに保育所が不足しており、供給よりも需要の方がはるかに多い時代ですから、保育所の料金も非常に高くなっています。
また、まだ結婚していた時は、子供の世話をするために専業主婦だったという女性が多いものですから、シングルマザーになったからと言って就職を探しても、そのブランクがアダとなって中々見つかりません。
ハローワークで仕事を探しても、安定して月10万円の仕事を得られる仕事がみつかるかどうかといった状態です。
月10万円くらいの収入で保育料と生活費を賄うのは、到底不可能です。
保育料として最も多いのは3万円未満ですが、そのような保育所はすでに満員状態というのが普通ですから、そうなると5万円以上、時には7万円以上といった保育所しか見つからない状態です。
かろうじて保育所を見つけて入園させても、月収からそれを支払うことは不可能なのです。
母子手当もそれほど多いものではありません。
したがって、小学校入学以前の子供を抱えているシングルマザーの貧困は、悲惨なものです。
子供を預けて働いても、生活していくことはできません。
子供を預けなければ、収入はありません。
生活保護をもらうという方法もありますが、ただでさえシングルマザーに風当たりが強い中で、生活保護をもらいたくないと考える女性もたくさんいます。
また、最低限の生活に甘んじたくはないと考える人もいるでしょう。
そのような女性の最後の手段が、風俗嬢です。
実際、現役風俗嬢の属性を調べてみると、シングルマザーは驚くほど多いのです。
このような状況のため、風俗店の方でも託児所を設けているお店がたくさんあります。
シングルマザー風俗嬢は、勤務中は託児所に子供を預けておきながら働くことができます。
そのため、子供の預け先に困ることはなく、風俗によって十分な収入を得ることもできるのです。
このような働き方をしていれば、おのずと専属風俗嬢と同じ働き方になるものです。
したがって、月収は50万円程度となり、生活は十分に成り立っていきます。
子供に不自由をさせることはありませんし子供の将来を考えて貯金を作っておくことも十分に可能なレベルです。
子供が、手がかからない年齢になってからは、昼間の仕事に転職するという風俗嬢もたくさんいます。
しかし、最近の風俗のジャンルは多様化しており、熟女でも働けるお店がたくさんあるため、子供が成長してからも風俗嬢として働き続ける女性も少なくありません。
風俗嬢として働いて十分な稼ぎを得ておけば、子供が将来的に私立の中学校や高校、大学に行くときにも、入学費や学費で困ることが無いからです。
シングルマザーでさえ、貧困から脱出できるほどの収入を得ることができるのが風俗嬢です。
子供を抱えている女性でさえそうなのですから、子供のいない独身女性が、風俗嬢によって貧困を脱け出すのがもっと簡単であることは、いうまでもありません。
まとめ
以上のように、風俗嬢になることで、多くの女性は借金問題や貧困問題を解決することができます。
また、借金や貧困といった問題を解消し、そこからも継続して働けば、問題のあった状態から裕福な状態へとステップアップしていくことも可能なのです。
風俗には、お金の悩みを解決できる可能性がたくさんあります。
お金で困っている女性は、ぜひ風俗で働くことを検討して見てはいかがでしょうか。