多くの風俗嬢が、ローションを使って仕事をしています。
ソープランドやマットヘルスなどでは大量に使いますし、ヘルスなどでもローションを使って手コキなどをすることが多いです。
お店で支給されるローションは、構造ゆえに使いにくさがあります。
本稿では、そのローションをうまく使うための方法と、市販のローションをつかうメリットなどを解説していきます。
お店はポリアク系ローションが主流
風俗ジャンルによって、使われる道具の種類は異なるものですが、多くの風俗ジャンルにまたがって利用される道具もあります。
ローションもその一つで、風俗嬢になればローションを使う機会は非常に多いことと思います。
しかし、ローションに使い慣れない新人風俗嬢の中には、ローションの使い方に悩んでいる風俗嬢もいます。
ローションを使ったあとにうまく洗い流すことができず、そのまま乾いて肌荒れにつながることがあるからです。
ローションには吸水性がありますから、肌の水分を奪って乾燥肌や肌荒れを引き起こすのです。
お店から支給されるローションを使ってから肌荒れが気になったり、落としにくいことを不思議に思っている人もいるでしょう。
これは、お店のローションが大量生産の安価なローションを使っているからです。
お店から支給されるローションは、ほとんどがポリアク系ローションと呼ばれるものです。
「ポリアク」とは「ポリアクリル酸ナトリウム」のことで、水分を吸収すると粘り気を出す性質を持っています。
そのため、ソープランドなどではこのローションをお湯で割ってマットプレイなどを行ないます。
化学物質であるため、安定して大量生産が可能であり、値段も安いのでお店が好んで使っているのです。
大抵、20リットル入りくらいのポリタンクに入れられています。
このローションは、化学物質でありながら、体にほとんど害はありません。
増粘剤として食品に添加されることもある物質ですから、例えばこのローションのついた男性器をなめても害はありません。
市販のローションでも、ポリアク系ローションは色々あるのですが、激安商品以外は今でも海藻を主成分としたローションも多く、低刺激ですから肌への影響も軽いです。
また、洗い流すことも容易です。
だからこそ、
プライベートで使ってたローションは肌荒れも無かったし、すぐに洗い流せたのにな。
と疑問に感じる風俗嬢も多いのです。
ローションの簡単な落とし方
ポリアク系ローションは、とにかく水分をよく吸って、洗い流そうとすればするほど粘性が増します。
この性質を知らず、それ以外のローションと同じ感覚で落とそうとすると、うまく洗い流すことができません。
シャワーを当てて肌をなすって落とそうとしても、水分を吸って伸びて広がってしまうからです。
そこで、ポリアク系ローションを簡単に洗い流すならば、体をこするのではなく、叩くようにして落とすのがポイントです。
良く伸びるローションであり、叩いた時も手の平にくっついて伸びますから、これをシャワーで流すのです。
こうすれば、肌からはがれるようによく落ちます。
ちなみに、シャワーの温度は少し高めがおすすめです。
温度を高めにするとローションが伸びやすくなり、落としやすくなるからです。
塩を使う方法も
このほか、塩を使って落とすという方法もあります。
ポリアクリル酸ナトリウムは、塩によって分解される性質を持っています。
ポリアクリル酸ナトリウムの分子同士がしつこく連結してぬるぬると伸びるのですが、塩によってこの連結が断ち切られ、さらさらと落ちていくのです。
したがって、塩を使って洗い流すのも簡単に落とす方法です。
と言っても、お客さんの体に塩を振りかけることはできませんから、塩が入っているボディソープを使うのがおすすめです。
自腹でローションを買ってみる
お店が支給してくれるローションを使えば、大量に使っても一定の雑費を差し引かれるだけですし、無料で使えるお店も多いですから、お得感もあります。
そのため、お店が支給するローションを使っている風俗嬢は多いです。
しかし、水での洗い流しやすさや肌への影響を考えると、自分でローションを買って使うという方法もあります。
もちろん、この場合にはローション代をお店が支給してくれるわけではありませんから、自腹になります。
それでも、市販のローションの方が風俗嬢の肌への影響や洗い流しやすさで優れています。
また、色々なローションがあり、品質が高いものも多いです。
良い香りがするもの、ひんやりするもの、じんわり温かいもの、ぬるぬる感が愛液に近いものなど、色々なローションがあります。
これによって、お客さんの満足度向上にもつながりますから、市販のローションを使うのはメリットが大きいのです。
できるだけストレスを少なく働くならば、自分に合ったローションを選んだほうが良いでしょう。
風俗嬢に向いているローションは、水溶性非ポリマー系ローションか、ウォーターレスローションのいずれかがおすすめです。
水溶性非ポリマー系ローション
多くのローションのねばねば・ぬるぬる感は、ポリマーという構造によって作られています。
一方、非ポリマー系ローションでは、ポリマー構造ではあります。
これによって、「ねばねば・ぬるぬる」ではなく「さらさら・ぬるぬる」という感じになります。
お店のローションよりも、愛液に似た感じのぬるぬる感です。
少量でもよく伸び、乾きにくいのが特徴です。
お店のローションでは、乾いてしまうことがあるのですが、非ポリマー系ローションならば乾きにくいため、プレイを中断する必要もありません。
さらに、洗った時も簡単に落ちます。
ウォーターレスローション
これは、その名の通り水がいらないローションです。
水で洗い流す必要がなく、プレイが終わったらティッシュで拭くだけでOKです。
シャワーで洗い流しても、すぐに落ちます。
具体的にはどんなものがいい?
では、具体的にはどのようなローションを選んでいけばよいのでしょうか。
パターン別に見ていきましょう。
低刺激で選ぶ
ローションをたくさん使う風俗嬢は、お店が支給するローションを使っていると、肌荒れが気になると思います。
ソープやマットヘルスでは全身にローションをつけながらサービスしますから、特にそうだと言えます。
忙しい風俗嬢なら、プレイ後に体を洗う時間もそれほど余裕がありませんから、洗い流しにくいローションは不便です。
洗い残しがあるままにしておくと、敏感肌の人は肌荒れにつながってしまいます。
そこで、以下のような低刺激のローションを選ぶのがおすすめです。
- ドルフィンローション→低刺激で有名なローション。
敏感肌の人向けに、アロエエキス配合のローションもある。 - Zローション→昭和30年代からあるロングセラーローション。
- スムースローション→ソープ用品を専門に販売する会社のローション。
コラーゲンやヒアルロン酸配合の商品もある。 - フュージョン→医療品と同品質のシリコンを使ったローション。
これらのローションは、ローションをよく使うソープランドなどでも評判が良いローションです。
どれも低刺激ですが、肌によって合うものと合わないものがあります。
この4種類を試してみれば、大抵の人が自分に合うローションを見つけられると思います。
クオリティで選ぶ
お店が支給するローションは、独特のニオイがします。
風俗のローション特有のニオイです。
そこで、クオリティでローションを選ぶならば、無香料のローションにしたり、香り付きのローションにしたりするのが良いでしょう。
無香料のローションは、LCラブコスメが販売しているハーバルローションが人気です。
無香料であり、保湿成分も配合されています。
香り付きのローションとしては、バイブバー(VIVEBAR)というシリーズが有名で、様々な果物の香りが付いています。
色々な香りがありますが、プレイ中に色々な香りがしてしまうよりも、ある程度統一したほうがいいです。
普段自分が付けているコロンとローションの香りを統一するなどすれば、香りを統一することができます。
その他
このほかにも、色々なユニークなローションがあり、それらを使うことでお客さんの満足度も高まることでしょう。
例えば、夏は清涼感が好まれます。
一般家庭の入浴剤でも、メントールが配合された入浴剤などが販売されています。
これと同じように、ローションにもメントールが配合されているものがあります。
夏はそのようなローションを使うことによって、お客さんに喜ばれるでしょう。
しかし、夏以上に厄介なのが冬です。
冬は、当然ながら冷たいローションでサービスすることはできないのですが、せっかく温めていても冷めやすいという難点があります。
ソープランドならば、温かいプレイルーム内で温めておけますから、それほど問題ありません。
しかし、デリヘルならば派遣先で温かいローションを作るのも面倒ですし、事前に作って持って行っても、移動時間中に冷めてしまいます。
そこで、温感効果があるホットローションがおすすめです。
ホットローションは、塗った箇所がじんわりと温かくなるローションです。
ぜひ活用してみてください。
ローションを使う時の注意
最後に、ローションを使う時に気を付けたいことをいくつか挙げておきたいと思います。
携帯方法について
デリヘルなどでは、ローションを持ち運んでお客さんのもとに派遣されます。
この時、しっかりとふたを閉めたつもりでも、バッグの中でローションがこぼれていることがあります。
あのぬるぬるのローションがバッグの中でこぼれてしまえば、考えただけでも悲惨です。
そこで、ローションを入れた容器は、ジップロックなどに入れて携帯するようにしましょう。
膣に入ったら
お客さんの指入れなどによって、ローションが膣に入ってしまうこともあると思います。
ローションは無害なものですから、膣内に入ってしまっても問題ありません。
しかし、膣内に入ってしまったローションを無理矢理洗い流そうとするのは避けてください。
シャワーで洗い流すのは良いのですが、石鹸などを使って洗ってしまうと、膣内の善い細菌まで洗い流してしまい、性病に罹るリスクが高まります。
スキンケアをしよう
ローションを使うと、敏感肌の人は肌荒れになりやすいです。
低刺激のローションを使うだけではなく、ローションプレイの後には保湿クリームを塗るなどしてスキンケアを行いましょう。
まとめ
ローションをよく使う風俗嬢の仕事は、それによって肌荒れなどにならないようにしたいものです。
そのためにも、ローションを落とすテクニックを使い、市販のローションを使うことも検討してみて下さい。
仕事を長く続けるためには、仕事の快適性がとても大切です。
お気に入りのローションを使い、できるだけ快適に仕事できるように工夫しましょう。