お客さんの多くは、お気に入りの風俗嬢を見つけて風俗店に通い、風俗嬢たちと仲良くなることを望みます。
その時、関係を深めるための手段としてプレゼントが送られることがあります。
しかし、そのプレゼントの中には喜ばしくないプレゼントも多いものです。
では、風俗嬢はどのようなプレゼントを贈られているのでしょうか。
風俗嬢とプレゼント
世の中には、風俗を趣味にしている男性がたくさんいます。
風俗になぜハマるのかといえば、それは中毒性が高いからです。
風俗は、ギャンブルやお酒・たばこなどと同様に、中毒性が高い趣味であるとされています。
新社会人になってから、会社の同僚や先輩に誘われて、「社会経験に一回だけ行ってみるか」と思って風俗デビューした男性が、風俗の虜になって定期的に通うようになってしまったというような話は、よく聞く話です。
特に中毒性が高まるのは、お気に入りの風俗嬢を見つけたときです。
お気に入りの風俗嬢ができると、お店に通うペースはより頻繁になっていきます。
中には、風俗嬢に気に入られたい気持ちからプレゼントを贈りたいと考える男性も多いものです。
キャバクラなどはプレゼントを贈ることも楽しみの一つとなっている雰囲気がありますが、これは風俗店でも同じことが言えるのです。
しかし、プレゼントは時に風俗嬢を困らせることもあります。
もちろん、嬉しいと感じるプレゼントもありますが、そうではないプレゼントも多いのです。
そして、風俗店に通うお客さんの中には、喜ばれないプレゼントを贈ってしまう人もたくさんいます。
むしろ、風俗嬢に気に入られたいという気持ちで贈られるプレゼントの多くが、却って逆効果になっているケースも多く見られます。
では、なぜ「気に入られたい」と思って贈るプレゼントが逆効果になってしまうのでしょうか。
また、ならばどのようなプレゼントならば喜ばれるのでしょうか。
「気に入られたい」と思って贈るのは逆効果
プレゼントの際、純粋に「喜んでもらいたい」と思ってプレゼントを贈るお客さんもいます。
しかし、お客さんの中には、見返りを目的としてプレゼントを贈る人も少なくありません。
見返りとは、本番行為や店外デート、過剰なサービスのことです。
このように見返りを求める気持ちでプレゼントを贈ったとき、風俗嬢の多くはその真意を見抜き、却ってうんざりしてしまうのです。
顕著な例としては、大人のおもちゃをプレゼントするというものがあります。
プレゼントの形をとっているのは間違いありませんが、それは風俗嬢に喜んでもらいたいという純粋な気持ちではないのは一目瞭然です。
大人のおもちゃをプレゼントするお客さんは、プレゼントを贈るという大義名分を得つつ、実際にはそれによって自分のエゴを満たしたいだけのことです。
大人のおもちゃだけではなくエッチな下着にしてもそうですが、そのようなものをプレゼントすることは、お客さんの一方的な自己満足に過ぎないのです。
私は職業柄、色々な風俗嬢にインタビューなどしていますが、このようなプレゼントを受け取って嬉しいという風俗嬢には一人もであったことはありません。
むしろ、辟易して次回から接客を拒否するようになった風俗嬢もいるほどです。
もちろん、大人のおもちゃなどをプレゼントするというのは一部の勘違いしたお客さんのすることです。
しかし、それ以外のプレゼントをするにしても、その裏に卑しい気持ちがあるのであれば、風俗嬢たちは気持ち悪く感じるものです。
ある風俗嬢は、このことに対して、
プレゼントに色々持ってくるお客さんもいるけど、ほとんどの人が見返りを求めてるんだよね。
プレゼントで機嫌をとっておいて店外デートに誘ったり。サイテーだし、一気に嫌いになっちゃった。
そんなプレゼントいらないから、もっと指名してくれたらいいのにって思うよね。
と言っていました。
彼女の言うように、見返りを求めてプレゼントを贈るお客さんは多いものですが、そんなプレゼントをもらっても何も嬉しくはないのだし、その代わりに指名を増やしてくれた方が良いと考える風俗嬢は多いようです。
気遣いある差し入れはアリ
以上のように、見返りを求めてプレゼントをされたとき、風俗嬢たちは困ったり、拒否反応を起こしたりするものです。
これに対して、私は「なら、もしプレゼントもらうなら何が良いの?」という質問をしたことがあります。
すると、案外素朴な返答が帰ってきました。
もちろん、素朴でありながら「きちんとしたものであること」は共通する条件ではありますが、概ね以下のようなものが無難でそこそこ喜べるプレゼントであるようです。
ペットボトルのお茶
まず多く挙げられたのは、ペットボトルのお茶です。
とても安価なものですから、プレゼントというよりは差し入れと言った方が良いかもしれません。
売れっ子風俗嬢になると、指名が重なってろくに休憩も取れずに、連続で接客をしなければならない風俗嬢もいます。
そのようなとき、さっとお茶を出されて一息つくことができれば、風俗嬢としてはありがたいと感じます。
また、お茶は100円くらいのものですから、まさかそれで見返りを求めることなどできるはずもありません。
お茶のプレゼントは、純粋に風俗嬢を喜ばせようとする気持ち、いたわりや気遣いの気持ちからなされるものです。
あえて「お茶」が喜ばれることには理由があります。
ペットボトル飲料には色々ありますが、量や状態や質の点を考えると、お茶が最も良いのです。
まず、お茶には小さなサイズ(350ml程度)のものも種類が豊富です。
350mlのペットボトルは持ち運びがしやすく、飲み切りやすいサイズでもあります。
種類にしても、風俗嬢が仕事の合間に飲む飲み物と言えば、嗜好品としてではなく単なる水分補給としての意味合いが強くなります。
そのため、甘い飲み物ではなく、普通のお茶が良いのです。
コーヒーを差し入れるお客さんもいますが、コーヒーは口臭や歯への色素沈着の原因になるため、プロ意識の高い風俗嬢たちは喜びません。
このように考えると、適した飲み物はお茶かミネラルウォーターとなります。
しかし、ミネラルウォーターの多くは500mlであるため、お茶が一番向いているということになります。
このように考えていくと、風俗嬢としては、お茶を差し入れてくれるお客さんは風俗嬢を気遣ってくれる上客と考えられるため、良いお客さんを把握する一つの基準になります。
もっとも、飲み物を差し入れてくれるお客さんの多くは、それが例え風俗嬢に不向きな飲み物であったとしても、純粋に気遣いの気持ちから差し入れてくれている可能性が高いため、笑顔でお礼を言うことが大切です。
「お茶じゃなきゃヤダ」などと言えばイメージが悪いので、「ありがとう!でも私、お茶が好きだから次はお茶がいいな♪」などと言うと良いでしょう。
既製品のお菓子
差し入れと言えば、お客さんの中にはスイーツを差し入れてくれるお客さんも多いものです。
「女性に喜ばれるものは何だろう?」と考えたとき、スイーツを連想する男性が多いことのあらわれでしょう。
しかし、スイーツの中にもよいものと悪いものがあります。
スイーツをプレゼントされたときは、入手経路と状態と種類がポイントとなります。
最も重要なのは入手経路です。
つまり、どこで買ったかということです。
風俗嬢にとって一番嬉しいのは、デパートで売っているスイーツや、出張帰りのお客さんから差し入れられるお土産です。
そのようなお菓子ならば、世間一般で広く受け入れられているものでもありますし、風俗嬢としても問題なく受け入れることができます。
しかし、手作りのスイーツを差し入れてくるお客さんもいます。
これは気持ち悪いですね。
風俗嬢ならわかるでしょうが、風俗に来るお客さんの中には変態性の強いお客さんもたくさんいます。
そのようなお客さんが手作りしたスイーツなど、とても食べられるものではありません。
風俗嬢の言葉を借りるならば、
手作りなんてキモすぎでしょ。
だって、その男の精子とか、なんかそんなの入ってるかもしれないじゃん。
ということです。
しかも、手作りの食べ物には情がこもっているという一般通念がありますから、嫌な顔をするわけにもいきません。
笑顔で受け取って、しぶしぶ食べてしまうという風俗嬢もいます。
しかし皆さんは、このような手作りの差し入れがあった場合には、
ごめんなさい、お店が衛生面で厳しくって、手作りのものは食べちゃだめって言われてるの。
などと言って断るようにしましょう。
次に注目したいのは種類です。
ケーキやプリンといった生菓子を差し入れてくるお客さんもいますが、それよりはクッキーなどの焼き菓子のほうがより好ましいのです。
なぜならば、焼き菓子は生菓子に比べて衛生面で問題が少ないからです。
ショートケーキの差し入れを食べた結果、生クリームが劣化していてお腹を壊したという風俗嬢もいます。
そのため、焼き菓子だけを受け入れるのも一つの手です。
「お店が衛生面にうるさくて、生菓子は受け取らないように指導されているの」などと言って断るのです。
ちょっと厳格な基準を設けるならば、お客さんからスイーツの差し入れがあった場合には、「小分けされている、デパートや地方のお土産の焼き菓子」がベストであると言えるでしょう。
ハンドクリーム
風俗嬢が特に喜ぶ差し入れがあります。
「特に嬉しい差し入れは?」と複数の風俗嬢に聞いてみたところ、「ハンドクリーム」という回答が多く得られました。
ハンドクリームなどの保湿ケア用品は、風俗の仕事をする中で常に使うものです。
風俗嬢は接客のたびにシャワーを浴びるため、接客が多くなると肌が乾燥しがちになります。
そこで、ハンドクリームなどを使うことが多くなるのです。だからこそ、ハンドクリームが喜ばれる差し入れになります。
もちろん、100円均一などで売っているようなハンドクリームは効果も低く、またケチな印象を抱いてしまうため、喜ばしいものではありません。
しかし、無難なものをドラッグストアなどで買ってきてくれるお客さんもおり、そのような気遣いは風俗嬢にとってありがたく感じられます。
同様の理由から、ボディクリームなども喜ばれる差し入れとなります。
お金
当サイトの色々な記事で書いている通り、風俗嬢はお金のために働いていることがほとんどです。
ですから、下手にプレゼントをもらうよりも、指名を増やしてもらった方が良いですし、中には「なにかくれるなら、お金とか金券とかくれたらいいのに」という風俗嬢もいます。
男性からすると、これは受け入れがたいことです。
モノをプレゼントするならまだしも、お金や金券をあげるのは直接的過ぎて嫌だと思うのです。
しかし、鋭いお客さんになると、風俗嬢はお金のために働いているんだということを的確に汲み取り、プレゼントよりもお金を渡そうとするお客さんもいます。
そして、プレゼントとはいっても封筒に入れてお金を渡すといやらしくなりますから、チップとしてスマートに渡してくれるのです。
「なんかおいしいものでも食べなよ」「エステにでも行っておいで」などといって風俗嬢が負担に感じないようにチップを渡してくれる人もいます。
これぞまぎれもない上客です。
風俗嬢の立場や思いを一番分かってくれていて、なおかつそれに沿う思いやりを持っているお客さんだからです。
もしそのようなお客さんに出会ったならば、何が何でも手放してはいけません。
お客さんを差別するわけではありませんが、一生懸命にサービスし、風俗嬢もお客さんの気持ちに報いてあげることが大切です。
だめなプレゼントって?
以上のように、風俗嬢たちはささやかな気遣いや、風俗嬢の立場や思いを理解したうえでなされるプレゼントを喜びます。
では、逆に喜ばれないプレゼント、だめなプレゼントとはどのようなプレゼントなのでしょうか。
ぬいぐるみ
恋愛下手なお客さんに限って、ぬいぐるみをプレゼントしようとするケースがあります。
それまで恋愛経験が浅いことから、女性の部屋にはぬいぐるみがあるというイメージを抱いており、ぬいぐるみを贈ればよろこばれると思っているのです。
しかし、風俗嬢からみればぬいぐるみは気持ち悪いプレゼントの筆頭です。
ぬいぐるみが好きかどうか、自分の好きなキャラクターであるかどうかなどは関係ありません。
ぬいぐるみが嫌われる理由は複数あり、
- お客さんの念がこもっていそうで気持ち悪い
- 捨てにくくて処分に困る
- 盗聴器が仕掛けられている可能性がある
などの理由から嫌われます。
洋服やアクセサリー
女の子は洋服やアクセサリーが好きというのは間違いありません。
また、風俗嬢には美意識が高い女性も多く、身に着けるものにこだわりがある風俗嬢も多いものです。
そのため、お客さんの中には洋服やアクセサリーを贈ろうとする人もいます。
これもだめなプレゼントです。
まず、普段プレゼントなどしない男性が洋服をプレゼントしても、サイズが合わずに結局着られないことが良くあります。
しかし、それよりなにより、お客さんからもらう洋服やアクセサリーが風俗嬢の趣味に合わないということが非常に多いのです。
これも、風俗に来る男性には恋愛経験が浅い人が多いということが理由となっているのでしょう。
女性が洋服やアクセサリーを好むのは、自分に合うものを選んで身に着けることが好きなのであって、自分で選んでおらず、なおかつ似合わないものを贈られても困惑するばかりです。
また、風俗嬢特有の理由からも、このようなプレゼントはNGです。
洋服やアクセサリーを持ち帰ると、家族や彼氏に見つかって怪しまれる可能性があるからです。
もし、自分では間違っても買わないようなセンスのものを持ち帰れば、怪しまれる危険性は高まります。
花束
女性には花が喜ばれると考え、花束を贈るお客さんもいます。
たしかに花は綺麗なものですし、ロマンチックでもありますから、普通の女性は花束を贈られて嫌な気はしないでしょう。
しかし、風俗嬢となると違います。
花束はかさばりますし、デリケートなものでもあります。
花束には扱いが大変で煩わしいというデメリットがあるのです。
電車で通勤している風俗嬢ならば、花束を持っての移動は大変です。
また、生き物ですからちょっとしたことで枯れてしまいます。
家に持ち帰っても、花瓶がなければ枯れるのを待つばかりです。
かといって、ほとんどの人には花を美しいと感じる心があるため、ゴミ箱に捨てるというのも気が引けます。
また、そのことを気遣ってブリザーブドフラワーを贈るお客さんもいます。
この場合には扱いが大変というデメリットは解消されますが、やはり持ち帰った際に家族や彼氏に疑われることも多いため、やはり好ましいとは言えません。
ブランドもの
男という生き物は、見栄っ張りな生き物です。
そのため、「プレゼントするならば、安物だと嫌われる」と考え、高級ブランドの財布やバッグをプレゼントしてくれる男性もいます。
高級店のお客さんには豊かな人が多いため、ブランドもののプレゼントは増えるでしょう。
しかし、このようなプレゼントは見返りを求められる可能性が高いという理由で、だめなプレゼントであると言えます。
中にはブランドショップに売ってお小遣いにしているしたたかな風俗嬢もいますが、「プレゼントした財布、使ってる?」などと会話に出たとき、手元にないことで怪しまれる可能性もあります。
また、お客さんが身の丈に合わない高級なプレゼントをすることもあるため、お客さんのお財布を圧迫してしまえば指名が減るという理由からも、好ましいプレゼントとは言えません。
まとめ
以上のように、風俗嬢はプレゼントを受け取ることが多いものですが、嬉しくないプレゼントが送られることもよくあることです。
もしぬいぐるみや洋服・アクセサリー、花束といったものが送られて扱いに困ったならば、スタッフに相談してあずかってもらう(処理してもらう)のが良いでしょう。
もしお客さんに「何が欲しい?」と聞かれたならば、高いものをおねだりしてしまうと見返りを求められる可能性がありますし、そのようなお金があるならば指名を増やしてもらった方が良いのですから、
ハンドクリームがほしいな。乾燥肌がひどくて困ってるの。
などとおねだりするのが良いでしょう。
お客さんは小さな負担でプレゼントをして気持ちを満たすことができ、風俗嬢の役にも立つプレゼントですから、お互いによいプレゼントであると言えます。
そのほかにも、「素朴でいい子」と思われるというメリットもあります。