風俗嬢は、接客をしている時間以外は待機所で過ごしています。
待機所とはどのようなところなのでしょうか。
また、待機所で過ごす時間をより稼ぐために活用することはできないのでしょうか。
本稿では待機所の概要と、稼ぐ風俗嬢の待機所での過ごし方を解説していきます。
待機所とは？
外部から見れば、風俗嬢は勤務時間ずっとお客さんへの接客をしているようにも見えますが、実際にはお客さんへの接客が絶え間なく続くということはよほどの売れっ子でもなければあり得ません。
では、一般的な風俗嬢はお客さんにサービスを提供していない時間はどこで過ごしているのでしょうか。
接客がない時間、風俗嬢たちは待機所で時間を過ごしています。
お客さんがつかない時間、待機所には隙間時間を持て余す風俗嬢が集まります。
店舗型・無店舗型を問わず、風俗嬢は待機所に待機しているものですが、これはお客さんの注文が入った時に、スムーズに風俗嬢を送り出すためです。
多くのお店では、事務所の近くに待機所を設けています。
待機所には個室待機と集団待機の二種類があります。
個室待機
個室待機とは、その名の通り風俗嬢一人当たりに一室の待機所を提供するというものです。
完全個室の場合もありますが、多くのお店では一つの広い部屋に仕切りによって個別の空間を設けており、いわばネカフェのような状態になっています。
完全なる個室とは言えないかもしれませんが、個人ブースで過ごすことができるため、他の風俗嬢を気にすることなく待機できます。
では、この個人ブースはどのようになっているのでしょうか。
ブースの中は、これまたネカフェ同様にマッサージチェアや座り心地のよい椅子が置かれており、お店によってはパソコンとネット設備、あるいはテレビなどが置かれており、一人の時間を過ごしやすい作りになっています。
個室待機の場合では、風俗嬢たちは周りを気にすることなく自分の時間を好きに使えるわけですが、風俗嬢たちは主として
- パソコンやスマホで営業メールを送る
- ネットサーフィンで遊ぶ
- あらかじめ借りてきていたDVDを鑑賞する
- メイクを治す
- 寝る
などして過ごしています。
最も多いのが寝て過ごすというものです。
風俗嬢の中にはお昼の仕事と兼業して副業として風俗店で働いている風俗嬢も多いため、そのような風俗嬢は疲れを癒すために寝る傾向があるようです。
このように、個室待機では風俗嬢たちは思い思いの時間を過ごしています。
集団待機
集団待機とは、個室待機とは対照的に、広い部屋を仕切りで区切ることなく待機所としていることです。
風俗嬢たちはお互いに会話できるようになっています。
個室待機と比べるとあまり良い待機方法と思われないかもしれませんが、友達と一緒に入店したため友達と一緒に待機したいという風俗嬢や、初めて風俗嬢として働くため先輩に話を聞いてみたいという風俗嬢には人気の待機方法です。
また、集団待機でも待機室の飲食や休憩、携帯の充電などが可能です。
しかし、女性ばかりの空間というのはやはりトラブルも起きやすいものです。
風俗嬢はストレスが溜まりやすい仕事なのですからなおさらです。
実際、集団待機では以下のようなトラブルがあるようです。
- 夏で熱いにもかかわらず冷え性の子が冷房を切る
- 保険の勧誘や宗教の勧誘、アムウェイの勧誘などに遭う
- タバコの煙が充満していて辛い
- 寝ている風俗嬢のいびきがうるさい
- 指名客に手料理を作った風俗嬢が、食べてもらえず他の風俗嬢に食べさせようとしてくる
- なんだか仲良しごっこをしているようで気持ち悪い
- 電話をしている子がいてうるさい
- ニオイの強いものを食べる子がいて迷惑
- 前にいたお店や風俗歴、プレイベートなどを色々聞かれてウザい
これらのトラブルはまだ軽微なものであり、実際に深刻なものになると、いじめや窃盗などが起こることもあるそうです。
それらのトラブルは、得てして風俗嬢同士の嫉妬などから起こっています。
このようなトラブルを防ぐために、集団待機に厳しいルールを設けているお店も珍しくありません。
例えば集団待機において、待機室にいる間に私語・居眠り・携帯を禁止し、研修用のDVDを鑑賞するように指導している風俗店もあります。
このような例があるため、風俗嬢からは集団待機よりも個室待機の方が圧倒的な人気を得ています。
皆さんの中にも集団待機は絶対に嫌だという人がいると思いますが、そのような人は働くお店を決めるときの基準として、そのお店が集団待機か個室待機かを基準の一つにするのも良いと思います。
その他の待機方法
上記の個室待機と集団待機はごく一般的な待機方法ですが、実際には待機方法はこの限りではありません。
特に高級デリヘルなどで見られるものですが、自宅待機や店外待機という待機方法もあります。
自宅待機とは、文字通り自宅で待機するというものです。
待機所に出勤することはなく、いつ呼ばれても出られる状態で自宅で待機します。
店外待機とは、携帯電話ですぐに連絡が取れる場所ならば、事務所に近いことを条件にどこにいても良いというものです。
喫茶店、レストラン、書店、商業施設などが考えられますが、そのような場所で自由に過ごして指名が入るのを待ちます。
自宅待機も店外待機も、指名が入ったらお客さん指定の待ち合わせ場所に自ら出向くか、あるいはドライバーが自宅や待機場所に迎えに行ってお客さんのもとへ送り届けます。
自宅や店外であれば、他の風俗嬢の存在が全く関係ないプライベートな時間を過ごせるため、集団待機はもとより個室待機よりもプライベートが守られます。
しかし、自宅待機や店外待機を採用しているデリヘルは少ないものです。
なぜならば、経営者からすれば風俗嬢をわざわざ迎えに行かなければならないほか、最悪の場合はすっぽかされる危険性もあるからです。
とても面倒くさい方法であり、嫌われる待機方法なのです。
とはいえ、高級デリヘルなどではこれらの待機方法を採用しているお店があるのも事実です。
その理由は、主に以下のような理由となっています。
お客さんのストレス軽減
一つ目の理由は、お客さんのストレス軽減です。
風俗嬢の待機所とお客さんのストレスは一見無関係のように思えますが、実際にはそうではありません。
集団待機所などではトラブルもつきものですから、待機所でストレスを感じた風俗嬢が不機嫌になってお客さんに接客すれば、結果的にお客さんのストレスにもなってしまうのです。
そればかりではありません。
風俗嬢が他の風俗嬢が食べたもののニオイやタバコのニオイをまとってサービスに出れば、お客さんにとっては不快です。
これもお客さんのストレスになると考えられます。
これを全くなくしてしまうためには、待機所そのものを無くしてしまうしか方法はありません。
待機所コストの削減
二つ目の理由は、待機所コストの削減です。
高級デリヘルは客単価が高く、一度のサービス提供で大きな利益が獲得できます。
しかし、高級デリヘルはその一方でお客さんの母数が少ないため、お客さんがなかなか入らないという日もあります。
つまり、高級デリヘルの経営はハイリスクハイリターンなのです。
リスクが大きな商売をしていく上で大切なのは、可能な限りリスクの低減に努めることです。
待機所に風俗嬢を待機させるためには、待機所の設備その他にコストがかかりますし、待機所の家賃も払わなければなりません。
このコストを削減するためには、待機所ではなく自宅や店外で待機してもらうほかないのです。
風俗嬢の身バレ対策
高級デリヘルなどでは、風俗嬢はかなり高いレベルの女性が集まっています。
実際、キャビンアテンダント、イベントコンパニオン、レースクイーン、一流大学の学生、一流企業の秘書、モデルなどが在籍しているケースも珍しくなく、そのような風俗嬢は一般の風俗嬢以上に身バレを防ぐ必要があります。
無店舗型のデリヘルは店舗型のソープランドやヘルスに比べて身バレしにくいと言われています。
しかし、待機所を設けていることによって、待機所への出入りを目撃されたり、他の風俗嬢から個人情報を晒されたりしてしまうこともあります。
これを避けるために、待機所を設けていないのです。
売れる風俗嬢は待機所でどう過ごす？
では、待機所の様子が分かったところで、待機所での過ごし方に焦点を当てていきましょう。
待機所での過ごし方は、風俗嬢によって様々です。
売れている風俗嬢は、待機所での過ごし方が他の風俗嬢と大きく異なります。
では、どのような過ごし方をしているのでしょうか。
ブログ更新
最近は、風俗嬢の営業方法も多様になってきています。
写真掲載をOKとしてホームページにUPしてもらったり、営業メールを送ったりするだけでは不十分です。
最近は、もっと積極的な営業が求められるようになってきています。
すなわち、ブログやSNSを用いた営業です。
例えば、お客さんへのサービスが終わって待機所に帰ってきたら、ブログを更新してプレイの感想を書くのです。
このとき注意したいのが、このブログはあくまで個人ブログではなくビジネス用のブログだということです。
お客さんが嫌いなタイプだったとしても、愚痴などはこぼさずに明るい内容を書き、自撮りの写メなども載せて好印象をあたえるようにします。
この条件を満たしていれば、ブログの内容は簡単で構いません。
文章力がなくとも実践できる方法です。
同様に、ツイッターなどで風俗嬢としてのアカウントを作成し、プライベートも含めた情報をツイートする習慣をつけるのも良いでしょう。
ツイッターは最大140文字の短文ですから、まとまった時間を確保せずとも、空いた時間にちょこちょこ書き込むことで効果が望めます。
ブログやツイッターを地道に更新し続けていると、「ブログを見て指名をしました」というお客さんが増えてきます。
続けていれば着実に効果が出てくる方法であり、お勧めの方法です。
お客さんからしてみれば、ブログやツイッターを通して性格やルックスを把握することができれば、安心して指名することができます。
「写真指名をしたのに全然違う子が来た！あの写真は詐欺じゃないか！」などという失敗はまずないからです。
待機の時間を活用して、ブログやツイッターから指名を増やしていきましょう。
お客さん管理
お客さんを覚えておくことはとても大切なことです。
お客さんはあなたのことを気に入って指名してくれるのですから、お気に入りのあなたから覚えられていると自分を特別であると感じることができ、嬉しく思えるからです。
そのため、お客さん管理をしておきましょう。
ノートでも手帖でもよいので、サービスを提供したお客さんの名前や顔の特徴、その他の特徴、性感帯、好みのプレイなどを書きつけて見直せるようにしておきましょう。
このノートを待機時間にまとめ、また待機時間の暇なときにパラパラと見返しておけば、お客さんのことを記憶しておきやすくなり、良い関係を築き、指名を増やすのに役立ちます。
爪の手入れ
風俗で遊ぶお客さんは、待合室で爪切りを提供されるなどして、プレイの前に爪を切ることを求められます。
爪は不潔感が表れやすいものであり、また実際に伸びていると不潔です。
爪が伸びて汚い手で風俗嬢が手マンなどされれば、風俗嬢が何らかの感染症にかかってしまう可能性もあります。
だからこそ、お店はお客さんの爪切りを徹底しているのです。
しかし、風俗嬢はお客さんが爪を切っていることで満足してはいけません。
風俗嬢自身も爪は綺麗にしておくべきです。
爪をピカピカに磨いておけば、それだけでかなり清潔感がアップします。
風俗嬢は手を使って色々なサービスをしますから、爪はお客さんの目にかならず入る部分です。
その部分が清潔であることは、お客さんにとって好印象となります。
勉強
風俗嬢なのに勉強が必要なの？と不思議に思った人も多いことでしょう。
確かに、待機所で勉強している風俗嬢などあまりいませんし、お店からも求められることはあまりないでしょう。
しかし、勉強は大切です。
もっとも、いわゆる学問とは異なります。
スマホでニュースを読んだり、週刊誌で話題集めをしたり、当サイトの記事を読んで知識やノウハウを身に着けたり、ハウツー本を読んだり、お客さんの情報ノートを見返したりといった勉強です。
お客さんへの接客の際には、会話も一つの仕事です。
会話を盛り上げてよりよいプレイをするためには、色々な情報を仕入れておくに越したことはありません。
また、待機所でノウハウを仕入れておけば、毎回の接客でそのノウハウを実践して成長していくこともできます。
この意味から、待機時間を勉強に使うことはとても有意義なことです。
マッサージ
マッサージチェアがあるならばそれでマッサージをしておきましょう。
風俗の仕事は肉体労働ですから、体力勝負です。
疲れていれば仕事の質は落ちてきます。
適度にセルフケアを行いましょう。
手や足のツボを調べてマッサージするのも良いでしょうし、そのような知識がなければふくらはぎをトントンと叩くだけでも血行が良くなってむくみが取れます。
寝る
上記の通り、待機時間を寝て過ごす風俗嬢もいます。
風俗嬢は昼間も仕事していれば疲れているものですし、夜遅くまで働いて疲れる風俗嬢もいるものです。
寝不足で疲れた状態であれば、サービスの質も落ちてしまいますし、美容的にも良くありません。
そのため、疲れを感じたときは、無理をせずに寝るのも有効な時間の使い方です。
可能ならば、ブログ・SNSの更新やお客さんのまとめノートを付けたり、最低限やっておきたいことを済ませてから寝るのが良いでしょう。
この時のポイントは、仮眠にとどめておくことです。
仮に待機時間が長くとも、一時間以内の仮眠にしておけば、頭がぼーっとすることもなくスッキリとした状態で次の仕事に臨めます。
また、指名が付かずかなりの長時間待機することになったとしても、そのような状態は好ましいものではありませんから、一層待機時間の有効活用が求められると言えるでしょう。
