風俗店の数が増えた結果、風俗店のジャンルが細分化しています。
このことによって、風俗嬢になりたい女性が、自分の外見やスタイル、キャラクターに合わせて働きやすくなったといえます。
中には、これまでの風俗店では働くことが難しかった女性、例えば太っている女性や高齢の女性なども働けるける可能性が高くなってきています。
本稿では、風俗店の専門化についてお話しします。
風俗店の専門化が進んでいる
最近、風俗で遊ぶお客さんの意識の変化、そしてデリヘルの数が異常に増えてきていることから、風俗店のジャンルの多様化が進んでいます。
お客さんの意識の変化として代表的なのは、ここ十~十五年くらいの間に、熟女や人妻の人気が非常に高くなったことです。
それまでは、35歳以上や40歳以上の熟女の人気はそれほど高くなく、それを好めば「マニアック」とされていました。
しかし、最近では熟女の人気が高まっており、それに伴って熟女風俗嬢を集めた専門店が増えました。
また、当サイトの記事の中でも何度も触れていることですが、デリバリーヘルスを新規開業する際には、公安委員会に届出を行い、認められれば誰でも出店ができます。
また、届け出書類に記載する店名の数には上限が設けられていないため、経営母体がいくつでも看板を掲げることができます。
例えば、経営母体が一つでありながら、普通のデリヘルを二店舗、熟女デリヘルを一店舗、ギャル系のデリヘルを一店舗、ロリ系のデリヘルを一店舗、SM系のデリヘルを一店舗・・・というように、複数のジャンルを経営することが可能です。
これがデリヘル店の増加に拍車をかけており、またジャンルが細分化する原因にもなっています。
デブ専門店とは?
さて、風俗店の専門化が進んでいるとのことですが、これまでにもいくつかの専門店がありました。
例えば、SMクラブはSMプレイを楽しむための専門店ですし、イメージクラブは妄想に応じたプレイを楽しむための専門店ですし、オナクラは女の子からオナニーを見てもらうことを楽しむための専門店です。
しかし、これらはプレイ内容は専門的であるものの、熟女系やギャル系やロリ系といったように、風俗嬢の特徴を生かしているわけではありません。
最近増えているのは、風俗嬢の特徴を生かした風俗店なのです。
熟女系やギャル系といった専門店もありますが、それ以上に古くから存在しているジャンルは、ぽっちゃり専門店やデブ専門店です。
そして、デブ専門店は今では人気のジャンルになっています。
多くの女性は、デブと言われることを嫌い、痩せたいというものです。
それは、言うまでもなく現代の日本における価値観では、スレンダーな女性が魅力的という考え方が一般的だからです。
したがって、風俗業界でもスレンダーな風俗嬢が好まれるものですし、それが一般的なお店であるならば、採用する風俗嬢はスレンダーな女性となります。
太っている女性にはお客さんが付きにくいものですし、お店側としては雇うことが少なかったのです。
しかし、太っている女性を好む男性は、確実に存在します。
そのような価値観そのものが少数派であるため、自ら太っている女性が好きであることを公言する男性はそれほどいません。
だからこそ少なく見えるのでしょうが、太っている女性が好きな男性は常に存在しているのです。
もっとも、ふくよかであるということは栄養状態がいいことの証拠であり、発育がよく丈夫な体であることの証拠ですから、子孫を残すにあたっても元気な子供を産む可能性が高いと考えられ、昔の人はふくよかな女性を好みました。
日本でもそういう時代はありましたし、今でも世界のなかで文明が遅れている地域ほど、ふくよかな女性が美しいとされています。
つまり、人間は生物としての本能、つまり子孫を残すという本能から、太っている女性を好むことがあるのです。
ただ、文明が発達した現代では、子孫を安全に残すために必ずしも太っている必要がなくなったことから、価値観が変わっているだけのことです。
したがって、今でも太っている女性が好きな男性がいるのは確かなことであり、この需要はなくなることはないでしょう。
ならば、逆に太っている女性ばかりを集めた風俗店を作れば、デブ専の男性を独占することができます。
そう考えた結果、全国各地でデブ専門店が開かれたのです。
デブ専門店で働く風俗嬢の話を聞いてみると、普通の風俗店での客受けが悪く、デブや豚とののしられて傷ついた人も多いようです。
そのような風俗嬢にとって、デブ専門店は天国のようなものです。
お客さんとして遊びに来る男性は、すべて(興味本位の男性を除けば)太った女性がタイプだという人ばかりです。
太った自分がお客さんの前に出ていっても、ののしられるどころか褒められますし、気持ちよく働くことができます。
お客さんの絶対数が少ないことから、基本的にデブ専門店では、普通の風俗店に比べて価格設定は低めになっており、そこで働く風俗嬢の給料も低めになっています。
しかし、それでも太った女性が普通の風俗店で働くのは難しいことですし、いい環境で働くことができるため、多くの風俗嬢は労働環境がいいと感じています。
デブ専門店ではどれくらいの女性が働いているのかと言えば、大きい風俗嬢では100キロ以上の風俗嬢もたくさんおり、90キロ台や80キロ台もザラにいます。
70キロ台の風俗嬢が見劣りするくらいのレベルです。
また、このような風俗店はまだまだ数が少ないため、風俗情報誌や風俗サイトで気に入った子を見つけると、県外まで遊びに行くお客さんも少なくありません。
色々な専門店
デブ専門店以外にも、マニア向けのジャンルは増えています。
どのようなお店があるのかを見ていきましょう。
貧乳専門店
例えば、貧乳というジャンルがあります。
普通、女性の胸は大きい方がいいとされているのが普通で、貧乳が売りになることはあまりありません。
その風俗嬢のルックスやキャラクター次第では貧乳でも売れるケースがありますが、一般的ではありません。
しかし、貧乳が好きな男性というのは実際に存在しており、そのような男性に向けて貧乳専門店ができているのです。
ある貧乳専門店のオーナーは、インタビューに対して、
この店を作った理由ですか?それは、僕が貧乳の女の子が好きだからです。僕自身はそれほど特殊だとは思ってませんから、同じような男性は多いんじゃないかと思って始めました。
と答えています。
そのお店には、貧乳であるものの、かわいい女性や美人な女性がそろっており、なかなか繁盛していました。
老女専門店
ほかには、老女専門店というものもあります。
これは、その名の通り高齢の女性が風俗嬢として働いている風俗店であり、若くても50代であり、60代や70代の風俗嬢も普通に働いています。
そのようなお店で遊ぶお客さんなんて本当にいるのかと疑ってしまいますが、利用者は決して少なくありません。
しかし、これは老女好きの男性が多いというわけではなく、老女専門店が非常に少ないことから、老女好きの需要を一手に引き受けて繁盛しているだけのことです。
ちなみに、老女の風俗嬢がいること自体が驚きかもしれませんが、最高年齢の現役風俗嬢は、96歳のイギリス人女性とのことです。
料金は日本円にして1回10万円であり老女を好む世界中の男性を相手に稼いでいるといいます。
地雷専門店
そして、マニアックの極みとして最近注目されているのが、地雷専門店です。
地雷とは、風俗を利用した時にそのような女性にあたってしまえば、「失敗した」と思ってしまうような女性のことです。
地雷専門店には、ブス、デブ、ババアといった地雷嬢と呼ばれる女性ばかりが集められています。
普通、風俗店を利用するお客さんにとって、地雷嬢は絶対に避けたいものですが、料金が格安であることから、好奇心が旺盛なお客さんが試しに遊ぶことがあるのだそうです。
そのようなお客さんからの支持によって人気になり、複数の店舗を出している地雷専門店もあります。
中には、「風俗遊びを止めたい人」「罰ゲームにどうぞ」などの宣伝をするお店もありますが、実際には熱心にサービスに取り組む地雷嬢も多く、「たしかに外見は問題ありますけど、サービス内容は満点でした」というような意見も見られます。
つまり、どんな風俗嬢にあたるのか、どんなサービスが行われるのかといったことが分からない、エンターテイメント性が高い風俗店と言えるでしょう。
意外にも、満足しているお客さんが多く、リピーターもいるというのですから驚きです。