日本では、ここ数年で観光客が非常に多くなっています。
日本を訪問する外国人の多くは富裕層であり、富裕層ゆえに「爆買い」といわれるようにたくさんのお金を使う傾向があり、これは遊びにも同じことが言えます。
外国人観光客は、風俗でもお金を使うことが多いのです。
これによって、外国人観光客を受け入れる風俗店も増えてきました、しかし、外国人客を受け入れたことによって、風俗嬢がトラブルに巻き込まれ、お店にも良くない影響が起こるケースがあります。
本稿では、風俗での外国人客のトラブルや問題点などについて解説していきます。
外国人のお客さんが増えている
ここ数年で、日本への観光客が増えています。
日本政府観光局が発表した資料によると、1960年代からじわじわと観光客は増えてきていたのですが、2000年代になってから伸び率が上昇し、2010年以降は非常に大きな増加を見せています。
2016年の外国人観光客は2403万人となっており、5年前の3倍になっているのです。
数年前から、中国人の「爆買い」などがニュースになっていましたし、その恩恵を受けて株価がぐんと伸びた銘柄もありました。
中国人観光客が好んで買うものとしては、日本の家電や化粧品、ブランド品などが多いと言われており、確かによく買われているのですが、そこに見られる観光客の特徴は「裕福である」の一言に尽きます。
物価が高い日本に遊びに来る観光客は富裕層であり、日本でもたくさんのお金を使うのです。
となると、遊びにもたくさんのお金を使うようになるのは当然のことです。
実際に、平均的な日本人よりも、風俗で遊ぶ人の数も多くなります。
それに対して、日本人の風俗の利用客数は減少傾向にあります。
特に顕著なのは30代の男性で、直近の10年間で20%も減少しています。
30代の男性の収入も、この10年で15%減少していることを考えると、収入減に比例して利用者減となっているわけです。
この傾向は、風俗業界にとっては好ましくないことです。
利用者が減少しているのに対し、風俗嬢になる女性は増えていますし、需給バランスが崩れてきているのです。
一昔前ならば、とりあえず風俗嬢になればある程度は稼ぐことができたため、セーフティネットとみなされることもあったのですが、最近ではセーフティネットとしての機能も果たさなくなりつつあります。
そう考えると、風俗業界にとっては、外国人観光客が風俗で遊んでくれるのは喜ばしいことでしょう。
お店としては、売上が減っていけばお店の存続も危ぶまれてくるわけですから、なんであれ売上が伸びていくのは良いことです。
外国人の需要にかこつけて、外国人利用者に対しては割高の料金でサービスを提供するお店もあります。
また、風俗嬢としても、外国人との接客ではトラブルになるリスクもあるため、バック率が高くなる傾向があります。
例えば、エクストラチャージなどの名目で、外国人に対して割高料金を請求する場合には、上乗せとなった部分は100%風俗嬢にバックされるお店もあります。
外国人客の多くは中国人
ただし、風俗を利用する外国人観光客が増えたと言っても、多くのお客さんは欧米系の人ではなく、中国人ばかりです。
外国人というと、すぐに白人や黒人を想像する人が多いのですが、実際には日本で風俗遊びをする観光客のほとんどはアジア系や中東系であり、中でも中国人が多いのです。
これは、欧米系の観光客はファミリーやカップルで来ることが多く、風俗で遊ぶことができないのに対し、中国人は男性だけのツアーで観光に来るため、風俗遊びも自由にできるのです。
また、欧米の文化から考えた時、欧米人は風俗遊びをする際には女性を直接見て選ぶのが普通であり、日本の風俗のように写真だけを見て遊ぶのを嫌うのも、風俗遊びをする欧米人が少ない理由です。
トラブルも多い
中国人観光客というと、あまりよくないイメージを持つ人も多いでしょう。
なぜならば、マナーが悪いからです。
それが中国における文化なのですから仕方ないといえばそうなのですが、少なくとも日本人のマナーから見れば、眉をひそめたくなることが多いのです。
筆者も以前、観光地で中国人観光客のツアーに出くわしたことがありましたが、ロープが張ってあり、入ってはいけないとされている場所にズカズカ入っていき、保護されている湖で手を洗っているのを目撃した時、なにか別の生き物を見ているような気分になりました。
また、中国人が間違った情報をもとに、風俗に来ることもあります。
サービス内容やシステムを勘違いしている場合もあり、言葉も通じないのですから、かなり厄介だと想像でいるでしょう。
このマナーの悪さや勘違いによって、風俗で観光客がトラブルを起こすことも少なくありません。
実際に、風俗嬢が遭遇したトラブルを見ていきましょう。
ヘルスとピンサロで働いたことがあるんですけど、どっちでも外国人を相手にしたことがあります。
本番できると思ってる人ばっかりでびっくりしました。
→外国の風俗では、本番アリが基本でありメインとなっています。
これに対し、ソープを除く日本の風俗は、本番以外のプレイで射精させるものです。
つまり、外国人の認識は、日本の風俗における常識と真逆になるわけです。
それに加えて言葉も通じません。
外国人は挿入が当然と思っているのですから、言葉が通じないままに強引に入れられてしまうことがあります。
ソープ以外のトラブルは、多くの場合、このように無理矢理本番されてしまったというものです。
言葉が通じないふりをされる。
→日本語が分かる外国人でも、分からないふりをして色々なプレイに持ち込もうとすることがあります。
風俗嬢としては、「この人、日本語わかるんじゃないかな?」と思うことも多いようです。
国籍をごまかす人を何回も見たことあるよ。
→外国人NGになっているお店で、日本人だと偽ってくる中国人や韓国人もいます。
また、外国人NGのお店で、「自分は中国系だが、アメリカ国籍を持った中国系アメリカ人である」と言い張って接客OKになったところ、英語が全く通じなかったということもあるそうです。
AVの影響を受けすぎていると思います。
→日本人の男性も、AVの影響を受けすぎていることがあるとされ、そのような男性は風俗嬢に嫌われます。
しかし中国人は、かなりAVの影響を受けている人が多いです。
なにしろ、中国では規制が厳しいため、中国にアダルトコンテンツが禁止されており、中国人にAVは存在しません。
そこで、インターネットや海賊版DVDを通じて、日本のAVが中国では大人気です。
何しろ、有名AV女優の蒼井そらの名前を知らない中国人はいないとされており、中国版ツイッターの蒼井そらのアカウントは、2000万人の中国人からフォローされる勢いなのです。
このように、日本のAVは中国で大人気なわけですが、それだけに日本のAVのプレイが本当に気持ちいいセックスだと思い込んでいる中国人は多く、ガシガシと高速で力強くやる手マンをして、風俗嬢に潮を吹かせたがるような場合が少なくありません。
日本の素人童貞よりもひどい場合があるともいわれているため、この点には注意したいものです。
外人客についた感想
上記のようなトラブルを踏まえて、外国人に接客した風俗嬢が感じた問題点をリストアップしてみましょう。
性病が怖い
どの国のお客さんかということにもよりますが、国によっては性病の罹患率が高い国もあります。
ですから、外人と接客する際には、性病をうつされないかを心配する風俗嬢も多いようです。
エイズの罹患率が異常に高い国もありますから、心配になるのも当然です。
また、上記の通り、言葉が分からないふりをして生本番を迫るお客さんもいますから、その場合にはなおさら性病の心配が多くなるでしょう。
アソコの大きさ
欧米人に接客する場合、彼らのアソコは日本人よりも大きいことが多く、痛い思いをすることもあるでしょう。
もっとも、大きくて困るサイズを持っているのは欧米人の場合です。
外国人客の多くは中国人であり、中国人のアソコのサイズは日本人とそれほど変わらないので、それほど心配する必要はないでしょう。
また、韓国人や東南アジア人になると、日本人よりも小さいことが多いので、心配しなくても大丈夫です。
プレイが激しい
上記の通り、AVに影響を受けすぎてプレイが激しいことが多いです。
また、日本のAVに影響されていない場合でも、激しいプレイを好む場合が多いようです。
少なくとも、日本人男性はMの男性も多いのとは異なり、攻めるのが好きなSの人が多くなります。
紳士的な客は少ない
ここまでのことを読めばわかると思いますが、外国人客に紳士な人は少ないです。
白人などを相手にする際には、ジェントルマンであることを期待するかもしれませんが、実際には期待通りになることは少ないでしょう。
入店させないお店も多い
上記のように、外国人の利用者は色々なトラブルを起こします。
だからこそ、外国人に否定的な風俗店もたくさんあります。
例えば、外国人OKとしていても、日本語を話せる人でなければ入店を認めないお店が多いです。
そのようなお店で、外国人として遊びに来るお客さんの多くは、ビジネスで日本に来ている外国人や、日本に住んでいる外国人など、いわば観光客以外の外国人なのです。
これは、トラブルを防ぐためということもありますが、それ以前にフロントのボーイが言語を理解できず、十分なサービスをできないからでもあります。
観光客の中にも、日本語が達者な外国人もいますが、世界の言語の中でも日本語は難しい言語なので、割合的にはかなり低いです。
お店によっては、団体で入店するお客さんは、その団体の中で1人でも日本を話せればOKという場合もあるようです。
しかし、個室では言葉が通じない相手と接客することになるのですから、風俗嬢にとってはリスクが高くなると言えるでしょう。
外国人客OKのお店で働くリスク
以上のように、外国人客への接客には、様々な点で問題点があります。
それでも、外国人客を受け入れているお店で働くならば、相応のリスクを覚悟しなければなりません。
もちろん、上記のようなトラブルに見舞われるリスクもありますが、外国人客はお店自体にもリスクをもたらします。
それはなぜかというと、以下のような理由からです。
店舗型風俗店では、受付を済ませたお客さんは自分の順番が来るまで、待機室で待ちます。
その時、外国人観光客と居合わせた時、色々な問題が起こります。
例えば、外国人客が団体であった場合、特に中国人や韓国人に言えることですが、かなり声が大きいため、うるさい、うざいと感じてしまいます。
また、外国人客に対して性病リスクを感じているのは、風俗嬢だけではなくお客さんも同じですから、性病を心配する人もいます。
さらに、外国人に抱かれている女性は安っぽく感じてしまう男性もたくさんいます。
うるさいとか、性病が心配といった意見はよく理解できますが、安っぽく感じてしまう理由には色々あると思います。
日本の敗戦後の貧しい時代に、在日米軍を相手にした日本人の売春婦のことを「パンパン」などと称し、生活のためにアメリカ人に体を売った女性としてさげすまれたことがありました。
このことからも分かる通り、同じ民族同士の同胞感情から、生活のために外国人に抱かれた女性というのを、さげすんでしまう傾向があるのだと思います。
また、日本人男性客の中には、東南アジアなどに売春旅行に行ったことがある人もいるでしょう。
そのような売春旅行では、現地の困窮した売春婦を相手にしているのですから、「外国人に抱かれる=安っぽい」という意識が芽生えているのだと思います。
上記のような理由から、外国人客を受け入れているお店を利用した日本人客は、「もうこのお店は止めた」と思う可能性が高いです。
外国人と居合わせて嫌な気分になったならば、外国人NGのお店で遊んだほうが気分がいいからです。
したがって、お店としては、外国人客を受け入れることによって、短期的には売上を上げることができるかもしれません。
風俗嬢としても、それが稼ぎにつながることもあるでしょう。
しかし、外国人客の利用は一時的なものという可能性もあり、いつまでも利用してくれる保証はありません。
外国人客の利用がなくなったとき、日本人客まで離れていたとなれば、お店は暇になるでしょうし、風俗嬢の稼げなくなっているはずです。
このことから考えても、風俗嬢がお店選びをする時には、できるだけ外国人NGのお店を選んだほうが良いでしょう。
日本人の利用客が減少傾向にあるとはいいますが、だからと言って外国人NGのお店では稼げないということでもありません。
日本人だけを相手にするお店で働き、日本人からきっちりと指名をもらうために接客を工夫したほうが、長期的に安定して稼げる可能性が高いです。
働く前に確認を
したがって、これから風俗嬢になる女性は、そのお店が外国人のお客さんを受け入れているかどうかを、しっかり確認してから働く必要があります。
お店を選ぶ際には、お店のホームページを見たり、問い合わせたりすることによって、外国人を受けいれているお店かどうか、もし受け入れているならば、外国人NGにできるかどうかを確認しておきましょう。
もっとも、外国人OKのお店では、上記の通り日本人客の足が遠のくことがあり、そのお店で外国人NGにしたならば、稼げなくなってしまいます。
外国人客はほとんどフリー客になるのですから、これは当然のことでしょう。
ですから、外国人OKのお店で外国人NGにするよりも、最初から外国人NGのお店で働き、日本人だけを相手にした方が良いでしょう。
まとめ
本稿で解説した通り、外国人のお客さんは色々なトラブルを引き起こすと言われています。
実際の風俗嬢の声を聞いてみても明らかで、少なくとも「外国人のお客さんに接客するのが好き」といった意見はまず見られません。
日本人利用者が減り、外国人利用者が増えている流れの中で、外国人利用者を受け入れるお店も増えています。
しかし、そのようなお店で働いて、外国人客特有のリスクを背負うよりも、日本人客だけを相手にするお店で働いた方が無難だと言えるでしょう。