風俗嬢は、クレジットカードを作るのが簡単ではない職業です。
なぜならば、昼職と兼業していない場合には、無職として申し込むことになってしまうからです。
無職でも審査に絶対通らないわけではありませんが、審査に通るのは簡単なことではないでしょう。
しかし、風俗嬢でもクレジットカードを作ることは可能です。
本稿では、クレジットカードを作る要点を見ていきます。
また、クレジットカードを作れない人でも利用できる、デビットカードについても解説していきます。
クレジットカードを持つと便利な時代
日本では、他の先進諸国に比べるとクレジットカード普及率がやや低いのですが、それでも、多くの人がクレジットカードを持っている状態です。
さすがに、クレジットカード払いにしか対応していないというお店はないものの、クレジットカードを持っていれば色々と便利です。
インターネット通販での買い物や、スマホアプリの課金などは、クレジットカードがあると便利になります。
クレジットカードは、普通の仕事をしている人ならば、問題なく作ることができます。
したがって、風俗嬢でも、昼職と掛け持ちをしている人は、作ることが可能です。
無職の人では、学生や専業主婦ならば、専用のプランでクレジットカードを作ればよいでしょう。
しかし、専業で風俗嬢をやっている人は、それを職業欄に記入して申し込むわけにはいきませんから、どうしても無職として申請することになります。
もちろん、それでは審査に通らない可能性がかなり高いです。
では、専業風俗嬢がクレジットカードを作りたいときには、どのようにすればよいのでしょうか。
職業欄はどうする?
無職で申し込むのが問題と聞くと、
職業をどうしようか迷っているなら、アリバイ会社を使えばいいんじゃないの?
と考える人もいるかもしれません。
しかし、アリバイ会社とは、あくまでも家族や知人に対するアリバイを作るためだけの会社です。
家族や知人には大した調査能力はありませんから、アリバイ会社でも騙すことができるでしょうが、クレジットカード会社にはすぐにバレてしまいます。
バレてしまうと、虚偽申告をした悪質な利用者とみなされます。
その情報が個人信用情報機関に登録され、複数のクレジットカード会社に情報が共有されるかどうかは定かではありません。
しかし少なくとも、風俗嬢を辞めて昼職に就いてから、また同じクレジットカード会社に申し込んだとしても、おそらく審査には通りません。
アリバイ会社を使って審査に通ることはなく、信用にキズをつけるだけなので、やってはいけません。
ならば、専業風俗嬢は、クレジットカードを作ることはできないのでしょうか。
まず言えることが、最近のクレジットカード会社は、長期的な視点でのユーザー獲得のために、若年層への審査が緩めになっています。
一方、ある程度年を取ってから、初めてクレジットカードを作ろうとすれば、審査に通りにくい傾向があるため、できるだけ早めに作った方が良いでしょう。
作るための方法としては、風俗嬢として稼ぎ、確定申告をし、無職ではなく自営業としてクレジットカードを申し込むという方法が考えられます。
しかし、キャバ嬢や風俗嬢といった職業は、どれだけ稼いでも確定申告をしていない人がほとんどで、確定申告しなくても税務署からツッコまれない特殊な職業でもあります。
クレジットカードを作りたいからと言って、敢えて確定申告し、高い所得税や住民税を支払うのはデメリットが大きすぎます。
そこで、もっともよいのが、派遣会社に登録することです。
バイトの案内を受け取り、仕事を選ぶ派遣会社ならば、登録だけして働かず相変わらず専業風俗嬢として働きながら、派遣社員としての肩書を得ることができます。
クレジットカードの審査でも、消費者金融からの融資などと同じで、勤務先に在籍確認を行うものです。
しかし、派遣会社は普通の会社とは異なり、登録している社員の数が非常に多く、特定の社員の在籍を照会することも困難です。
実際には照会をかけることができるでしょうが、ただ登録しているだけなのか、きちんと働いているのかで大きく信用が異なるのですが、派遣会社はそのような個人情報をクレジットカード会社に伝えることはできません。
このため、クレジットカード会社は、派遣社員として申し込みがあった場合には、在籍確認を行うことなく、個人信用情報などから判断していきます。
過去に金融事故履歴などがなければ、通る可能性がかなり出てくるのです。
したがって、とりあえず派遣会社に登録して、職業記入欄には派遣社員として記入し、申し込むのが良いでしょう。
正社員に比べると安定性は低く、クレジットカードの限度額も低い可能性が高いですが、それでも作っておくべきです。
最初の契約では、例えば限度額が30万円くらいでの契約になるかもしれませんが、それがあるだけでも生活は便利になりますし、使い続けて信用を得られれば、限度額を上げることもできるでしょう。
審査の緩い会社を狙い撃ち!
クレジットカードを作れる会社には色々あります。
信販会社だけではなく、銀行も発行していますし、消費者金融会社が発行していることもあります。
それぞれの会社で審査基準は異なるため、審査が緩い会社に申し込むのが賢明です。
ただし、審査基準はそれぞれの会社が公開しているものではなく、あくまでも審査が緩いという噂がある、審査が緩いと評判であるという意味に過ぎません。
審査が緩いクレジットカードは、消費者金融系のクレジットカードが代表的で、アコムが発行するACマスターカードが有名です。
その他に緩いとされているのは、楽天カードやエポスカードなどが知られています。
これは、審査が厳しいとされているアメックス、JCBなどとは審査のスタイルが異なるためだとされています。
消費者金融系のクレジットカードを持っていると、借金をしているようにも見られがちで、格好悪い気がするかもしれません。
しかし、そのようなクレジットカードでも、とりあえず作ってちょこちょこ利用し、1年も使い続ければ、その利用履歴から信用が高まり、色々な会社でカードを作りやすくなっているものです。
また、キャッシング枠を設けないこともポイントです。
クレジットカードを作る際には、キャッシング枠を希望するかどうかの選択をすることになり、キャッシング枠を希望したほうが審査には通りにくくなります。
そこで、あえてキャッシング枠を希望せずに申し込むことで、審査に通りやすくしたほうが良いのです。
したがって、風俗嬢がクレジットカードを作るにあたっては、
- 昼職を少しだけ掛け持ちしたり、派遣会社に登録したりすること
- 過去に金融事故を起こしていないこと
- 審査の緩い会社を狙うこと
などの条件を揃えていけば、クレジットカードを作れる可能性は十分にあるといえます。
デビットカードを検討してみる
しかし、色々気を付けてクレジットカードを作ろうとしたものの、審査に通らず作れなかったという人もいると思います。
その際に検討したいのが、デビットカードです。
デビットカードは、クレジットカードとは全く別物です。
クレジットカードのショッピング枠を使って買い物をしたとき、一括払いか分割払い、あるいはリボ払いを選びます。
支払い方法は色々ですが、どれも完済までの間、クレジットカードに立て替えてもらっているため、借金をしている形となります。
しかし、デビットカードは借金をしていることにはなりません。
なぜならば、デビットカードはあらかじめ銀行口座にお金を入れておき、カードを使うとすぐに口座から引き落とされるシステムになっているからです。
誰にも立て替えてもらっておらず、借金したことにもなりません。
したがって、デビットカードを作る時には、審査の必要もありません。
デビットカードを提供する会社としては、自社でショッピング代金の立て替えをしなくていいわけですから、当然ながらその人がきちんと返済できるかどうかを審査する必要もなく、無職で貧乏な人でも、お金持ちでも、等しく発行することができるのです。
もちろん、銀行口座にお金がなければデビットカードを使うことはできませんから、緊急の際に口座にお金が入っていなくて使えないということもあります。
しかし、クレジットカードを持つとお金を使いすぎてしまう人にとっては、口座に入っている金額が利用限度額になるので、使い過ぎの危険性を排除することができます。
デビットカードを作ろう
デビットカードは、多くの金融機関や企業から提供されています。
銀行口座を持っている人は、その銀行について調べてみれば、デビットカードの情報を得ることができるでしょう(地方銀行では提供していない場合もあります)。
既に銀行口座を開設している状態ですから、非常にスムーズにデビットカードを作ることができます。
デビットカードを使おう
ただし、利便性において、デビットカードはクレジットカードに大きく劣ります。
なぜならば、クレジットカードに比べて、利用できないお店も多いからです。
利用の際には、仕えるかどうかをきちんと確認する必要がありますが、使えない場合も多いので、あまりアテにしすぎないようにしましょう。
もっとも、現在の日本では、コンビニをはじめとして至る所にATMがありますから、デビットカードを使えない場合にはATMからお金を下ろして使えば良いのですから、深刻な問題にはならないでしょう。
それでも、クレジットカードに比べると使い勝手が悪いので、できるだけクレジットカードを作りたいものです。
まとめ
風俗嬢でも、きちんとポイントを押さえて申し込むならば、クレジットカードを作ることは可能です。
大切なのは、審査の緩い会社に申請し、ともかく1枚のクレジットカードを作ることです。
最初は限度額が低くても、そこから公共料金の支払いをしたり、ちょっとしたネットの買い物を決済したりするだけで、随分と便利です。
そのような使い方をし、間違いなく支払いを続けていけば、やがて色々なクレジットカードが作れるようになります。