保証制度とは、一定の給料を風俗嬢に保証する制度のことです。
風俗嬢にとっては、安定して稼ぐことができますから、保証制度は非常にうれしい仕組みとなります。
しかし、保証制度についてしっかり理解していなければ、もらえると思っていた保証がもらえないこともあります。
保証制度には色々な条件が付けられているのです。
期待外れな結果にならないためにも、本稿で保証制度の条件について勉強していきましょう。
保証は嘘?本当?
保証制度とは、一定の保証額を定めておき、風俗嬢の稼ぎがそれを下回った場合に、その保証額を支給する制度のことです。
保証制度を利用すれば、出勤日あるいは期間ごとに、最低でも保証された給料をもらうことができます。
このため、安定的に収入を得ることができ、風俗嬢にとって大きなメリットがあります。
非常にいい制度ですが、扱っているお店が少ないわけでもありません。
風俗の求人を見ても、「日給保証3万円!」や「3日で12万円必ず支給!」などと書かれていることがよくあります。
しかし、実際に風俗店の面接を受けると、条件に合わないので保証制度が適用できないなど、様々な理由で保証してもらえないことがあります。
求人では保証ありと書かれていたのに、保証を受けられないとは、いったいどういうわけなのでしょうか。
初めて風俗嬢になろうとしている人にとっては、「やっぱり風俗業界は信用できない」と思うかもしれません。
これは、お店が嘘をついているのではなく、お店の採算を考えたうえで保証を検討していることが理由です。
保証によってお店が得られるメリット
保証制度を理解すればわかりますが、風俗嬢が稼いだ額より保証額が多くなってしまえば、お店には損失となります。
これを保証割れと言います。
保証割れすれば負担となり、保証割れしなくても規定の給料を支払う必要があるのですから、保証制度はお店にとってマイナスでしかないように見えます。
しかし、ただ負担になるだけならば、お店が保証制度を取り入れることはありません。
やはり、メリットがあるからこそ保証制度を設けているのです。
稼げないと感じた風俗嬢は、稼げる風俗店に移ろうとするものですが、そうなればせっかくその風俗嬢が獲得したリピーターはいなくなり、売上が減ってしまいます。
さらに、新たな風俗嬢を採用するための求人活動をする必要があり、経費が掛かります。
しかし、保証を出すことで、風俗嬢は収入に不安を持たずに働けるようになります。
このため、お店への定着率が上がります。
ほかには、保証制度を設けているお店で働きたいと考える女性が多いため、応募してくる女性が増えるというメリットもあります。
応募してくる女性の絶対数が増えれば、その中から稼いでくれそうな女性を採用することで、売上を伸ばしていくことができます。
保証条件の具体例
その風俗嬢に保証を出すことによって発生する負担よりも、保証を出すことによって得られるメリットが大きければ、お店は喜んで保証を出します。
したがって、無条件に、永久的に保証を出すことはありません。
それぞれのお店では、保証を出すことによって得られるメリットが大きくなるように、また負担が小さくなるように、いくつかの条件を設けています。
具体的には、以下のような条件がよく見られます。
出勤日数と出勤時間
保証を出す条件として一番多く見られるのは、一定以上の出勤日数と出勤時間を求めるというものです。
お店が設定した日数や時間以上をクリアできない風俗嬢は、保証を受けることができません。
よくある条件は、週に5日以上出勤、1日8時間以上勤務という条件です。
ほかには、出勤する風俗嬢が少ない日や時間に、お店の求めに応じて出勤することによって、保証を受けられるお店もあります。
この条件により、たくさん出勤できる女性にだけ保証をつけることになります。
出勤している女性の数が多くなるため、お客さんからオーダーが入ったものの、全員接客していてオーダーを受けられない、ということがなくなります。
また、たくさん出勤する女性は、それだけ接客の機会も多くなり、リピーターを獲得してくれる可能性も高まります。
つまり、お店の稼ぎ頭として育ってくれる可能性も高いため、保証する価値があると考えるのです。
これに対し、少ししか出勤しない女性ならば、お客さんが指名したいと考えた時に出勤していないことが多く、お客さんはリピーターに育つ可能性が低いです。
そのような風俗嬢は、お店の稼ぎ頭に育つ可能性も低く、保証を出せない理由が分かると思います。
新人期間だけという条件
もちろん、出勤日数や勤務時間以外にも条件がつけられることがあります。
よく見られるのは、出勤日数と勤務時間に条件を付けたうえで、新人期間だけ保証をつけるというものです。
お店に入ったばかりのころは、指名客もいないため、お客さんの方からお呼びがかかることは少ないです。
そのため、保証期間を入店から1ヶ月~3ヶ月の新人の間に限定して、保証を出しているお店もあります。
お店側も、せっかく採用した女性がすぐに辞めてしまえば、新人研修などの手間がかかるばかりで効率が悪いです。
このため、保証を出して安心してもらい、お店への定着を狙うわけです。
もっとも、保証割れしても負担になりますから、お店はホームページで「新人入店!」とアピールしたり、指名したい風俗嬢が埋まっているお客さんや、フリーのお客さんには「新人にいい子が入っていますよ」などと宣伝して、保証割れしない程度にお客さんをつけることが多いです。
出稼ぎ期間だけという条件
最近では、出稼ぎで働く風俗嬢が増えています。
出稼ぎ風俗嬢のほとんどは、経験豊富なベテラン風俗嬢であり、軍隊で言えばプロの傭兵のようなものです。
このような風俗嬢は、保証を出しても来てほしいと考えるお店は多いです。
もし、東京の有名店から出稼ぎにくる風俗嬢を雇うことができれば、地方のお店にとっては目玉商品として売り出すことができますし、保証を出す以上に売上につながるのです。
このため、出稼ぎ風俗嬢に対しては、出稼ぎ期間中に限定して保証を出すのですが、給料の保証以外にも、寮としてワンルームマンションを提供するなどの優遇をする場合も多いです。
もちろん、出稼ぎ風俗嬢の保証にも、出勤日数や勤務時間の条件があります。
しかし、そもそも出稼ぎ風俗嬢はたくさん稼ぐことを目的にしており、たくさん出勤してたくさん働くのが普通ですから、この条件はあまり問題になりません。
売上に条件をつけることも
あまり強調されることがない条件ですが、例えば、1ヶ月の売上が日給保証15日分を下回った場合には保証打ち切りなど、保証を受けるための売上が条件になっていることも多いです。
保証割ればかりしている風俗嬢は、お店にとってデメリットでしかありません。
そのような女性に保証を出し続けるよりも、魅力的な風俗嬢、リピーターがたくさんいる風俗嬢に保証を付けて、頑張って働いて欲しいと考えます。
また、初めはなかなか稼げなくて保証割れになる女性でも、長い目で見て保証をつけても十分に元が取れる売上を上げてくれる風俗嬢に、保証を出したいと考えます。
あまり稼げない女性にとっては厳しい条件になるため、保証の条件としてはっきり書かれることはない条件ですが、売上によって条件が付けられていることは多いため、面接の際にはしっかり説明してもらうことが大切です。
まとめ
保証制度は、風俗嬢が安定して稼ぐために、非常に役立つ仕組みです。
しかし、保証を受けるためには一定のハードルが設けられており、それをクリアできない女性は保証を受けることができません。
風俗嬢になる女性には、特別な事情がある女性も多いものです。
昼間の仕事とダブルワークをしている女性、大学生として勉強や就職活動をしながら働いている女性、シングルマザーとして子供の世話をしている女性など、色々な事情から、出勤日数や出勤時間が限られる人もいます。
そのような女性は、保証を受けることが難しいですが、そうでない女性は積極的に保証制度を活用してみてください。