風俗店の一形態に、会員制風俗というものがあります。
会員制風俗は、その名の通り会員だけが利用できる特別な風俗店のことであり、高級風俗は会員制になっているケースが良く見られます。
会員制であるが故に表に出ることが少なく、実態も謎に包まれている会員制風俗とは、いったいどのようなところなのでしょうか。
会員制風俗とは?
風俗の世界に多少関心のある人であれば、風俗店の中に会員制の風俗店、つまり会員以外は利用することができない風俗店が存在することを知っていると思います。
知らない人は、試しにインターネットで「会員制風俗」と検索してみると良いでしょう。
検索結果には、高級風俗店のページがずらりと並んでいるのを見ることができるでしょう。
しかし、なぜ会員制などといった制度を取り入れているのでしょうか。
当サイトでも解説しているとおり、近年風俗店の経営は厳しくなってきており、どのお店もお客さんの獲得に必死になっています。
会員制は会員以外利用できないため、初見のお客さんがフラリと利用するなどということができにくくなってしまいます。
お客さんを遠ざけるような制度を利用しているというのは、確かに不思議なことです。
このことを、会員制高級デリヘルの経営者に聞いてみたことがあります。
すると、会員制の目的には、
- 富裕層の取り込み
- 会員と風俗嬢の安全確保
- 利益とサービスの質の安定の確保
があるということが分かりました。
では、これらについて見ていき、会員制風俗について勉強していきましょう。
会員制の目的
会員制の目的は以下の三つです。
富裕層の取り込み
一つ目の目的は、富裕層を狙い撃ちするということです。
富裕層のお客さんは、一般的な風俗店でよくVIP待遇を受けているものでうが、そのような富裕層の取り込みを狙う高級店は、あえて会員制を採っています。
ここでいう富裕層とは、単なる成り上がり的なお金持ちというよりも、経営者、弁護士、医師、芸能人、スポーツ選手などといったお客さんを指します。
これらのお客さんは、高収入であることはもちろんのこと、上質な遊びを求める傾向があります。
そのため、お店の内装、スタッフの質、風俗嬢の質などに強いこだわりを持っています。
そのため、お店側としてもVIPへの上質な待遇を提供すべく努力する必要があります。
例えば、その一つに「会員の好みの風俗嬢を適切に派遣していく」というものが考えられますが、そのためにはお客さんが増えすぎると不適切な対応も増えてきます。
そこで、あえて会員制にしてお客さん一人ひとりを大切にすることで、満足度を向上させることを目指しているのです。
「会員制風俗」で検索するとよく分かりますが、どれも高級デリヘルのような料金の高い会員制の風俗店が表示されるのも、VIPの人を対象としている風俗だからです。
中にはホームページすら持たない会員制風俗も存在するようです。
このような風俗店では、一般の人はその存在さえ知り得ることができず、会員同士の紹介でなければ登録することができません。
このような風俗店こそ、まさにVIPのためだけの特別な風俗店であると言えます。
会員と風俗嬢の安全確保
二つ目の目的は、会員と風俗嬢の安全性の確保です。
会員制を採用することによって、他の風俗店と比べてお客さんの絶対数は大幅に減少することになります。
そうすることで、風俗嬢は身分の分からない怪しい男性を相手にすることもなくなります。
そうすることによって、風俗嬢が危険な目に遭ったり、性病に感染するリスクも低くなり、ひいては会員が性病に感染するリスクも低くなるのです。
高級店でありながら性病をうつされたとなれば、会員からの信頼は失墜します。
お店としては、それは何としても避けなければならないことです。
会員制風俗では、風俗嬢は定期的に検査を受け、性病に感染していないことを確認する義務があります。
また、会員も登録の際には健康診断を受け、安全であることを求められるケースも珍しくありません。
もちろん、会員になるための条件はお店によって様々ですが、健康診断だけではありません。
お店によっては紳士的であるどうか(立ち居振る舞いや丁寧な言葉遣いなど)も条件となっており、高級風俗の雰囲気を壊すような野卑な人は、いくら年収が高くとも利用できないこともあります。年収が求められることもよくあります。
また、会員制風俗では会員情報の管理を徹底することで、利用していることが外部に漏れないシステムになっています。
そこで働く風俗嬢の情報もトップシークレットとなっていることもあります。
富裕層のお客さんの中には社会的地位がある人が多く、風俗を利用していることを知られてはいけないことがほとんどです。
一般の風俗店であれば、目撃情報や関係者からの暴露によって利用がバレてしまう可能性は十分にありますし、風俗嬢にしてもお客さんから掲示板に書き込まれるなどしてバレてしまうことがあります。
しかし、会員制風俗ではお客さんの情報が外部に漏れることはありませんし、風俗嬢の情報も洩れることはほとんどありません。
グラビアアイドルなどが風俗店で働くことがあると噂されることがありますが、そのようなグラビアアイドルは風俗嬢であることがバレると本業に支障が出るため、会員制風俗で働くことによって外部に知られないようにしているのです。
利益とサービスの質の安定の確保
三つ目の目的は、利益とサービスの質を安定させることです。
ほとんどの会員制風俗では、会員になるにあたって入会料を支払わなければなりません。
一般的な風俗店にも入会料はありますが、せいぜい1000円や2000円のものであり、実際にはあってないようなものです。
しかし、会員制風俗では何万円、何十万円という入会料がかかります。
そのため、お店は新規入会で大きな利益を手にすることになります。
また、お客さんは高い入会料を支払うことによって、「高い入会料を支払ったのだから利用しなければもったいない」という心理が働くため、利用促進に繋がります。
高いお金を支払っていれば、他の風俗店と縁があったとしても、会員制風俗に通うことになるのは当然のことです。
何万円、何十万円という入会料を支払わせ、お客さんの利用を促すというのは、一見あこぎな商売だと感じる人もいることでしょう。
しかし、これには会員にとっても相応のメリットがあります。
それは、このようなシステムによってお客さんが何度も利用するようになれば、お店としてもお客さんの好みを把握しやすくなるということです。
例えば、ある会員は経営者であったとします。
経営者というのは得てして時間に正確なものですが、会員がそのような性格であるとお店が把握していれば、「このお客さんは時間に厳しい人だから、風俗嬢が○分早く到着するようにしよう」などといった対応を取れるようになります。
このような対応は、一般の風俗店ではありえないことです。
このように、会員制であることによって、利益の安定と同時に、それぞれの会員に合わせてサービスの内容や質を充実させていくことができるのです。
当然、お客さんも高い満足度を得られます。
まとめ
会員制風俗に所属する風俗嬢はクオリティが著しく高いという特徴があります。
容姿が飛び切り優れているのはもちろんのこと、会話や立ち居振る舞いも洗練されていなければ、働くことはできません。
質の高いサービスを求める会員を満足させられない女性が働ける場所ではないのです。
したがって、いまだ風俗店で働いたことがない一般的な女性や、大衆店で働いている風俗嬢が会員制風俗で働きたいと思っても、働けない可能性が高いと言えます。
しかし、何らかの特殊性ある女性ならば可能性はあります。
例えば本業でもVIP向けのサービスを提供しており容姿が非常に優れている人(CAやレースクイーン、VIP向けのコンパニオンなど)や、洗練された会話力やマナーを身に着けている美人(キャバ嬢やホステスなど)であれば、会員制風俗に挑戦してみるのも良いかもしれません。