風俗嬢の多くが抱く悩みのひとつに、「お客さんと何を話してよいかわからない」というものがあります。
お客さんとの間に流れる沈黙で気まずい思いをしたことがあるという風俗嬢もいることでしょう。
沈黙によって風俗嬢もお客さんも気まずい思いをすることなく、お互い良い気持ちでプレイをしていくためにはどうすればよいのでしょうか。
本稿では、誰にでもできるテクニックを紹介していきます。
会話の悩み
当サイトの記事の中で何度か述べていることですが、風俗嬢は性的サービスの提供が全てではありません。
風俗嬢のなかには、抜いてあげればそれで満足してもらえると考える人も多いものです。
もちろん、お客さんが性的サービスを求めて来店しているのは間違いのないことなのですが、それは裏を返せば、お客さんにとって性的サービスは当然のものであるということでもあります。
性的サービスだけでは他の風俗嬢と差別化することは難しく、指名本数を伸ばしていくこともできません。
お客さんたちは、案外性的サービス以外の部分にも満足を求めているものです。
そのため、お客さんと楽しく会話ができるというのは、風俗嬢として大きな強みになります。
初めて会うお客さんとも会話を盛り上げてから性的サービスに入り、時間が余った場合にもまた会話で楽しむことができれば、お客さんにとってあなたの覚えはめでたいものとなるでしょう。
とはいえ、初めて風俗で働くとき、多くの風俗嬢は沈黙に戸惑うものです。
これは、風俗に来る男性がどんな人なのか分からずに緊張していたり、怖いと感じていたりすることから沈黙してしまうのです。
また、それ以外にも風俗で接客するお客さんの年齢層は20代前半から60代以上と幅広いため、自分と離れた年齢のお客さんとどのような話をしたらよいか分からずに沈黙してしまうということもあります。
この沈黙もどこ吹く風とあまり気にかけず、せっせと性的サービスを行う風俗嬢もいますが、それはあまりよくない態度です。
なぜならば、この時にはお客さんもどこか気まずい思いをしているものであり、そのような思いをさせてしまえばリピートしてもらえる可能性も小さくなるからです。
一番重要なのは慣れなのですが、やはり方向性を持ったうえで慣れていくのと、何も方向性を持たずに慣れようとするのでは結果に雲泥の差が現れます。
そこで、ここではどのようなお客さんとも盛り上がりやすい会話のネタをふたつばかり紹介しましょう。
食べ物ネタ
まず、どのようなお客さんにもウケるネタといえば「食べ物ネタ」です。
いつの時代も料理番組や、グルメをテーマとしたバラエティ番組や旅番組などは途切れず放送されているものですし、食べ物をテーマとした書籍や雑誌も絶えず出版されています。
これは、人々がいつでも食べることに関心を持っていることの証拠です。
会社の重役、一風変わった人、オタク、フリーターなどなど、誰でも毎日食べることをしていますし、食べることに喜びを覚えているでしょう。
飽食の現代でこそ食べることは人々の喜びなのですから、これをもってしても食べ物への本能的な関心の高さがうかがえます。
一口に食べ物の会話といってもバラエティに富んでいます。
グルメのお客さんとはおいしいお店の話で盛り上がることができますし、もしあなたがグルメでなければお客さんにおいしいお店の紹介をしてもらうなどすれば盛り上がることでしょう。
得てしてグルメを自任している人は自分がグルメであることを誇るものですから、興味津々で聞けば得意気に話してくれるはずです。
お客さんがグルメでなくとも、自炊をしているお客さんならば得意料理の話などで盛り上がることもできます。
これもグルメの場合と同様に、あなたに得意料理がなかったとしても、お客さんの得意料理の話をたくさん聞いてあげると良いでしょう。
料理できるアピールをすることで、お客さんの満足度は高まるはずです。
また、世間一般では風俗嬢のイメージは未だ良好ならざるものがあり、自堕落な性格であるというイメージを抱いているお客さんも少なくありません。
このイメージの問題はひとまず置いておいて、あなたにもし得意料理があるならば、ギャップによる好印象を与えることができるでしょう。
もしあなたが食べ物ネタを持っていなくとも、このようにお客さんに教えてもらう形を取ると良いでしょう。
男という生き物は、いつでも女性に対して優位に立ちたいと思っているものです。
教える側と教えられる側では教える側が優位ですから、お客さんは教えるという行為を通して自尊心を満たし、精神的満足を得られます。
このように、食べ物ネタは汎用性が高いネタですからオススメです。
会話の入りとしては、自然に食べ物ネタを振るためにも「今日は夕飯を食べて帰るんですか?」「今日は夕飯をどこかで食べてきたんですか?」などといったナチュラルな話題から入るのが良いでしょう。
また、働くお店を選ぶ際の基準の一つとして、あなたがよく利用するエリアのお店をあえて選ぶのも一つの手です。
そうすれば、お店に来たお客さんと周辺の美味しいお店やおしゃれなお店などの話題で盛り上がることができるからです。
恋バナ
次におすすめしたいのは「恋バナ」、つまり恋愛ネタです。
といっても、これは露骨な恋バナではなく、ぎりぎりの恋バナをするのがポイントです。
お客さんの中にはあなたに恋愛感情を抱いているお客さんもいることと思います。
そこで真剣な恋バナをしてしまえば、お客さんの熱は冷めてしまうことでしょう。
しかし、ぎりぎりの恋バナをすることによって、盛り上がったり軽く嫉妬させたりすることができるのです。
したがって、恋バナをすると言っても、あなたが本当に好きな人の話や、彼氏がいても彼氏の話をするのはNGです。
「彼氏はいるの?」と聞いてくるお客さんもいると思いますが、そのお客さんが求めている答えは「NO」です。
ですから、あなたに彼氏がいたとしても、彼氏の存在は否定しなければなりません。
しかし、単に「NO」と言っただけでは盛り上がることもできないでしょうから、恋バナにつなげるために
彼氏、欲しいんだけどいないんだよね~。
この前、友達に誘われて合コンにも行ったんだけどいい出会いがなくて・・・。
などと言うのが賢い返し方です。
このような切り返しから恋バナに花が咲けばしめたものです。
しかし、恋バナが向かないお客さんも多いので気を付けたいものです。
風俗に遊びに来るお客さんの中には、女性からモテないために性欲をもてあまして風俗に遊びに来る人も多いのです。
そのようなお客さんの中には、女性でいい思い出がないお客さんもいますから、そのようなお客さんに恋バナを振りすぎると皮肉になってしまいます。
そうならないために、少し恋バナを振ってみて反応が芳しくない場合には恋バナを控えた方が賢明です。
このほか、恋バナが盛り上がっても、お客さんの彼女や奥さんの話を聞きすぎるのも良くありません。
お客さんがそこにうしろめたさを感じていた場合には盛り上がりを削ぐ結果になってしまいます。
しかし、お客さんがその背徳感を楽しんでいる場合には適当に話してあげるのが良いでしょうし、これもお客さん次第と言ったところでしょう。
このように、恋バナにはややデリケートな側面もありますから、こちらから恋バナを振る場合には、自然な会話の流れの中で「どんなタイプの子が好きなの?」などと聞いてみるのが良いでしょう。
食べ物ネタや恋バナを振るスキルが身に着くだけでも、会話に困ることが少なくなるはずです。
会話が盛り上がって精神的な満足も与えられるようになれば、お客さんはあなたによいイメージを持ち、リピート率向上につながるはずです。