ピンクサロン、ヘルス、ソープランド、どう違うの?

日本の風俗店には、本当にいろいろなお店があります。

ピンクサロン、ファッションヘルス、デリヘル、ソープランド、SMクラブ、イメクラ、性感エステ、性感マッサージ・・・ざっと上げただけでもこのように多くの種類があるのです。

これをざっくりと理解するためには、ピンクサロン、ヘルス、ソープランドの三つに分けて理解するのがいいでしょう。

本稿では、この三つの特徴や違いを解説していきます。

日本の風俗は多種多様

ピンサロヘルスソープ

日本の風俗店は、外国に比べると比較にならないくらい多くの種類のものがあります。

そういうものに常に興味を抱く男性ならば、それぞれの風俗店の違いなどはある程度わかっているものですが、あまり詳しくない人や女性にとっては、いったいどのような違いがあるのか、わからないと思います。

そこで、本稿では、日本の風俗店のジャンルを大きく三つに分けて解説してみようと思います。

その三つの業種とは、ピンクサロン、ヘルス(店舗型のファッションヘルスや無店舗型のデリバリーヘルスなど)、ソープランドです。

 

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日本の風俗店のジャンル

では、それぞれのジャンルの特徴を見ていきましょう。

ピンクサロン

ピンサロヘルスソープ

ピンクサロンは、略してピンサロと呼ばれる業種です。

ピンクサロンは、上記の三つの業種の中で、お客さんにとっても風俗嬢にとっても、最もお手軽なジャンルとなっています。

ピンクサロンで風俗にデビューする女性も多いのですが、ピンクサロンは店内が薄暗くなっており、明るい場所で見るよりも顔や体型がはっきりと見えないため、地域によっては五十歳以上の熟女が最後に勤める風俗店として働いていることもあります。

ピンクサロンの最大の特徴と言えば、ほとんどのお店が建前としては飲食店で営業しているということです。

キャバクラやクラブと同じ「風俗営業第二号営業」の許可のもとに営業しており、中には「深夜における酒類提供飲食店営業」の許可しか受けていないお店もあります。

つまり、性風俗店としての届け出を出すことなく、性的サービスを提供しているのです。

このため、ピンクサロンには常に摘発のリスクがあるともいえます。

ピンサロヘルスソープ

ピンクサロンは、お店にもよりますが、多くの場合において、店内には二人掛けのソファがいくつも置いてあり、そのソファで性的サービスが行われます。

それぞれの席はカーテンなどで仕切られているか、観葉植物を置くなどして隣の席が見えないようになっています。

しかし、特殊なお店になると、あえて隣の席が見えるようにすることによって、お客さんの興奮を高める工夫がされているお店もあります。

このほか、ソファを置くのではなく、ネットカフェの個室くらいの広さのフラットシートが設けてあり、そこでプレイが行われることもあります。

上述の通り店内は薄暗く、大音量の音楽(ユーロビートなど)がかかっているのが普通です。

そのため、あまりにもうるさくて長時間はいられないというお客さんもいます。

プレイ時間が短いことも特徴です。

30分前後のプレイ時間となっていることが多いのですが、お店によっては「花びら回転」といわれるシステムになっており、女の子が交代で複数人ついてサービスを行うお店も多いです。

例えば、30分のプレイ時間で花びら回転のシステムならば、女の子が10分ずつ、3人回転するというようなものです。

この場合、「花びら3回転」と呼ばれます。

ピンサロヘルスソープ

逆に、プレイ時間はすべて一人の女の子がサービスを続けるお店もあり、この場合には「マンツーマン」と呼ばれます。

プレイ料金は、地域によって大きく異なります。

東京の大塚や巣鴨といったお店が集中している地域ならば、おのずと競争が激しくなることから、3000円程度から遊べるお店もあります。

このことから、安く遊ぶならピンクサロンと考えられることもあります。

しかし、お店が少ない地域では、1万円以上が相場になっていることもありますから、必ずしも「ピンクサロン=格安」とは限りません。

プレイ内容にしても、地域やお店によって多種多様です。

女の子が裸になるかどうか、素股をするかどうかなどの違いがあります。

ほとんどの場合、フィニッシュはフェラチオなのですが、まれに本番行為まで行うお店もあります。

このようなお店を、「本番ができるピンクサロン」を略して「本サロ」といい、わずかに存在しています。

ピンサロヘルスソープ

このほか、地域によってピンクサロンの呼び方が異なるというのも特徴と言っていいでしょう。

全国的にはピンクサロン略してピンサロという呼び方がメジャーですが、ススキノではピンクキャバレー略してピンキャバ、名古屋ではキャンパスパブ略してキャンパブ、中国地方ではピンクサロンのことを「尺屋」、本サロを「発屋」と呼ぶこともあります。

ピンクサロンでは、女の子の給料が高くないのが普通です。

シャワーもなく、男性器をおしぼりで拭いただけでフェラチオをしなければならないため、衛生的に良い職場とは言えません。

特に、料金が安いお店ではお客さんが多く、さらに基本的なプレイ時間も短めであることから、女の子はお客さんからお客さんへとひっきりなしにサービスしなければならないため、労働内容としても過酷になります。

しかし、ピンクサロンならではのメリットもあります。

ピンサロヘルスソープ

それは、給料が時給制であり、さらにお客さん一人当たりの単価給が併用されているお店が多いということです。

時給が発生するのですから、出勤さえしてしまえばまったく稼げないということはなくなります。

このほか、性風俗店は風営法の定めによって、女性従業員の身分証明書のコピーと在籍名簿を保管しておくことが義務付けられていますが、ピンクサロンは飲食店という名目で営業していることから、書類を保管する必要がないのです。

身分を明確にし、その資料を保管されることが無いため、何らかの事情を抱えている女性、例えば住所不定の女性でも働きやすいというメリットがあります(ただし、身元確認が不十分であることから、お店側は未成年を採用してしまうなどのリスクを抱えることになります)。

 

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ヘルス

ピンサロヘルスソープ

ヘルスは、店舗型のファッションヘルスや、無店舗型のデリバリーヘルスなどが有名です。

言うまでもなく、キス、全身リップ、手コキ、フェラチオ、素股などのヘルスサービスを行う風俗であり、本番行為は禁止されています。

店舗型は店舗を構え、店舗内でヘルスサービスを行うのに対し、無店舗型はお客さんのところに風俗嬢がデリバリー(お届け)されてヘルスサービスを行います。

ほかにもイメージクラブ(イメクラ)、性感マッサージ、性感エステなどと呼ばれる風俗店も、ヘルスから分化して生まれたものです。

もともとは店舗型のヘルスしかなかったのですが、80年代以降にジャンルが細分化していく中で、できていったのです。

イメージクラブとは、その名の通りイメージを重視したヘルスです。

お客さんは、それぞれの趣味趣向にしたがって、色々な妄想を抱いているものです。

例えば、電車の中で痴漢をしてみたい、高校の教師になって女子生徒とエッチなことをしてみたい、逆に高校生のときに女教師にセクハラされてみたかったなどの妄想を持っているのです。

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これらの妄想の中には、現実で行うと逮捕されてしまうものも多いため、合法的に妄想を叶えるためにイメージクラブが利用されています。

イメージクラブには色々なセットがありますから、電車で痴漢をしたいならば、電車のセットがおかれたプレイルームの中で、風俗嬢に対して痴漢プレイを楽しむことができます。

教師になって女子生徒とエッチなことをする、あるいは女教師からセクハラされる妄想ならば、学校のセットの中で女子生徒や女教師の姿にコスプレした風俗嬢とエッチなことを楽しむのです。

このように、イメクラではセットやシナリオ、コスプレによって、妄想の世界を再現しながらプレイすることができます。

ただし、プレイ内容まですべて妄想通りに行くわけではなく、フィニッシュはフェラチオや素股というのが普通で、基本的に本番はありません。

最近では、神戸の福原や福岡の中洲において、本体はソープランドでありながら、イメクラのようなセットも備えている「シチュエーションソープ」というものも人気になっています。

しかし、本番行為を含む風俗店ですから、あくまでもこのようなお店はソープに分類されます。

ピンサロヘルスソープ

性感マッサージというのは、風俗嬢が指サックをつけ、お客さんのアナルに指を入れて前立腺を刺激し、射精させるという風俗店です。

似た名前の性感エステは、普通のマッサージの後に手コキで射精させるという違いがあります。

ちなみに、性感エステならばどこでも射精させるのかというとそうとは限らず、睾丸周辺のリンパマッサージをするだけで、手コキはしないというお店もあります。

基本的にお客さんは責められるだけであり、時に女の子がトップレスになったり、胸を触られることはありますが、他のジャンルに比べて女の子の負担は軽くて人気があるため、女の子のクオリティがハイレベルになる傾向があります。

このような性感系のお店では、以前ならば「女の子がお客さんの男性器を触れば風俗店、男性器には触れずに睾丸やその周辺だけを触るならばマッサージ店」と解釈されており、マッサージ店といえるならば届け出は不要でした。

そのため、店舗型の性感マッサージや性感エステは気軽に開店することができたため、一時は店舗数がかなり増えました。

しかしその後、「男性器周辺に触れたら風俗店」と言うように解釈が変わったため、たくさんのお店が摘発されて消えていきました。

ピンサロヘルスソープ

現在では、性感マッサージも性感エステも、デリヘルとしての届け出を行っており、無店舗での営業がほとんどです。

そのため、これらもヘルスに分類されると考えてよいでしょう。

イメクラや性感マッサージ・性感エステは、上記の通りヘルスから分化したジャンルですから、そこで働く風俗嬢の給与システムも、基本的にはすべて一緒となります。

 

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ソープランド

ピンサロヘルスソープ

ソープランドの最大の特徴は、ピンクサロンやヘルスとは異なり、基本サービスに本番が含まれているということです。

日本では、売春防止法という法律があるため、女性が金銭目的で本番行為を行うことは禁止されています。

そのため、本番行為をする風俗店は、普通ならば違法になるのですが、ソープランドは個室浴場という建前で営業されています。

つまり、ソープ嬢はお客さんの入浴のサポートをしているだけであり、介助する女性と介助される男性が自由恋愛としてセックスをしているということです。

お客さんの誰もが本番行為を前提として、入浴など二の次で遊びに来ているのですから、かなり強引な解釈であるといえますが、警察が摘発しないのはこういう理由からなのです

このことから、ヘルスで働く女の子は従業員扱いになるのに対して、ソープランドで働く女の子は「お店からプレイルームを借りて個人で営業している個人事業主」という立場で働いています。

したがって、ヘルスのようにお客さんの支払うプレイ料金をお店と分け合うのではなく、お客さんはフロントでお店に入浴料を支払い、プレイルームでは女の子に対してサービス料を直接支払うことになります。

ピンサロヘルスソープ

お店は入浴料の100%を取り、女の子はサービス料の100%を取ることになります。

ただし、お店によってはフロントで全額の支払いを受けて、後でお店から女の子にギャラを支払う場合もあります。

このような場合には、女の子はプレイ料金の60%くらいを受け取ることになりますが、タオル代やお茶代などはお店に支払うため、それらが天引きされたものが支給されます。

タオル代やお茶代のことからもわかりますが、ソープランドは個人事業主としての立場で働いているため、お店が備品をそろえることがありません。

そのため、ソープランドのプレイルームに備え付けられている飲み物やタバコといったものも、ほとんどの場合には女の子が自腹で購入していますし、シャンプーやボディソープ、ローションといった道具も女の子が自ら用意します。

したがって、小さな出費が何かと多くなります。

一般的に、ソープランドは本番をするだけに、他のジャンルの風俗店よりもプレイ料金は高めになっており、女の子が得られるお金も多くなっています。

しかし、うまくやりくりしていかなければ、色々な出費がかさんで、手取りが少なくなるということも考えられます。

ちなみに、昔のソープランドは、プレイ料金の平均は3~5万円であり、高額な風俗店として知られていました。

そのため、女の子の手取りも他のジャンルよりかなり高く、月収100万円を超えるのは普通でした。

ピンサロヘルスソープ

しかし、最近では1万5000円程度の大衆ソープランドも増えましたし、中には1万円を下回る激安ソープランドもあります。

そのため、ソープランドで働けば確実に稼げるとは言えない状況になっています。

このほか、ソープランドでは基本的に本番をするものであり、エアーマットとローションを用いて洗体(エアーマットに寝た状態のお客さんにローションを垂らし、ソープ嬢が全身を密着させて洗うサービス)なども行い、それに加えて浴槽内でのプレイなども基本サービスに含まれています。

したがって、高い技術が求められますし、体力的な負担も大きくなります。

もっとも、最近では大手グループが組織力を生かし、若い女の子を集めて料金も安くする代わりにマットプレイなどを提供せず、ヘルス感覚で遊べて本番ができるというソープランドも増えてきています。

このようなソープランドならば、高い技術は求められず、体力的な負担もヘルスと同程度であり、「本番ありのヘルス」という感覚で働くこともできます。

お客さんとしても気軽に遊べるため、人気が高まっています。

また、このようなお店では、講習を通して高い技術を獲得する必要がないため、風俗嬢から「すぐに入店できて稼げる」と認識されることから、風俗嬢からの人気も高まっているようです。

 

 

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