風俗店のサービスは、そのジャンルによってサービスが異なります。
最も多いデリヘルでは、本番行為を除く様々なプレイが可能となっています。
ただし、あらゆるサービスが基本サービスに含まれているということではなく、オプション料金を支払うことで可能となるものも多いです。
しかし、風俗嬢を始めたばかりの女性にとっては、オプションの内容も分からなければ、何をOKあるいはNGにすればよいのかも分かりにくいと思います。
そこで本稿では、オプションの基本知識と選び方の基本を学んでいきます。
オプションとは?
風俗店のサービスは、基本となるサービス以外に様々なオプションがあります。
特に、ヘルス系の風俗は本番行為がなく、基本サービスはキス、全身リップ、手コキ、フェラ、素股などのソフトなものですから、より多彩なプレイを求めるお客さんはオプションを利用することになります。
オプションを利用すると、お客さんは追加料金を支払います。
この追加料金は、お店が決めている割合で風俗嬢に支払われます。
お店によっては、オプションは全額風俗嬢の取り分とすることもあります。
このオプションには色々なものがあります。
大抵のお店に共通するものから、そのお店のコンセプトによって設けられている特殊なものまでありますが、オプションが豊富なデリヘルなどでは、10種類以上ものオプションを設けていることもあります。
したがって、風俗初心者の女性は、オプションの内容が良くわかりませんし、どこまでOKにすれば稼ぎやすくなるのかも良くわかりません。
お店は「オプションは自由に決めていいよ」と言うでしょうが、どう決めていいのか分からないのです。
これが分からない理由としては、
- オプションの内容が分からない
- オプションの料金が分からない
- オプションの人気が分からない
などが理由になっていると思われます。
デリヘルでよくみられるオプションの内容や料金、人気などを知れば、「このオプションは簡単そうだしOKにしよう」「このオプションは料金が高いけど、ちょっとキツそうだからNGにしよう」など、オプションのOK・NGを決めるための方向性が見えてくることと思います。
ソフトなオプション
まず、ソフトなオプションから見ていきましょう。
風俗嬢への負担は軽く、お客さんのライトな嗜好を満たすためのプレイですから、ほとんどの風俗嬢はNGにしていません。
下着関連のオプション
下着関連というと漠然としていますが、よくあるオプションです。
例えば、お客さんのところに派遣されるとき、お客さんの希望に応じてパンストを履いて行ったり、エッチなパンティを履いて行ったり、ノーパンで行ったりするオプションです。
パンストオプションやパンティオプションを選んだ場合、お店によってはそのパンストやパンティをお客さんにプレゼントする場合もあります。
また、パンストオプションの場合には、パンストを破るプレイができることがほとんどで、これを目当てにパンストオプションを選ぶお客さんもいます。
これは、非常にソフトなオプションだと言えますし、それなりに人気があります。
パンストフェチや足フェチのお客さんはパンストオプションを依頼することが多く、美脚を売りにしている風俗嬢は、このオプションによって稼げることもあります。
ただし、パンストオプションが無料になっているお店もありますし、オプション料金を取っていても1000円くらいですから、たくさん稼げるというわけではありません。
ほとんど負担がないオプションですから、とりあえずOKにしておくのが良いでしょう。
コスプレ
最近は、コスプレがかなり市民権を獲得しています。
以前ならばオタク趣味として敬遠されることも多かったのですが、最近はハロウィンなどの時期になると、多くの人がコスプレを楽しんでいます。
デリヘルでも、コスプレオプションを設けているお店がたくさんあります。
もちろん、コンセプトが強いお店では、オプションではなくそれが基本的な衣装になっていることもあります。
例えば学園もののデリヘルならばセーラー服やブレザー、OL系のお店ならばレディーススーツ、ナース系のお店ならばナース服といった感じです。
しかし、普通のデリヘルでは、コスプレがオプションとなっていることが多いです。
ナース、OL、制服、スクール水着、メイドなどのコスプレがよく見られます。
コスプレオプションを注文された場合には、プレイ中も基本的にそのコスプレのまま行います。
脱いでしまってはただの裸になってしまいますから、コスプレに燃えるお客さんは、着衣のままのプレイを好むことが多いのです。
性癖の強いお客さんは、コスプレ衣装に射精して汚すことを好むなどの場合もありますが、コスプレ衣装はお店の備品ですから、なんら問題ありません。
コスプレも、基本的なサービス内容は変わりませんから、ハードルの低いオプションだと言えます。
料金は1000~2000円くらいが一般的です。
ただし、風俗嬢はただ着てプレイをするだけであり、衣装のクリーニング代などはお店の負担になるため、完全にお店のサービスとして無料オプションで提供されたり、バック率が低めに設定されていることもあります。
人気度としては、客層に左右されることもあるので一概には言えませんが、コスプレをNGとしている風俗嬢はほとんどいませんから、とりあえずOKにしておけばよいと思います。
大人のおもちゃ
大人のおもちゃを使ったオプションも定番です。
このオプションでは、主にピンクローター、バイブ、電マを使います。
それぞれのおもちゃについて簡単に説明しておくと、
・ピンクローター
親指大の振動部をクリトリスに当てたり膣内に入れたりするおもちゃ。
・バイブ
男性器の形状をしており、膣内に入れて振動や回転させるおもちゃ。
・電マ
振動部をクリトリスにあてるおもちゃ。
もとは電動マッサージ機であり、肩にあてるなどして使われるものだが、今やクリに当てるものとして浸透している。
といった感じです。
大人のおもちゃは、基本的にはお客さんが風俗嬢に使って楽しみます。
しかし、M男専門店などでは、風俗嬢がお客さんに使って楽しむ場合もあります。
多くの場合はお客さんが風俗嬢に使って楽しみます。
これを使っている時、当然ながらお客さんに肉体的な快感はありません。
しかし、このようなお客さんは風俗嬢をイカせることで精神的な満足を得ています。
だからこそ、風俗嬢をイカせようとして、しつこく刺激してくることもあります。
しつこく刺激されると、刺激が強すぎて疲れてしまうこともありますし、それほど感じなくても感じている演技に疲れてしまうことがあります。
しかしながら、お客さんがおもちゃを使っている間は、風俗嬢は感じていればいいだけなので、手マンをされて痛い思いをすることはありませんし、フェラなどをする時間も短くなるというメリットもあります。
したがって、大人のおもちゃのオプションは、上記のオプションよりは多少ハードルが高いものの、ソフトだと言ってよいでしょう。
それをやることで大きな負担になることはないので、OKにしておいて良いと思います。
料金は1000~3000円が相場で、人気もそれなりに高いです。
オナニー鑑賞
オナニー鑑賞とは、お客さんの前でオナニーを披露するオプションです。
需要があるのかと不思議に思う人もいるかもしれませんが、オナニー鑑賞というジャンルはAVでも良くありますし、有名AV女優の作品のワンシーンでもオナニーシーンを盛り込んだりすることも良くあることを考えると、男性が女性のオナニーを見て興奮することが分かると思います。
また、アダルトライブチャットの仕事内容を見てみると、男性が女性のオナニーを見て興奮するというのがメインのサービスになっていますから、このことからも、女性のオナニーに興奮要素があることが分かります。
このプレイは、大人のおもちゃを使ったプレイとは異なり、自分に負担にならないように刺激しながら感じる演技をすればいいだけなので、それほど辛くはありません。
それを見ながら自分で男性器をしごくことを好む男性もいますから、風俗嬢がお客さんを攻める手間もいくらか軽減されます。
ただし、自分でしている姿を見られるのが無理だという風俗嬢もいます。
見られることが嫌でなければ、オナニーをするだけでオプション料金をもらえ、プレイ時間も短くなり、体にも負担が少ないため、割のいいオプションだと言えます。
オプション料金は2000円程度になっていることが多いです。
これも、見られるのが絶対に無理という場合を除けば、OKにしておく方が好ましいオプションです。
聖水プレイ
聖水プレイとは、おしっこを使ったプレイのことです。
風俗業界では、おしっこのことを聖水と言います。
おしっこプレイでは、おしっこを使って様々なプレイをします。
ソフトなお客さんならば、風俗嬢がおしっこをするのをお客さんが見るというプレイをしますが、ちょっとマニアックになると浴尿プレイと言って、お客さんの体や顔におしっこをかけることもあります。
もっとマニアックなお客さんになると、おしっこを飲む飲尿プレイに至ることもあります。
オナニー鑑賞と同じで、お客さんにおしっこを見られたり、かけたりする羞恥心に耐えられるならば、OKにしておいて問題ないでしょう。
風俗嬢に肉体的な負担はありませんし、お客さんがかけられたり、飲んだりした場合にも、シャワーをきちんと浴びて、歯を磨いてもらえば不潔でもありません。
オプション料金は1000~2000円程度で、それほど人気のプレイではありません。
中間レベルのプレイ
ソフトとはいえないものの、ハードとも言えないプレイもあります。
ここではそれを「中間レベルのプレイ」と言います。
オプションは、非常にソフトなものから中間のもの、ハードなものと色々ですが、ソフトなものと中間のものを比べると、一気にハードルが上がります。
ここから中間レベルのオプションに触れていきますが、大きくハードルが上がると考えてください。
即尺
即尺とは、お客さんのもとに派遣されたとき、出会ってすぐにフェラチオをすることです。
フェラチオは基本プレイに含まれていますが、あくまでもシャワーを浴びた後の男性器をなめます。
即尺では、洗っていない男性器を口に入れるため、どうしても受け付けないという人も多いです。
しかし、女性の体に大きな負担がかかるとも言えませんから、中間レベルのプレイに分類しています。
即尺ができるかどうかは、客層によっても大きく異なります。
客層がいいお店では紳士的なお客さんが多いため、即尺を依頼していたとしても、事前にシャワーを浴び、不潔でない状態で即尺を依頼するお客さんも多いです。
しかし、客層が悪いお店では、不潔な状態で即尺させることに興奮するため、あえて数日間お風呂に入らずに即尺を依頼してくるようなお客さんもいます。
したがって、即尺の許容度は、風俗嬢の感じ方や客層によって大きく異なります。
無理ならばNGにしても良いでしょうし、それほど気にならない、あるいは変なお客さんがあまりいないお店で働いているなどの場合には、OKにしておいても良いと思います。
オプション料金は2000~4000円程度で、人気は比較的高めです。
ごっくん
ごっくんとは、お客さんがイク際に口内射精し、それを吐き出さずに飲み込むことです。
精液の主成分はタンパク質ですから、それを飲みこむことに害はありません。
しかし、精液の味は決して良いものではありませんから、飲み込むことに抵抗がある女性も多いものです。
しかし、お客さんからの需要は高めです。
というのも、お客さんの性的な知識がAVによって得られている場合も多いからです。
AV女優たちは、かなりの頻度でごっくんをしているため、そのような映像から知識を得ているお客さんは、ごっくんをしてもらわなければ物足りない、あるいはごっくんにすごく興奮するということが多いのです。
また、風俗とは非日常を楽しむ遊びであると考えると、ごっくんという非日常的なプレイに興奮することが、なんとなく分かるかもしれません。
ごっくんをすることは、風俗嬢に肉体的な負担はありませんが、味がどうしてもだめという風俗嬢はNGにしても良いと思います。
ただし、人気のオプションの一つですから、OKにしておけばそれによってそこそこの稼ぎが発生することでしょう。
オプション料金は4000~5000円が相場です。
ハードなプレイ
ハードなプレイになると、風俗嬢側に何らかの負担があります。
必ずしも肉体的な負担ではありませんが、色々な形でのリスクがあるプレイになるため、NGにしている風俗嬢が一気に増えるのです。
NGにしている風俗嬢が多いだけに、これをOKにしていることで、そのオプションを希望するお客さんの指名を獲得できる可能性があります。
顔射
顔射とは、お客さんが射精をする際に、精液を風俗嬢の顔にかけるプレイです。
AVでも顔射の演出は非常に多く、そのことから人気の高さが分かります。
ただし、顔射は風俗嬢側に負担があるプレイです。
まず、顔に精子をかけられ、洗って精子を落とすと、どうしてもメイクが崩れるため、メイクをし直さなければならないからです。
お客さんが勢いよく射精した場合には、髪の毛に精子がかかってしまうこともあります。
その場合には、髪の毛を洗う必要があるのですが、そうなるとメイク直しをするだけではなく、乾くまでは次の接客をするのが難しいなどの面倒になることもあります。
このほか、万が一顔射した際に精子が目に入ってしまうと大変です。
目は粘膜の一種であり、目は物質を吸収する性質があるため、目が炎症を起こして充血してしまうかもしれません。
また、お客さんが何らかの性病を持っていた場合には、目が性感染症になる恐れもあります。
このようなリスクがあることから、顔射をNGにしている風俗嬢は非常に多いです。
たくさんの指名を受ける忙しい風俗嬢は、メイクをし直している時間はあまりありませんから、顔射をNGにしなければならないのです。
しかし、顔射のオプション料金は4000~5000円程度と高いため、オプション料金を全額バックしてくれるようなお店ならば、これを受けるだけの価値があるとも言えます。
もしNGにせず受け入れるならば、顔射される際には必ず目をつぶるように注意しましょう。
写真撮影
このプレイは、風俗嬢とのプレイを写真撮影できるオプションです。
写真撮影といっても色々な制約があり、
- 撮影の際には身分証明書を提出し、誓約書に署名すること
- 携帯カメラではなくポラロイドカメラで撮影すること
- 性器は撮影しないこと
- 顔は撮影しないこと
などの決まりがあります。
したがって、写真撮影をされたとしても、その写真が流出してしまったり、それによって身バレしてしまったりするリスクは低くなるように配慮されています。
ただし、体に特徴的なタトゥーがあるなど身体的な特徴がある風俗嬢は、その写真が何らかの形でお客さん以外の目に触れた時、身バレする可能性があります。
とはいえ、そのようなことになるリスクは極めて低いと言えるでしょう。
風俗嬢への直接的な負担もありませんし、オプション料金も4000~5000円と高めに設定されているため、これを正しく理解している風俗嬢はOKにしても良いと思います。
ただし、写真を撮られることはやはり心配なようで、NGに設定している風俗嬢が圧倒的に多いオプションでもあります。
AF
AFとはアナルファックのことであり、お尻の穴に男性器を入れるプレイです。
ソープランドを除くほとんどの風俗店では本番行為は禁止されており、デリヘルも同様に本番が禁止されています。
これは、本番行為をすると売春になってしまうからです。
しかし、肛門に入れるのは売春には当たらず、法律違反でもありません(この辺の法律はあいまいで理解しにくいところもあるので、詳しくは説明しません)。
AFは、風俗嬢への肉体的負担が大きく、経験したことのない女性にはほぼ不可能です。
このため、AFはNGとしている風俗嬢が圧倒的に多いです。
しかし、実際に風俗店のページを見てみると、AFをOKとしている風俗嬢が結構いることが分かります。
お店によっては、表面上はAFと設定しておき、AFのていで本番行為を行う裏オプションとしてAFの記載をしている場合もあるようです。
いずれにせよ、AFは風俗嬢に負担の大きいプレイであり、オプション料金も5000~10000円と高額です。
まとめ
風俗店では、オプションを強要することはなく、自由にOKかNGかを決めることができます。
もちろん、あまりにもNGが多すぎると、「これでは稼ぎにくくなるから、これとこれはソフトだしやってみたら?」などとアドバイスを受けることはあるでしょう。
しかし、基本的には風俗嬢の好きなように設定することが可能です。
風俗嬢に初めて挑戦する女性は、まずは肉体的にも精神的にも負担が軽いソフトなオプションをOKとし、慣れていくにしたがって、可能なオプションを増やしていけばいいと思います。
もちろん、一貫してソフトなオプションだけという働き方も可能ですし、一旦OKにしたオプションも、きついと思えば後から再びNGにすることができますから、その点は安心してください。