風俗嬢として、人気を得るために重要なのは、ルックスやスタイルだけではありません。
当然、それらは持っていれば強力な武器になるでしょうが、それ以上に重要なのがサービスの充実です。
サービスを充実させるということは、お客さんの心を満たすということです。
だからこそ、何気ない一言がお客さんを満足させたり、不満にさせたりします。
本稿では、人気を得るための言葉について解説していきます。
良い言葉、悪い言葉
風俗嬢の経験がない女性は、可愛い・美人な・愛嬌のあるルックスや、巨乳・スレンダー・美脚などのスタイルが重要だと思いがちです。
しかし、人気嬢になるために重要なのは、ルックスやスタイルだけではありません。
ルックスやスタイルは、持っていれば強力な武器になるのですが、それだけに頼りきりでは人気嬢にはなれません。
人気嬢になるために重要なのは、サービスを充実させることなのです。
サービスを充実させるためには、色々な方法があります。
より気持ちよくさせるためのテクニックを磨くのはもちろんですし、女性らしい仕草を学ぶとか、お客さんが疑似恋愛を楽しめるような雰囲気づくりをするといった方法が考えられます。
つまるところ、サービスを充実させるということは、肉体だけではなく、精神的にも満たすということです。
この考え方を軸にすると、分かりやすいと思います。
そう考えると、お客さんへの何気ない一言が、いかに重要であるかが分かるでしょう。
何気ない一言で満足感が大きくなったり、あるいは不満に思ってしまったりすることがあるのです。
具体的には、どのような言葉が満足や不満を生むのでしょうか。
いくつか例を見ていきましょう。
良い言葉の例
良い言葉の例を知るためには、お客さんが言われて嬉しかった言葉を知るのが良いでしょう。
いくつか挙げていきます。
気持ちよくなっちゃった。
すごく感じちゃった。
→お客さんの中には、風俗嬢にも気持ちよくなって欲しい、イカせたいと考える人が少なくありません。
そうすることによって、自分のテクニックは女性を満足させられるものだと思えたならば、自尊心も満たされます。
精神的に満たされるのです。
ですから、風俗嬢は感じる演技をするだけではなく、言葉に出して気持ちよかったと伝えると効果的です。
お客さんが彼氏だったらいいのにな。
→これは、「かっこいい」「付き合いたい」などと言われているのと同じことですから、非常に嬉しいことです。
「すごく感じちゃった」→「お客さんが彼氏だったらいいのにな」という流れで言われれば、「そんなに気持ちよかったんだ」と、自尊心を満たされて、お客さんは満足します。
これは、女の子も「可愛い」「モテそう」などと言われれば嬉しいのと同じことです。
お世辞と分かっていても、嬉しいものです。
ちなみに、お世辞と分からないお客さんにこのようなことを言うと、「じゃあ付き合おうよ」などと言われるかもしれませんが、そもそもお世辞で言っているのですから、断ることになります。
その際には、「今は理由があって風俗に専念したいから、彼氏は作らないの」などと言っておくのが良いでしょう。
〇ヶ月ぶりですね。来てくれてうれしいです。
→デキる風俗嬢は、リピーターに関するメモをつけています。
名前、好きなプレイ、性感帯、来店日時などの情報をノートにつけておくのです。
そうすれば、お客さんに最適なサービスをすることができ、満足度を高めることができます。
また、このようなメモがあれば、前回の来店日時が分かります。
指名が入ったときにノートで確認しておき、「〇ヶ月ぶりに会えてうれしい」などと言えば、お客さんの満足度はかなり高まります。
自分のことを覚えていてくれたと知り、承認欲求を満たされるからです。
特別感を与えることもできます。
普段、寂しいと感じているお客さんならば、効果は抜群です。
中に出して!
→生本番のソープなどで、中出しを受け入れているならば、ただ中出しされるのではなく、お客さんがイク際にはこのような言葉をかけましょう。
普通、中出しは特別な関係の相手に許すものですから、それが中出しOKのソープだとわかっていても、お客さんは求められることに嬉しくなるものです。
これも、特別感が生まれることによって、承認欲求を満たされるからです。
悪い言葉の例
悪い言葉とは、お客さんを冷めさせてしまう言葉だと考えるとわかりやすいかもしれません。
例えば、以下のような言葉です。
痛い!
→上記でも触れましたが、お客さんは自分のテクニックを「気持ちいい」と褒められることによって、自尊心を満たします。
その逆パターンは、「痛い!」と言って拒否の姿勢を示すことです。
つまり、「痛い!」という言葉は、お客さんにとっては「下手!」「テクニックがない!」と言われているのと同じことなのです。
ですから、お客さんを傷つけないような言葉と態度で応えましょう。
例えば、お客さんのやり方が痛かったとしても、「もう我慢できない、今度は私に攻めさせて」などと言って、お客さんを受け身にしてしまいましょう。
がっつかないでよ。
→お客さんの中には、久しぶりの風俗であるとか、初めての風俗であるとかの理由で、ひときわ興奮してしまい、風俗嬢を激しく扱うことがあります。
これは、痛くなることもありますし、うっとうしく感じることもあります。
そこで、「あんまりがっつかないでよ。」などという言葉が出てしまうのです。
これも、お客さんを冷めさせる一言です。
「女慣れしていないから、普段は女性と縁がないからがっついてしまった。俺ってダサいな」などと思ってしまうからです。
こんなときは、「ちょっと落ち着いて。嫌いじゃないけど、今日はまったり楽しみたい気分なの」などと言って、お客さんをやんわり落ち着けましょう。
眠い・・・。
疲れたー。
→風俗嬢によっては、長時間勤務のラストの方の接客や、出勤が続いた日の接客などの際に、悪気なく「眠い」「疲れた」とこぼしてしまうことがあります。
しかし、これはお客さんにとって冷めてしまう一言です。
お客さんは、これからエッチなことをするのですから、気分は盛り上がっています。
そこで、このようなやる気のない発言をされたら、盛り上がりに水を差されてしまうのです。
昼職と掛け持ちをしていたり、鬼出勤している風俗嬢は、確かに眠かったり、疲れたりするでしょうが、言葉に出すのはNGです。
まだイカないの?
→お客さんが、射精のために気分を高めていたところ、うんざりしたように「まだ?」などと言われれば、冷めてしまいます。
早く終わらせたいという気持ちが伝わってしまいますし、「退屈してるんだな」「俺ってテクニックないのかな」と、卑屈な気分になってしまいます。
お客さんがイクのが遅いと感じても、イクまで積極的な態度を維持したり、感じている演出を行なうことが大切です。
(ゴムを渡して)着けて。
→ソープなどで本番をする時、お客さんはゴムを自分でつけるのが嫌というわけではないのですが、できればソープ嬢に着けてもらった方が興奮します。
また、ゴムを渡しされて「着けて」と言われると、言い方によっては「本番やりたきゃ勝手に着けなよ」というニュアンスに聞こえてしまうこともあります。
このように、場合によってはやる気のなさを感じさせてしまうこともあるので、このような言葉もNGです。
お客さんを笑ってしまう
→これは言葉ではありませんが、絶対にNGです。
例えば、お客さんの早漏を笑ってしまう、アソコが小さいことを笑ってしまう、包茎を笑ってしまうなどです。
男性は、自分がコンプレックスに思っている部分を笑われてしまうと、深く傷つきます。
二度と指名してくれなくなるでしょうから、絶対に笑ったり、驚いたりせず、普通の出来事のようにふるまってください。
その他
その他として、愚痴が挙げられます。
他のお客さんの愚痴をこぼしてしまえば、お客さんはせっかくの楽しい気分を台無しにされてしまいます。
無神経な風俗嬢になると、ホストや彼氏の愚痴をこぼすこともあるようですが、そのような愚痴は最悪です。
また、プライベートをあれこれ聞くのもNGです。
風俗のお客さんの中には、これまで彼女ができたことが一度もない人もいます。
そのようなお客さんは、「彼女いない歴=年齢」ということにコンプレックスを持っていますから、「彼女はいるの?」「結婚してるの?」などと聞かれると、傷口をえぐられたような気分になります。
風俗店の接客マニュアルをみてみよう
上記の良い言葉・悪い言葉は、お客さん側からの意見であり、大変参考になるものです。
次に、逆の立場から見てみましょう。
サービスを提供する側のお店では、風俗嬢たちが使うべき言葉を、どのように指導しているのでしょうか。
ネット上に流出しているマニュアルを見てみるのが、大変参考になります。
実際、このマニュアルを見た男性からは、「こんなマニュアルがあったなんて。騙されてた!」などという言葉も出ているくらいですから、効果はかなりあると思われます。
風俗店の良い言葉マニュアル
風俗店では、良い言葉を以下のように指導しています。
お客さんの外見を褒める言葉
- お客さんって、○○さん(有名人)に似てるって言われません?○○(かっこいい、さわやかなど)ですね
- 昔好きだった人に似てる
- (毛深い人に対して)男らしくて素敵です
- (オタクっぽいお客さんに対して)何でも知ってて尊敬します
- (普通のおじさんに対して)大人の男って感じで素敵です
- (普通の若い男性に対して)お客さんに若い人ってなかなかいないから嬉しいです
- (筋肉もりもりの人に対して)がっちりしてる人が好きなんです
- (ガリガリの人に対して)引き締まってて素敵です
- (太っている人に対して)かわいい!
- (身長が高い人に対して)モデルみたいで素敵です
- (身長が低い人に対して)かわいい!
- (服装や装飾品などに対して)すごくオシャレですね。似合ってます
- (仕事帰りのお客さんに対して)スーツが似合う男性がタイプなんです/ネクタイがすごくオシャレですね
- (眼鏡をしている男性に対して)眼鏡フェチなんです
お客さんとのエッチを褒める言葉
- こんなに優しくしてくれる人初めて
- 一緒にいると癒される~
- 仕事なのにマジになっちゃった
- 仕事で感じることなんて普通ないのに
- 相性がぴったりだね!
- 今までで一番気持ちよかったよ
- キスが上手ですね
以上のように、実に様々な言葉があることが分かります。
お客さんの外見が良くなかったり、特徴がなかったりした場合にも、言い換えによって気分を良くさせるテクニックも、覚えておくと非常に役立ちます。
言葉と態度の組み合わせ
風俗店でも、良い言葉はマニュアル化して風俗嬢に指導しているわけですが、もちろんこれだけでは不十分です。
いくら言葉を尽くしても、態度によってそれが明らかに嘘だとわかってしまうと、お客さんは冷めてしまうからです。
したがって、良い言葉を学ぶと同時に、良い態度も学んでおくのが良いでしょう。
風俗店のマニュアルでは、以下のような指導がなされています。
プレイ中の仕草
お客さんは、風俗嬢のちょっとした言葉で満足したり、興奮したりするように、ちょっとした仕草にも敏感です。
ですから、以下のような仕草によって、男性がグッとくるように仕向けるのが効果的です。
- シーツや枕を握りしめる
- お客さんの手を握る
- お客さんの体に足を絡みつける
- お客さんの体を抱きしめる
- 自分の指をくわえる
- 痙攣したように体をよじらせる
イク演技
感じている演技ならば、喘ぎ声を上げればいいのですが、それだけでは不十分です。
プレイ終盤では、必ずイク演技をするべきだからです。
Sのお客さんであれば、風俗嬢がイクまで責めるのをやめないことも多いもので、イク演技をすることによって、風俗嬢は負担が軽くなり、お客さんは満足度が高まります。
そのためにも、以下のような演技をしてください。
- 目を強く閉じる
- 歯を食いしばる
- お客さんの腕や体にしがみつく
- 体の力を一気に抜く
声の出し方
マニュアルでは、イク演技に伴い、声の出し方などについても詳しく書かれています。
プレイの序盤では、いきなり大きな声を出すのは不自然であるため、吐息を漏らす程度にしておきます。
「ハアハア」といった感じです。
これは、本当は声が出そうな状態でありながら、恥ずかしがって声を出せない状態を意味しています。
女っぽさを感じさせる演技であり、効果的です。
その後、イク演技をする時になったら、徐々に大きな声を出していきましょう。
それによって、恥じらって吐息を漏らしていたのが、我慢できなくなった、それだけ気持ちよくなったと捉え、さらに興奮します。
終盤でイったふりをすることになりますが、この時に出す声は、大きすぎるくらいがちょうどいいでしょう。
喘ぎ声が小さいと、お客さんは興奮しないものですし、大きい声であるほど興奮は高まりやすいです。
とはいえ、大きな声の出し方には注意してください。
あくまでも、徐々に大きな声を出していきます。
いきなり大きな声を出すと、お客さんはびっくりしてしまいますし、「今からイク演技をしますよ」という風にも捉えられかねません。
ですから、音量は徐々に上げてくことが重要です。
表情
最後に、表情を加えると完璧です。
気持ちよさそうな表情、恥ずかしそうな表情、我慢している表情、甘えている表情などが、お客さんを興奮させる表情です。
無表情であったり、嫌そうな表情をしていると、お客さんは冷めてしまいます。
表情を作るポイントは「目」です。
イった後にとろんとした目になると、お客さんは「本当にイったんだ」と思い、満足感が高まることになります。
言葉と態度のコツ
以上のマニュアルからも分かる通り、風俗嬢からしてみれば「わざとらしくない?」「ちょっとやりすぎじゃない?」と思われるくらいが、実はちょうどいいのです。
不細工な人にかっこいいと言えば、明らかなウソ、嫌味に聞こえそうだと思うかもしれませんが、そこは「俳優の○○さんに似てるって言われません?私好きなんですよ」など、言い方を変えて伝えることで、ウソや嫌味には聞こえないのです。
喘ぎ声の出し方についても同じで、やりすぎくらいがちょうどよいと覚えておきましょう。
もちろん、やりすぎに至る過程には注意が必要ですが。
見え見えのお世辞をどんどん言おう
そうはいってもわざとらしくて不安!見え見えのお世辞は言いにくいという人もいるでしょう。
しかし、お世辞は言うべきなのです。
それがお世辞と分かっていても、言い方が間違っていなければ、お客さんは喜ぶものなのです。
見え見えのお世辞であろうとも、褒めることの大切さを感じている風俗嬢はたくさんいます。
例えば、以下のように。
リピートされるコツは、褒めることですね。
代表的なコツですけど、相手に興味を示してることになるじゃないですか。
事務的にサービスして、ハイ終わりっていう風俗嬢が多いんだけど、そう思われたら人気嬢にはなれない。
でも、お世辞でもいいから褒めると、お客さんに興味を持ってることになるから、お客さんもこっちに興味を持ってくれるんですよね。
だから、リピートされやすくなるんです。
確かに、お客さんに興味を持ってもらうことができなければ、リピートはなかなか難しいでしょう。
興味を持ってもらうための一番簡単な方法が、相手に興味を示すことです。
そうすれば、お客さんが「この子、俺に興味があるのかな?」と思い、リピートにつながります。
お世辞言ったら嫌われそうなんて言ってる風俗嬢って、甘いよね。
お客さんのことが全然わかってない。
ブサメンでも『私は好きな顔だよ』って言っておけば、どんどん通ってくれるのにね。
男は馬鹿なんです。
「男は馬鹿なんです」の言葉が痛烈です。
しかし、言い得て妙でしょう。
褒められて悪い気がする人はあまりいませんし、褒めることで好意を伝えることができます。
そのためには、「かっこいいですね」「モテそうですね」「絶対彼女いるでしょ」といった、単純な褒め言葉でいいのです。
プライベートでセックスする機会がある男性は、風俗に来ることは基本的にありません。
風俗に来る男性の多くは、モテない男性です。
恋愛経験も乏しいケースが多いため、たとえお世辞だとわかっていても、褒められると嬉しく感じます。
人気風俗嬢は、お世辞をしっかり言うことができる風俗嬢だと言えます。
褒めるテクニックによってリピートを獲得しています。
せっかく性的なテクニックがあっても、性格的な魅力があっても、1回60分のサービスでは伝えきれないこともあるでしょう。
まずはリピートしてもらい、徐々に魅力を伝えていくことが大切で、そのためにお世辞は非常に役立つテクニックなのです。
まとめ
良い言葉を使うだけで、稼ぎや人気がぐんと伸びるわけではありません。
しかし、良い言葉を使うことによって、リピート率は確実に上がりますし、それによって月収が数万円増える可能性が高いです。
その上で、リピーターに性的テクニックや性格的魅力などを伝えていき、より根強いリピーターに育てていくことができれば、安定的に高収入を得られるようになるでしょう。
皆さんも、褒め言葉はサービスの一貫と考えて、積極的に使っていくことをおすすめします。