多くの業界と同じように、風俗業界にも閑散期と繁忙期があります。
暇な時期と忙しい時期とがあるのです。
むしろ風俗嬢を始めとしたナイトワークは、閑散期には非常に苦労します。
風俗はお金のかかる遊びですから、お客さんのフトコロが寂しい時期には、真っ先に削られてしまう出費なのです。
したがって閑散期にはお店の売り上げは大きく落ちますし、風俗嬢の稼ぎも少なくなります。
これに対策するためには、閑散期がいつなのかを知り、閑散期でも稼ぐ考え方を身に着ける必要があります。
なぜ風俗に閑散期があるの?
性産業は不景気に強いとされます。
男性が射精したい願望は、好景気であろうと不景気であろうとなくならないものですから、不景気の時代にも常に需要があるとされるのです。
それでも、風俗業界にも閑散期があります。
お客さんのフトコロが寂しくなるシーズンには、風俗店の利用客が少なくなるのです。
時期的に不景気であるとか、出費が多いとかの時期には、お客さんは無駄な出費を削らなければなりません。
それが家族のいるお客さんならばなおさらです。
無駄な出費の際たるものといえば、趣味や遊びに使うお金です。
風俗でお客さんが支払うお金は、決して安いものではありません。
少なくとも1~2万円は支払うのが普通であり、ソープランドになると数万円を支払います。
お客さんのフトコロが寂しいとなれば、真っ先に削られても不思議ではない出費です。
「性産業なのに景気の影響を受けてるじゃん」と思う人もいるでしょうが、性産業にも色々です。
射精したければ、風俗を利用せずとも、インターネットで無料動画を見て射精することもできるのです。
また、風俗の利用客の大部分が社会人です。
社会人として何らかの仕事に就き、働き、そうやって得られた収入の一部が風俗の利用料に充てられているわけです。
色々な仕事がある中でも、日本の社会人男性のほとんどがサラリーマンであることを考えると、繁忙期・閑散期はサラリーマンとしての一年のサイクルに左右されると言えます。
このことから、簡単に言うと、風俗の閑散期はサラリーマンの出費が多いか、お小遣いが少ない時期に重なると言えます。
出費が多くても、お小遣いが少なくても、自由に使えるお金は少なくなりますから、「今月は、風俗遊びは我慢しておこう」ということになるのです。
サラリーマンの中には、決して多くはないお小遣いの中から、日々のたばこ代や昼食代を支払わなければならない人もいるでしょうし、仕事終わりに同僚と一杯飲みたい人もいるでしょう。
風俗遊びがそれらよりも優先されることはなく、サラリーマンの財布に余裕のある時は風俗の繁忙期、余裕がない時は風俗の閑散期となるのです。
いつが閑散期?
では、具体的にいつが閑散期になるのかと言えば、それはズバリ「ニッパチ」と呼ばれる月で、2月と8月が閑散期となります。
また、閑散期と言っても深刻な閑散期とプチ閑散期の違いがあり、目安をまとめると以下の通りになります。
プチ閑散期・・・3月
プチ閑散期は、いくらか稼ぎが落ちると思われる時期です。
3月は、新年度から変化がある場合には、それに伴う出費がある時期です。
転勤があれば引っ越しをすることになり、引っ越し費用が割と大きな出費になります。
息子や娘が4月に入学を控えていれば、それに伴う出費もあります。
親戚の子供などが卒業・入学・内定などを迎えた際には、お祝いを包むという人もいるでしょう。
このように、案外色々な出費があるため、風俗の利用を控えるお客さんが増えます。
ただし、送別会などで夜の街に出て来たお客さんが風俗に流れてくることもあるため、とても暇になるということでもありません。
普通の閑散期・・・正月明け、9月、11月
正月明けは長期休暇の直後であり、どうしても出費を押さえなければならない時期です。
9月は8月の長期休暇の余波で財布の紐が固くなっているお客さんが多いです。
11月は、冬のボーナス前でなかなかお金が自由にならない時期です。
特に正月明けは、年末に忘年会でお金を使い、正月休みに家族サービスにお金を使い、正月が明けてからは新年会が控えているため、自由に使えるお金が少ないです。
超閑散期・・・2月、8月
正月明けは、新年会からの流れで風俗を利用する人もいるのですが、年末年始と1月でお金を使いきってしまうため、2月は非常に暇になります。
また、年度末が近いですから、決算に向けて仕事を頑張らなければなりませんし、新年度の転勤や転居に備えて無駄な出費はできません。
8月は、お盆休暇があります。
休暇中は家族サービスに忙しく、お盆休暇が長いだけに、それ以外の日には仕事が忙しいです。
もちろん、子供は夏休みの時期ですから、家族サービスには旅行などをする人も多く、それにもお金がかかります。
閑散期でも稼ぐにはこうする
超閑散期が年に2回あり、単純計算で半年に1回は稼ぎがガタンと落ちるというのは辛いことです。
また、プチ閑散期はまだいいとしても、まあまあ稼ぎにくくなる時期も年に3回はあります。
もし、閑散期の存在を無視して、何の対策もなく働いてしまうと、閑散期に稼ぎが落ちてしまい、生活が苦しくなってしまう可能性もあります。
このため、閑散期に備えておくことが大切です。
大まかに言えば、繁忙期にガッツリ稼ぎ、閑散期にはコツコツ稼ぐ感じです。
以下のようなことを普段から意識して働いていれば、閑散期が随分ラクになると思います。
閑散期前の働き方
まず、閑散期前には備えを心がけます。
それは、
- 指名客を増やす
- 貯金しておく
- 遊ぶのは閑散期と心得る
ということです。
指名客を増やす
閑散期以外(特に繁忙期)は、指名客がいない新人風俗嬢にもネット指名が付くことが多く、お店が忙しければフリーのお客さんも多い。
そのような場合、一回ごとの接客を丁寧にこなし、一人でも多くの指名客を獲得するようにしておきましょう。
財布の紐が固くなったお客さんは、冒険をしようとはしません。
自由に使えるお金がたくさんあれば、あえて指名したことのない風俗嬢を指名して遊ぶこともありますが、フトコロが寂しければ、失敗しないようにいつも指名している風俗嬢を指名するものです。
つまり、指名客がたくさんいる風俗嬢は、閑散期でもコツコツと働くことができ、指名客があまりいない風俗嬢は、閑散期にはお茶を挽く可能性が高まるのです。
だからこそ、お客さんを取れる時に一生懸命働くことは、閑散期の備えにもなるのです。
副業で風俗嬢をやっている人などは、いつも一生懸命やるのはきついという場合もあると思います。
そのような人は、普段はそれなりに働いておき、超閑散期の2ヶ月前くらいから頑張るだけでも全然違うと思います。
しっかりと貯金しておく
風俗嬢を始めて間もない女性は、本指名客も少ないですから、閑散期には大きく稼ぎが落ちるかもしれません。
しかし繁忙期ならば、指名客が少なくてもそれなりに稼げます。
そのため、そこでガッツリ稼いで貯金し、閑散期に稼ぎが減っても問題なく生活できるようにしておくことが大切です。
そうすれば、閑散期に稼げなかったとしても、落ち着いて働くことができますし、あえて閑散期にまとまった休みを取って旅行などすることもできます。
遊ぶのは閑散期と心得る
風俗嬢の中には、風俗でたくさんお金を稼ぎ、長期の旅行などを楽しむことをやりがいにしている風俗嬢もいます。
そのような風俗嬢は、長期の予定を組むならば、あえて閑散期に入れるのがおすすめです。
繁忙期はもとより、閑散期以外の稼げる時期にあまり出勤しないよりも、稼ぎにくい閑散期にあまり出勤しないようにした方が、お店にも迷惑がかかりませんし、なにより自分の稼ぎを損ないにくいです。
大きな予定を入れたいならば、閑散期に入れるべしと心得てください。
閑散期中の働き方
閑散期前の準備が、閑散期の対策のためにはとても大切です。
しかし、閑散期前の準備が不十分だった、うまくいかなかったという風俗嬢もいると思います。
そんな風俗嬢は、以下の通り閑散期中の働き方を工夫してみてください。
鬼出勤をする
ちょっと辛いですが、鬼出勤をするという方法があります。
出勤日数と出勤時間を増やせば、必然的に接客の機会は増え、稼ぎも増やすことができます。
もちろん、鬼出勤は体力を使いますから、繁忙期の1ヶ月だけ多めに頑張るという意識でも良いと思います。
出勤の時間帯を変更する
普段、何らかの都合で出勤の時間帯が制限されており、その時間帯はお店の暇な時間帯という人がいると思います。
そのような人は、繁忙期だけ出勤時間を変え、忙しい時間帯に出勤すると効果があります。
そうすれば、接客の機会は増えていきますし、その風俗嬢に興味を持っていても普段は時間が合わずに利用できないお客さんから指名を受けられることもあります。
疑似恋愛を加速させる
普段から疑似恋愛を楽しんで指名してくれるお客さんがいるならば、そのお客さんとの疑似恋愛を加速させるのも良い方法です。
疑似恋愛を楽しんでいるお客さんは、疑似恋愛ながらもその風俗嬢のことが好きであり、できれば力になりたいと思っていることが多いからです。
繁忙期に稼ぎが落ちて焦っている時は、そのようなお客さんに甘えるなどして利用してもらうという方法もあります。
写メ日記を頑張る
写メ日記を更新すると、風俗情報サイトなどに日記がリンクされ、お客さんの訪問が増えます。
つまり、普段あまり写メ日記を頑張っていない風俗嬢は、写メ日記を頑張って自分のプロフィールなどを見てもらう機会を増やすと、そこから指名につながる可能性が高まります。
移籍する
もし、閑散期であるかどうか以前に、どうもお店が暇らしいと気づいてた風俗嬢は、移籍を考えましょう。
もちろん、閑散期は基本的に暇になりますから、すぐに移籍を考えるのは間違いです。
しかし、いくら閑散期だからと言っても、上記のような取り組みをしてもなかなか接客の機会が得られないとすれば、それはそもそもお店の集客力が低い可能性があります。
繁忙期には、どのようなお店でも大抵お客さんを得られるもので、集客力に大きく左右されることはありません。
しかし、閑散期は集客力が試されます。
閑散期でも稼げるお店なのか、閑散期はからっきしのお店なのかを見極め、閑散期でも集客力があるお店に移籍するというのは、一つの方法だと思います。
また、閑散期に移籍し、集客力の高いお店で新人として取り上げられると、それだけで接客の機会が得られ、そこそこ稼げる可能性もあります。
出稼ぎにいく
閑散期に出稼ぎに行くというのも良い方法です。
都内などの繁華街で働いているプロの風俗嬢などは、あえて閑散期は地方の風俗に出稼ぎに行く女性も多いです。
そのような風俗嬢は地方よりも平均的なクオリティが高いですから、地方に出稼ぎに行くとたくさんの指名が付いたり、そうでなくとも保証で稼いだりすることができるのです。
まとめ
風俗嬢は、基本的に接客しただけ稼げる、完全出来高制の仕事です。
だからこそ、接客の機会が明らかに減ってしまう閑散期は、稼ぎにくくなってしまいます。
しかし、閑散期前に備えておいたり、閑散期中の働き方を工夫したりすることによって、かなりマシになるのも事実です。
皆さんも閑散期に対処して、働き方に困らないようにしましょう!