風俗嬢になったからと言って、必ず病むわけではありません。
しかし、病んでいる風俗嬢が多く、風俗嬢は他の職業に比べて、メンヘラ率が高いのは事実です。
働き方が特殊ですから、どうしてもメンヘラを発症してしまうことがあるのです。
では、風俗嬢たちは、具体的にどのような理由で病んでいるのでしょうか。
また、病んだ時に彼女たちはどうやって対処しているのでしょうか。
病むとは?
まず、病むとはどんな状況なのでしょうか。
これは「なにもかも嫌だ」という気持ちが慢性的に続く状態のことを言います。
不安や不快感、怖いといった感情によって嫌だという気持ちが起こり、それが慢性的に続くのです。
なんとなく病んでいるかもしれないと思っている風俗嬢は多いのですが、なんとなくならば「プチ病み」、嫌な気持ちで埋め尽くされているなら「病んでいる」と言えるでしょう。
さらに、病んでいる状態が続き、2週間以上にわたって
- 何事にもやる気が出ない
- 一日中何もする気が起こらない
- 寝られない
- 食欲がわかない
などの症状が続いたならば、「病んでいる」から「鬱」になってしまいます。
ぐっすり眠れる、食欲はあるといった状況ならば鬱とは言えませんが、嫌だなと思える感情があふれてくるならば、プチ病みや病んでいる状態の可能性は十分にあります。
それらの感情が起こったとき、早めに対処しなければ鬱になってしまい、いよいよ働けなくなってしまいます。
したがって、本稿で紹介する方法を使い、できるだけ早めに対処していくことが重要です。
風俗嬢はなぜ病む?
では、風俗嬢たちはどうして病んでしまうのでしょうか。
病む理由には色々なものがあります。
実際の風俗嬢の声を聴いてみるのが参考になります。
キモい客に病む
キモイ客が手抜きしてるのに勝手にはまって、指名返してた数ヶ月胃が痛かった。
→キモくて二度と接客したくないと思えるお客さんが来た時、地雷接客、つまり手抜きの接客をして、再び指名されないようにすることがあります。
しかし、地雷接客をしてもキモい客から指名され続けることもありますし、新規で接客するお客さんの中にもキモいお客さんはたくさんいます。
これにより、キモいお客さんと接客することで病んでしまう風俗嬢もいます。
しかし、風俗に来るお客さんには、日常生活の中では接する機会がないような、キモいお客さんや汚いお客さん、おじさんなどが多いものですから、割り切って働かなければ、病んで辛いだけです。
デリカシーのない客に病む
押せば鳴くおもちゃの人形みたいな扱いされたりあるからね。
人間あつかいされないと病む。
→性を売りにすることで、人間としての尊厳を失ったと感じ、病んでしまう風俗嬢がいます。
特に、風俗嬢を始めたばかりの女性に多い病み方です。
お客さんの中には、射精の快感を得るために、風俗嬢をおもちゃのように扱う人もおり、そのような場合に病む風俗嬢は多いのです。
これに類似するものとして、
顔が不細工なだけなら許容範囲だよ。
痛い下手くそ不潔デリカシー無いのは本当に病む。
などの声が見られます。
これは、風俗嬢としての自覚を持ち、性的サービスをあくまでも仕事として割り切ることで解消される場合が多いですが、仕事への慣れも必要です。
暴力的な客に病む
威圧的な客についたら病むかも。
不潔、乱暴、無言、巨漢、暴言ヒステリーいろいろ病む。
一生懸命頑張ってるのに本番できないからって怒り出す客とかあんまりにも理不尽な客につくと病むっていうかヘコむ。
→お客さんには色々な人がいます。
中には、怒りっぽいお客さんや乱暴なお客さんもおり、威圧的だったり、乱暴だったり、暴言を吐いて来たり、急に怒り出したりするお客さんもいるのです。
そのようなお客さんにつくと、お客さんにおびえて病んでしまう風俗嬢もいます。
このようなお客さんはプレイ後にNGに指定しましょう。
ヒステリーなお客さんはそれほど多くありませんから、次々にNGに指定していけば、徐々に乱暴なお客さんに指名される機会は減っていくことでしょう。
ストーカーに病む
病むのはストーカー。
送迎車つけられた時は本当に怖かった。
しばらく張り込まれたし。
→風俗嬢は、色恋営業をする場合もあります。
色恋営業とは、お客さんが好きなフリをして惹きつけ、指名を繰り返してもらうという営業方法です。
まともに考えて、風俗嬢がお客さんを好きになることなどほとんどありえないのですが、それでも本気にしてしまうお客さんは多く、色恋営業はかなり効果のある営業方法だと言えます。
しかし、中には本気になりすぎるあまり、ストーカーになってしまう場合があります。
その風俗嬢のところに通いつめ、たくさんのお金を使い、お金がなくなって通えなくなったら風俗嬢から切られ、色恋営業だったことをしり、逆恨みするのです。
ストーカーは殺人事件に発展することもある事案ですから、風俗嬢は十分に注意しなければなりません。
実際にストーカーされると、病んでしまうことになりますし、それ以上に身の危険があります。
このような場合には、すぐにお店に相談し、必要ならば警察に相談し、守ってもらうようにしましょう。
他の女性と比べてやむ
病むでしょ。
好きでもない他人に好き勝手されてたら大なり小なり蓄積してしまうよ。
そんな事しなくても幸せそうで綺麗な女なんてゴロゴロしてるから、自分の汚さを思うとヘコむ。
→風俗嬢の多くは、何らかの理由でお金が必要になり、短期間で多額のお金を稼げるからこそ風俗嬢になっています。
お金があれば風俗嬢にならなかった女性も多いことでしょう。
だからこそ、「私はなんでこんな風になったんだろう」と過去や環境などを恨んで病むことがあります。
また、過去や環境が良いために、風俗嬢にならずともお金に困ることなく人生を楽しんでいる女性を見た時、そのような女性と自分を比べて病むこともあるのです。
また、一般女性と風俗嬢の自分を比べるだけではなく、
まわりの女の子との差。
本指名帰って来ないとき。
と言うように、売れっ子風俗嬢とあまり売れない自分を比較して病むこともあります。
あまり売れないということは、お客さんから支持されていない、人気がないという現実を突き付けられるようなものですから、それを知って病むことがあります。
風俗専用掲示板などを見て、自分が叩かれているのを見て病むという風俗嬢もいますが、これも、自分の人気のなさや嫌われっぷりをまざまざと見せつけられるからこそ病んでしまうという意味では、似ている病み方だと言えます。
暇で病む
暇で病む。
病んだ時は仕事休んで寝る。
暇以外病む理由が見つからないw
暇すぎ、つきっぱ、長時間出勤、この3つは病んだ。
→暇すぎるということは、これも自分に人気がないということですから、病んでしまう理由になります。
また、あまりにも暇で稼げない状況になってしまうと、生活費に困るようになったり、欲しいものが買えなかったりという問題が出てきます。
せっかくお金を稼ぐために、決心して風俗嬢になったにもかかわらず、暇すぎて稼げないのです。
中には、特殊な事情を抱えており、どうしてもお金を稼がなければならない風俗嬢もいます。
そんな風俗嬢が暇になれば、不安で病んでしまうのも納得がいきます。
売れっ子から暇嬢になって病む
3年売れてた、収入は5~10以上。
今は暇店で平均したら一回出勤につき2-3万。
まえは元気だったから4~5日出勤できた。
今は3日が限界。
…ってことは前みたいに貯金できない。
病んだ。
売れっ子から暇嬢になったこと。
年齢考えたら当たり前だし、まぁやめ時なんでしょうね。
超病んだわ、とにかく。
良いときとの差がすごいもん。
→特に病むのが売れっ子から暇になってしまうことです。
この場合、売れっ子時代の稼ぎの良さや働きやすさを知っているだけに、暇な時代の悪さが普通の風俗嬢よりもひどく感じられ、病みやすくなるのです。
また、自分の人気が下がった理由を色々考えていくと、年齢的な理由に行き当たることもあります。
年齢というどうしようもない要素によって売上が落ちているのですから、もう風俗嬢として終わりかもしれないなどと考え、病んでしまうのです。
風俗店ごとに違う病み方
色々な病み方を見てきましたが、最後に、風俗ジャンルごとの病み方の違いについて見てみましょう。
これは、ある風俗嬢の発言なのですが、周りから支持するコメントも見られたため、ある程度参考になるものと思います。
- 風俗全般にいえる事→風俗一本にして趣味が無いと、友人が風俗嬢のみになる。
ホスト連れてかれたり病みが伝染したり世間知らずにしかならず危険。 - 大衆ソープ→客層と待機の空気とアソコの痛みと中でゴム取れた時に病む
- 高級ソープ→基本ヒマなので、何時間も吉原の古い個室で待機するとかなり病む。
- ヘルス→指名にうるさい店だと病む。
待機室の空気。 - デリ→客の本強。
ソフト系風俗に関しては挙げられていません。
サービス内容がソフトであるだけに、病むことも少ないということなのかもしれません。
病んだらどうする?
上記のように、風俗嬢が病む理由には色々あり、全く病まないという風俗嬢がめずらしいほどの仕事です。
自分は病まないなどと考えるのではなく、もし病んだらどうするかという方法を知っておくことは非常に重要です。
風俗嬢の中には、
病んでも特に何もしないかな。
引きずりやすいけどいつかは忘れるし。
というように、何もしないという風俗嬢もいますが、これはあまり良くありません。
ある程度までは耐えられますし、自分では「案外耐えられる」「いつか忘れる」と思い込んでいても、実際には着実にストレスが蓄積している場合もあるからです。
したがって、以下のような方法によってストレスの緩和を図る必要があります。
病院+運動
病んだときはまず安定剤もらいにいく。
落ち着いてきたらストレッチと有酸素運動です。
それでだいぶよくなる。
→病院に行くというのは、非常に良い選択です。
もちろん、良い病院を見つけておくことが大切です。
精神病の薬は、その人によって合わせることが非常に難しいため、悪い病院の精神科にかかってしまうと、何でもかんでも 薬を処方され、薬漬けになり、逆に病んでしまうこともあるからです。
そこで、インターネットの口コミなどでよさそうな病院を見つけ、合わなければ何件か回ってみて、自分に合う病院を見つけましょう。
そうすれば、自分の症状を詳しく聞いてくれ、薬も少ない種類で少量から試してみて、次第に合う薬を探していくことができます。
そのような病院で合う薬を見つけておき、その薬だけを飲むようにしておけば、薬の副作用も少なく、副作用よりもメリットの方が大きくなることでしょう。
病んだ気持ちはだんだん落ち着いてくるはずです。
この風俗嬢の場合、ストレッチと有酸素運動も取り入れています。
病んでいる状態ではなかなか運動もする気にならないため、病院に通って薬をもらい、症状を緩和させてから運動に取り組むのです。
運動も、ストレス解消に大きな効果があります。
したがって、病院+運動というのは良い手段です。
ただし、運動が嫌いな人は、運動することによってストレスになってしまうこともあるので、無理にこの方法を選ぶ必要はありません。
病院+休暇
病院の薬でも持ち上がらない程病んだら休んでリフレッシュさせるしかない。
→病院で薬をもらいながら働く風俗嬢は多いのですが、それでも薬が効かなくなり、病んだ状態が続く場合があります。
こんな時は、深刻な鬱に発展してしまう前に、ちょっと長めの休みを取ってリフレッシュすることが大切です。
例えば、
私は仕事量を減らして一人旅行して美味しいもの食べて気晴らしする。
と答えている風俗嬢もいますが、ある程度長めの休暇を取れば、一人旅行を満喫することも可能です。
他にも、自分の趣味の時間をたっぷりと取って、楽しみ、リフレッシュする時間を作ることができると思います。
まとめ
風俗嬢の病み方は色々であり、病んでしまう風俗嬢が多い理由も良くわかったと思います。
風俗系の情報サイトでは、「風俗嬢になっても病まない」などと書いているサイトがありますが、そんなものは嘘で、実際に病んでいる風俗嬢はたくさんいるのです。
したがって、風俗嬢が病みやすい仕事であることから目をそらすのではなく、病まないために、あるいは病んだ時にどうするかを考えていくことが重要なのです。
そのために、本稿が役に立てば幸いです。