デリヘルには、二つのタイプがあります。
一つは、お客さんと会ってからコースを決めるシステムのデリヘル、もう一つは、お店に予約を入れる時点でコースを決めるシステムのデリヘルです。
これは、微妙な違いであり、どっちでもそれほど変わらないのでは?と思う人も多いと思います。
しかし、これが意外にも大きな差であり、風俗嬢の稼ぎに影響を与えることも出てきます。
会ってからコースを決める仕組み
デリヘル店に勤務している風俗嬢ならわかると思いますが、お店の中には、お客さんに会ってから、「何分にしますか?」とコース時間を決めるお店があります。
この仕組みは、お客さんにとってはメリットがあるものです。
なぜならば、風俗嬢に会ってみてから、容姿が気に入った場合にはロングコースを指定し、気に入らなかった場合にはショートコースを指定することができるからです。
ただし、これは風俗嬢にとっては、あまり好ましいシステムとは言えません。
なぜならば、容姿がそれほど優れていない風俗嬢は、いくらサービス内容で勝負しようと考えていたとしても、ロングコースをとるのは難しいからです。
また、容姿が良い風俗嬢にしても、会ってみてちょっと話したところ、お客さんが「フィーリングが合わないかも」と思った場合などには、ショートコースになってしまうこともあります。
もちろん、容姿も愛想も良く、話術も巧みで誘導することができ、会ってからロングコースを取れる風俗嬢もいます。
そのような風俗嬢は、予約の段階で「とりあえず60分で」などと予約されるよりも、会ってからコースを決めてもらった方が稼ぎやすいことでしょう。
しかし、そのような風俗嬢は少なく、会ってからコースを決めたほうが不利になる風俗嬢の方が多いに違いありません。
ロングコースをとるには?
では、会ってからコースを決める仕組みのデリヘルで、ロングコースを取るためには、どのようにすればよいのでしょうか。
このシステムでは、会ってからコースを決めるまでのごく短い間に、いかにお客さんをその気にさせるかが重要となります。
したがって、会ってすぐに愛想よくいちゃついたり、ボディタッチをしたりすることによって、エロい雰囲気を高め、お客さんがその気になるように仕向けていきます。
順番としては、まず愛想を良くすること、次にボディタッチです。
お客さんと初対面の場合には、どうしても打ち解けるのに時間がかかるものなのですが、それではお客さんが様子見の態度をとることになり、ロングコースを選んでくれなくなります。
そこで、とにかく愛想を良くして、「この子ならロングでもいいかも?」と思わせることが大切です。
「ロングでもいいかも?」と思わせたら、次は「ロングでいこう!」と思わせるために、ボディタッチなどによってエロい雰囲気を作っていきます。
そもそも、風俗嬢を呼ぶ男性の多くは、射精したい気分がかなり高まった時点で呼んでいます。
「とりあえず抜いとくか」で呼ぶ男性はいません。
したがって、そこでエロい演出を行なうことによって、お客さんから理性を奪い、ロングコースにつなげていくのです。
短時間でそれを行なうためには、テクニックが要りますし、馴れや経験も必要でしょう。
お客さんのタイプを瞬時に見抜き、細かい工夫も必要です。
例えば、甘えられるのが好きなお客さんだと思ったならば、「時間はどうしますか?」と業務的に聞くのではなく、「どれくらい、私と一緒にいてくれますか?」といった聞き方をした方が、ロングにつながりやすいでしょう。
また、ある風俗嬢の話によれば、かなり大胆なボディタッチが有効なことも多いようです。
彼女の話によると、
ボディタッチは有効ですよ。
コース時間を普通に聞くよりも、体を密着させて、アソコを撫でながら、耳元で『時間どうする?』って聞くんです。
それで『60分』とか言われたら、『それで満足できるの?』って言います。
そしたら、『じゃぁ90分!』みたいに伸ばしてくれることが多いんですよ。
と言っていました。
このように、お客さんに会ってからコースを決めるタイプのお店では、ロングコースを取るためには色々な工夫が必要になります。
ある意味、工夫次第で稼ぎやすいとも言えるのですが、それが難しい場合も多いと思いますし、以下のようなデメリットもあるのです。
お店を変えて効率化を図る
会ってからコースを決めるシステムは、風俗嬢にとってデメリットが大きいシステムです。
具体的には、以下のようなデメリットがあります。
リスクが高い
会ってからコースを決めるタイプのお店では、お客さんの自宅か、お客さんが宿泊しているビジネスホテルに派遣されることになります。
なぜならば、デリヘルを呼んだ時点ではまだコース時間が決まっていないからです。
事前にコース時間を決めるシステムならば、時間を指定してレンタルルームやラブホテルに入るということが考えられますが、会ってからコースを決めるシステムでは、これができません。
特に、自宅への派遣が多くなると思います。
そうなると、不潔な部屋でプレイしなければならないことも多くなります。
さらに自宅では、絶対にお客さんにしかわからないように、巧みにカメラを仕掛けられ、盗撮されてしまうこともあり得ます。
このようなリスクがあるということは、大きなデメリットであるといえます。
時間の無駄が多い
ロングコースを取るためには、上記のように愛想を良くしたり、エロい雰囲気を良くしたりする必要があります。
その時点ではまだコース時間を聞いていないのですから、いちゃいちゃしながらもプレイ時間には含まれません。
時間の無駄が多いのです。
最初からコースを決めていれば、お客さんに会って挨拶を済ませたら、すぐにタイマーをセットしてプレイに入ることができます。
それができないのは非効率です。
このうち、より大きなデメリットは、時間の無駄が多くて非効率だということです。
ただでさえデリヘルは、お客さんのところに派遣される往復の移動時間は接客することができず、接客できる時間が少なくなるのです。
それ以上のロスは避けたいものですが、コースを決めるまでに5分も10分もロスしてしまうならば、非効率だと言わざるを得ません。
また、そこまでやっても、結局ショートコースになってしまうことも多いのです。
ならば、最初からロングかショートかを決めておいてもらった方が、効率が良くなるのは間違いありません。
まとめ
もし、あなたが会ってからコースを決めるシステムのデリヘルで働いており、なかなかロングコースを取ることができず、稼ぎが伸びずに悩んでいるならば、お店を変えてしまうのも一つの手です。
予約の時点でコースを指定するお店に移れば、予約の段階でロングコースでの指名が入ることもありますから、稼ぎやすくなる可能性があります。
また、業務の効率もいくらか上がりますから、その点でも稼ぎを伸ばすことができると思います。