風俗嬢の中には、いつまでも風俗嬢をしてはいられないと考え、昼職に転職する人も多いです。
しかし、一旦は昼職に転職したとしても、その後まもなく、風俗嬢に出戻りする女性も非常に多いです。
せっかく昼職に転職したのに、出戻りしてしまう理由はどこにあるのでしょうか。
出戻りする風俗嬢
風俗嬢になる女性に動機を聞いてみると、多くはお金の問題から風俗嬢になっています。
借金をしてしまい、短期間で返済してしまおうと思って風俗嬢になるというのが典型的なケースです。
しかし、借金を完済して、昼職に転職したとしても、再び風俗に戻ってくる女性が少なくありません。
最近では、親世代の貧困により、学費を出してもらうことができず、風俗で学費を稼ぎながら勉強する女子大生風俗嬢も増えています。
彼女たちも、学費のために風俗嬢になっているのですが、大学を卒業し、就職して風俗嬢を一旦は辞めても、再び風俗に戻ってくることが多いです。
同じくお金が動機となっていても、どうしても昼職だけでは生活できないから風俗嬢と掛け持ちしているなどの理由であれば、その問題を解決するのは難しいですから、風俗嬢を続けるのが普通だと思います。
しかし、お金の問題が解決したのに、風俗と縁が切れない女性は、どうしてそうなってしまうのでしょうか。
出戻りする理由
出戻りする理由は簡単です。
それはズバリ、
「風俗嬢が魅力的すぎる」
ということです。
あるいは、一般の職業が、風俗嬢よりも魅力がなさすぎるといっても良いかもしれません。
女性が風俗嬢になることで得られるメリットは、主に以下の三つです。
- お金が稼げる
- 自由度が高い
- 認めてもらえる
それに比べると、女性が就く普通の仕事は、
- あまり稼げない
- 自由に過ごせない
- 認めてもらえない
という三重苦なのです。
これらについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
お金が稼げる
まず、風俗嬢としてそれなりに接客を頑張れば、かなり稼げます。
60分14000円でバック率60%のお店だとすれば、60分の接客で8400円の手取りであり、1回の出勤で4本こなせば3万3600円の収入です。
月に15日も出勤すれば、約50万円の収入になります。
しかし、女性が就く一般的な職業では、頑張っても20万円程度であり、それ以下ということもよくあります。
週6日、8時間勤務してもそれくらいの収入であり、サービス残業もあるかもしれません。
若い女性が一人暮らしをしていて、月に20万円の収入であれば、生活できないわけではありませんが、決して余裕はありません。
働いても働いても楽にはならず、「こんなことなら風俗嬢の方が良かった」と考え、出戻りすることになるのです。
自由度が高い
風俗嬢は、短時間でサクッと稼げる仕事です。
出勤すればすぐ指名が就くような人気者ならば、1回の出勤で5万円も6万円も稼ぎ、月に10日も出勤すれば十分余裕のある生活ができるという人もいるでしょう。
また、風俗店は出勤日数を強制されないのが普通ですから、1週間連休にして旅行に行くということも可能です。
どうしても行きたくなければ、当日欠勤しても何も言われないお店も多いです。
昼職ならば、こんなことはありえません。
最低でも週5日、8時間勤務が求められますし、休日出勤や残業も普通です。
自由になる時間は少ないことでしょう。
毎日働いているだけの人生という実感も湧いてくると思います。
また、休むのは基本的にありえない行為とされており、たとえ風邪が理由でも、当日欠勤にはあまりいい顔をされません。
当日欠勤を繰り返せば、そのうち解雇されてしまうでしょう。
風俗嬢の自由さを味わった女性が、そんな自由度の低い仕事をすれば、「風俗嬢のほうが良かった」と考えて、出戻りするのも納得がいきます。
認めてもらえる
風俗嬢は、自己承認欲求を満たせる仕事です。
指名してくれるお客さんは、風俗嬢のことを好きで指名しているのですから、可愛い、きれいと褒めてくれることも多いですし、何より女性として魅力に感じて、より気持ちいい射精をしたいと思い、指名しているのです。
女性としての魅力を認められて、嬉しくない女性はいないでしょう。
これが刺激になって、風俗嬢を辞められない女性はたくさんいます。
また、色々なお客さんと接し、お客さんごとに性的嗜好も異なるため、その意味でも刺激があり、やりがいもある仕事だと思えます。
しかし、昼職はそうではありません。
職場では上司に怒られることもあるでしょう。
風俗嬢として売れていたような魅力ある女性ならば、上司から可愛がられるかもしれませんが、女性社員からは嫉妬されてしまうかもしれません。
仕事内容も、単調になりがちです。
毎日同じような事務処理ばかりしていたり、工場勤務になって毎日商品の検品をしていたりすれば、うんざりする人も多いと思います。
だからこそ、「風俗嬢のころは楽しかったな」と考え、出戻りしてしまうのです。
捉え方一つで全然違う
昼職に転職した女性が、風俗嬢に出戻りしてしまうといえば、なんだか惰性に流されているように感じられてしまいます。
実際、風俗嬢はいつまでもできる仕事ではありませんから、それはいつまでも出戻りを繰り返すことはできず、いつかは昼職一本でいかなければならない可能性が高いのも事実です。
しかし、捉え方一つで全然違ってくると思います。
それは、あくまでも風俗嬢をセーフティネットとしてみなすということです。
風俗嬢として稼ぐことができた女性は、出戻りすればまた稼げるという自信があると思います。
昼職に転職しても、それですべてうまくいくわけではありませんし、中にはブラック企業に転職してしまうこともあるでしょう。
そのような時には、「私はこんなブラック企業にしがみつかなくても、風俗に戻れば生活はどうにかなるんだ」と考えることができるのです。
風俗という逃げ道がない女性は、生活のためにはブラック企業にしがみつかなければならないでしょう。
しがみついた結果、精神的に病んでしまう人も多いです。
そのような女性に比べると、風俗嬢を経験した女性は、「私には風俗がある」と思えることで、ラクな気分で働けると思います。
風俗を最後の逃げ道と考えることで、新たな一歩を気軽に踏み出し、失敗すればまだ風俗に帰り、それを繰り返しながらも自分の生きていく道を模索していくと考えれば、出戻りもそれほど悪いことではないのかもしれません。
まとめ
風俗嬢が出戻りしてしまうのは、風俗嬢という仕事が快適だからです。
多くの一般的な職業に比べて、風俗嬢が快適だと感じるからこそ、出戻りする風俗嬢も多いのです。
出戻りにはそれなりに納得できる理由があります。
出戻りを肯定的に捉えてみると、出戻りながらも第二の人生を模索することもできます。
消極的な姿勢からの出戻りは好ましくありませんが、積極的な姿勢で出戻りすることもできます。
何事も、捉え方一つだということです。