風俗嬢は、専業で風俗嬢をやっている女性もいますが、昼職と掛け持ちをしていたり、普段は学生をしている風俗嬢も多いです。
しかし、これから初めて風俗嬢になろうとする女性は、昼職との掛け持ちができるかどうか、不安も多いと思います。
そこで本稿では、昼職と掛け持ちをしている風俗嬢は、どれくらいのペースで働き、どれくらい稼ぎ、またどのような仕事をしているのか、実際の風俗嬢の声も織り交ぜながら見ていきたいと思います。
専業・兼業、どっち?
まず前提として、専業風俗嬢としてやっていった方が良いのか、兼業風俗嬢としてやっていった方がよいのかということについて考えてみましょう。
もちろん、それぞれの置かれている状況によって判断は変わるでしょうから、あくまでも一般論として捉えてください。
専業風俗嬢
専業風俗嬢は、何と言ってもたくさん稼げるという魅力があります。
昼職がなければ、早番も遅番も自由に選べますし、長時間出勤してガッツリ稼ぐこともできます。
風俗以外の時間にはゆっくり体を休めることもできます。
例えば、単価が一般的なお店で、普通に昼職をしている人と同じように、週5日8時間以上出勤したらどうでしょうか。
生理のために1週間は休み、残る3週間のうち15日出勤したとしましょう。
単価が安くなく、バック率もまともで、集客力もそれなりにあるお店で頑張って働けば、1日5万円くらい稼ぐこともできますから、単純計算で月に75万円稼げる計算になります。
もちろん、単価が少し高めのお店や、回転率が非常によくて出勤したらお客さんにつきっぱなしになるお店などで働けば、月に100万円以上を稼ぐことも十分に考えられます。
したがって、まとまったお金が必要、目標があって短期間でお金を貯めたい、借金に困っているなどの理由から、とにかく多く稼ぎたい場合には、専業風俗嬢がおすすめです。
また、専業風俗嬢になる場合には、出勤日数に応じてバック率がアップするお店もありますから、そのようなお店を選ぶのがポイントです。
このほかのメリットとしては、自由出勤ということが挙げられます。
昼職をしていないのですから、風俗嬢のメリットを生かして長期の休みを作れば、旅行を楽しむこともできるでしょう。
このように、たくさんのお金を稼ぐことができ、そのお金を使って旅行などを楽しむことができるということが、専業風俗嬢の特徴であり、メリットと言えるでしょう。
専業風俗嬢にもデメリットがある
しかし、専業風俗嬢も、良いことばかりではありません。
まず、専業風俗嬢になって稼ぐと、「体を売りにすることで簡単に稼げる」という考え方が身に染みてしまうことです。
このため、人生全般に対する考え方が甘くなり、だらしなくなることが多いです。
自由出勤であり、出勤すれば日払いで稼げるだけに、ちょっと気が向かなければ「今日は疲れたからやーめた」という選択もできます。
生活にメリハリもなくなっていきます。
また、金銭感覚や価値観が一般社会とかなりずれてしまうことが多いです。
そのため、昼職への転職がかなり困難になります。
昼職に移っても、風俗のようにたくさん稼げるわけではありませんし、風俗とは全く違う辛さがあるため、バカらしく思えてきて、風俗に出戻りすることになるのです。
遅番で働いていた風俗嬢は、昼夜逆転の生活を続けてきましたから、毎朝の出勤が辛く思えることもあるでしょう。
風俗の頃の考え方が抜けず、昼職でも当日欠勤を繰り返し、クビになってしまう風俗嬢もいます。
兼業風俗嬢
兼業風俗嬢は、昼間は一般的な職業をこなし、副業として風俗嬢をこなします。
このことによるメリットはいくつかありますが、まずは昼職をこなしつつも高収入を得られるということが挙げられます。
風俗嬢は短時間で高収入を得られる仕事ですから、昼職だけでは生活が厳しいという人も、生活がかなりラクになることと思います。
なにしろ、風俗嬢の仕事は時給換算して、地域にもよりますが6000~10000円程度は稼げるのです。
昼職が終わった後に3時間くらい働くだけでも、月単位ではかなりまとまった収入が得られることでしょう。
アリバイにもなります。
周りに隠して風俗嬢だけをやっていると、昼職をしているように見せかけて生活するわけですから、周りには「事務職をしている」などと嘘をつく必要があります。
どこかでボロが出てしまい、「どうも風俗嬢やってるみたい」などと噂になる可能性もあります。
このため、知人や家族への配慮の意味でも、昼職をやることによって、普通の仕事をして普通の生活を送っているように見せかけることは重要です。
このほか、精神的なストレスの軽減につながります。
昼職との掛け持ちになると、体力的には辛いかもしれませんが、風俗嬢が嫌になって辞めたとしても、昼職があるのでそこまで問題はありません。
そのため、「嫌ならやめればいい」と考えて風俗嬢になることができますから、ストレスが少ないのです。
昼職が逃げ道になるというのは、兼業風俗嬢の大きな強みです。
兼業風俗嬢にもデメリットがある
しかし、兼業風俗嬢も辛いことがあります。
最も多いのが、体力的に辛いということです。
確かにたくさん稼ぐことはできますが、その分だけ時間や体力を犠牲にしているわけですから、過労から体調を崩してしまうこともあります。
体調を崩してしまうと、昼職への影響も出てしまいます。
したがって、睡眠時間を削ってまで風俗嬢をやり、無理を重ねるのではなく、風俗嬢の仕事はある程度セーブしながら働き、体力的に問題が生じないように配慮すべきでしょう。
このほか、どうしてもまとまったお金が必要で、風俗嬢を掛け持ちしているならば、昼の仕事が煩わしくなることもあるでしょう。
昼の仕事は出勤が固定的ですから、どうしても昼職中心で風俗嬢もこなしていくことになります。
昼職が忙しければ、風俗嬢として思ったように働けず、それでは目標のお金を稼ぐことはできず、しかし昼職を辞めるわけにはいかず・・・というジレンマに陥ることがあります。
掛け持ちする?専業になる?
以上のことを踏まえて、掛け持ちになるか専業になるか、どちらが良いのでしょうか。
これは、それぞれの置かれている状況や目標によって異なります。
風俗嬢は、専業になればかなり稼げますし、兼業ならばそれなりに稼げる仕事です。
したがって、兼業と専業を選ぶにあたっては、
ということが重要になります。
その分岐点は50万円でしょう。
風俗嬢として50万円以上を稼ごうと思えば、どうしても専業にならなければ厳しいです。
しかし、そこまでは必要としておらず、昼職の給料に10万円や20万円プラスしたいというならば、掛け持ちでも十分に可能です。
また、お金が欲しい理由によっても選択は変わります。
例えば、昼職だけでは厳しいから、ちょっと副収入が欲しいというならば、兼業で十分です。
しかし、借金を抱えており、早急に返済しなければならないというならば、借金の金額などにもよるでしょうが、専業になった方が良い場合もあるでしょう。
このほか、「鬱だから昼職で働くことが難しい」などの理由があるならば、風俗嬢を専業でこなして、生活を確立するのが良いと思います。
このように、自分が必要としている金額や、風俗で働く理由などを冷静に分析すると、掛け持ちいいか、専業がいいかという判断ができると思います。
掛け持ちって、どれくらい働くの?
ここから、より具体的なことも見ていきたいと思います。
まず、掛け持ちをする兼業風俗嬢によくある疑問が、
ということです。
当然ながら、これは必要としている金額や昼職の状況によってもかなり異なりますから、一概には言えません。
しかし、実際に掛け持ちしている風俗嬢たちは、以下のように発言しています。
昼職やってます。
箱ヘルで週末だけ働いてます。
昼は事務の仕事。
夜はデリヘルで週に2~3回だけ働く。
昼間は普通に働いてるけど、休みが不定期で週一日だけ休み。
仕事が休みの日の前日にデリやってる。
だから週一出勤だね。
最初の頃は昼職の休みに関係なくやってたけど、体力が持たなくなっちゃった。
私は週末だけです。
昼職の自分がいるから、風俗でも頑張れます。
昼間は正社員。
夜は3時間だけヘルス。
週末出勤はしないよ。
土日はしっかり休みにしてる。
昼間はエステティシャン。
夜は週2回だけ性感エステ。
平日週2日くらいデリやってます。
休みの日はホテヘルです。
1日中休みになるのは月に2日くらい。
週4~5日くらい、夕方からヘルスで働いて、深夜はファミレスでアルバイト。
昼は週に3日、受付アルバイト。
夜は週5日デリヘル。
風俗嬢の声を聞いてみて思うのは、休日に働く人が多いということです。
平日に昼職をし、夜も働いたのでは、翌日の昼職が体力的につらくなるからでしょう。
しかし一方で、平日に昼職と風俗を掛け持ちして、休日は思い切り休むという人もいますし、昼職はアルバイトに過ぎず、風俗のシフトの方が多くなっている風俗嬢もいます。
これも結局、置かれている状況によって選択が違ってくるのでしょう。
掛け持ちでどれくらい稼ぐ?
次に興味があるのは、掛け持ちの風俗嬢が、具体的にどれくらい稼げているかということです。
これから掛け持ちで風俗嬢を始めたいと思っている人は、特に気になっていると思います。
風俗嬢の声を見てみましょう。
昼職で19万円くらいかな。
20万円に届かない。
ヘルスのバイトで30万円。
ヘルスを本業にしたいとも思うけど、なんとか踏ん張ってる。
昼は介護士で20万円くらいです。
夜はデリでこっちも20~30くらいかな。
昼間はバイトで10万ちょっと。
ヘルスは週末だけで20万円くらい。
昼職の手取りが15万円くらい。
愛人やって15万円もらって、デリでも20万円くらい。
全部合わせて50くらいだね。
ソープやってる。
週1で10万円くらいになるよー。
時給950円のアルバイトやってる。
夜は1時間で1万円。
格差にびっくり。
月で40~50くらい。
週2日だけ風俗で、1日は遅番、1日はオーラス(オープンからラストまでの勤務)で、昼職と合わせて50くらい。
週3日箱ヘルで月に30~40くらい。
上記において、月50万円が分岐点と言いましたが、やはり実際に風俗嬢の声を聞いてみても、掛け持ちで50万円以上稼ぐという声はほとんど見られませんでした。
良くても50万円くらいであり、20~30万円程度稼いでいるという風俗嬢もたくさんいます。
どんな仕事と掛け持ちしてる?
そして最後にもう一つだけ気になるのが、「どんな仕事と掛け持ちしてるの?」ということです。
具体的に何をしているのかを聞いてみました。
ドコモショップ。
風俗嬢になった後に昼職として選びました。
風俗で話すことには慣れてるし、全然ラクですよ。
月に25くらい稼げるし。
歯科衛生士です。
医療事務とか看護師とか、医療系は多いですよ。
普通に事務やってます。
洋服のショップ店員です。
電話でクレーム対応のオペレーターやってます。
時給いいし楽ちん
ファミレスアルバイト。
マックもやってたことあるよ。
パチンコのホール。
時給いいからね。
風俗あがってパチンコ屋で働く子ってめっちゃ多いよ。
イオンのお弁当屋さん。
コンビニ店員やってます。
やること多いのに時給安くて嫌だけど、他のバイト探すのもめんどくさくて。
美容室。
切るのはできないからシャンプー担当です。
このように見ていくと、ドコモショップや歯科衛生士など、ごく普通の、クリーンなイメージのある仕事をしている風俗嬢も多いことが分かります。
また、昼職と掛け持ちと言っても、正社員として昼職をやっているのではなく、アルバイトをこなしながら風俗嬢をやる女性も多いようです。
全体で見れば、昼のアルバイトと掛け持ちをしている風俗嬢も多いことでしょう。
昼のアルバイトだけでは生活に余裕がありませんから、風俗嬢になるというパターンです。
しかし、昼職が単なるアルバイトであれば、それほど未練もないでしょうし、比較的早めに専業風俗嬢にシフトチェンジするという人もそれなりにいると思います。
まとめ
兼業風俗嬢とはどのような働き方をしているのかを、詳しく見てきました。
実際に掛け持ちしている風俗嬢の声も聴くと、かなり具体的に実態が把握できたことと思います。
風俗嬢で掛け持ちで働いている女性は、ごく普通の女性という印象が強いです。
掛け持ちによって一般社会との接点を失っていないため、感覚や価値観が一般的だからです。
普通の女性が掛け持ちで風俗嬢をやっているのですから、これから掛け持ちで風俗嬢をやってみたいと思っている女性も、問題なく働けることと思います。