学費を稼ぎながら大学に通う女子大生にとって、学費を稼ぐことは容易ではありません。
学費を稼ごうとすれば学業がおろそかになり、大学を辞めてしまう人もいます。
そんな女子大生が学業とアルバイトをうまく両立していくためには、風俗嬢という手段があります。
本稿では、女子大生にとって風俗嬢という仕事がいかに効率良いものであるかを解説していきます。
急増する女子大生風俗嬢
近年、女子大生風俗嬢が増えています。
理由は色々考えられますが、大きな理由としては社会的な性に対する意識の変化と不景気が挙げられるでしょう。
まず、2000年以降社会の性に対する意識は大きく変わりました。
旧来の性道徳がすたれたのです。
深夜にAV女優をメインとしたバラエティ番組が地上波で放送されていることなどからも、そのことがよくわかるでしょう。
特に若者においてはセックスワーカーに対する偏見がかなり少なくなってきており、女子大生が風俗嬢になることもあまり抵抗を持たなくなってきています。
不景気も理由として挙げられます。
長引く不況で親が子供の学費を支払えないケースが増えており、そういう家庭に育ちながら大学に通いたいと考えている女性は、自分で働いて学費を稼ぎながら大学生活を送ることになります。
しかし、通常のアルバイトでは精一杯働いても月に15万円ほどしか稼げず、この中から家賃・光熱費・携帯代・食費などを差し引いてさらに学費も支払うとなれば、かなり無理をしなければならないことになります。
勉強もしながらアルバイトもたくさんこなそうとすれば、時間的にも体力的にも無理が生じ、結局はどちらかを大学生活をあきらめざるを得なくなります。
そうならないためには、短時間で効率よく稼げるアルバイトをするほかなく、どうしてもキャバクラや風俗で働くことが多くなってしまうのです。
以上のような理由から、現在、女子大生風俗嬢が増えています。
オナクラがきっかけ
本稿で取り上げる風俗嬢Aも、女子大生風俗嬢です。
都内の大学に通う彼女は、親が学費を支払えないため、自分で稼ぎながら大学に通うことになりました。
最初はレストランのウェイターをしていたのですが、そこからの収入だけではどうしても足りず、しかしアルバイトの掛け持ちなどすれば無理が生じてしまうため、短時間で稼げる仕事を探しました。
その結果、オナクラで働くことになりました。
オナクラとは性風俗の一種であり、行為がソフトであることからライト風俗に分類されます。
在籍する女の子がお客さんのオナニーを見るというものであり、お客さんは女の子にオナニーを見てもらうことに興奮して射精をするという業種です。
そのため、「脱がない、舐めない、触られない」と宣伝しているお店もあります。
しかしながら、オプションで全裸になったり、手コキをしたりするお店も少なくありません。
行為がソフトであるため、女の子からすれば働くハードルが低く、女の子の容姿のレベルが高いお店がたくさんあります。
お客さんのオナニーを鑑賞する女の子の容姿レベルが高ければ、それ自体がお客さんの興奮を高めるため、可愛い女の子を集めるお店が多いのです。
また、ソフトであることから低価格であることも売りとなっており、一時期はかなり流行った業種です。
しかし、低価格であるということは女の子の給料も安くなるため、オナクラで働いて性産業への免疫を付けた女の子がデリヘルなどに移ることもよくあります。
お店によってはグループで様々な風俗店を経営しており、オナクラで働いている女の子を「もっと稼ぎたいならヘルスがいいよ」などとグループ内のヘルスを紹介し、ヘルスでの人員の確保につなげているというようなところもあります。
風俗嬢Aがオナクラで働き始めた理由は、「脱がない、舐めない、触られない」という宣伝に惹かれたからです。
学費のために効率よく稼ぐ必要はあるものの、お客さんを満足させるトークなどは自分にはできないと思ってキャバクラを選択肢から外し、かといって普通の風俗は自分にはハードすぎるという思いから、オナクラで働くことにしたのです。
最初働いたお店は非常にソフトなオナクラでした。
オプションがなく、女の子は触られることも触ることもなく、本当に見るだけという純粋なオナクラでした。
お客さんが30分の基本コースを利用した場合には、2000円の収入になります。
時間が長くなれば、それに応じて収入は増えていきます。
時給換算で4000円ほど稼ぐことができ、彼女のウェイトレスのアルバイトは時給が900円でしたから、それと比較すればかなり多く稼ぐことができたわけです。
オナクラでの大変なことと言えば、お客さんの変態性が強いことです。
そもそも、一般的な性癖の男性は一般的な風俗を利用するものであり、あえてオナクラを利用してオナニーを見られることで興奮を得るという男性に変態性が強いのは当然のことです。
お客さんには変態が多く、その変態性をまざまざと見せつけられた時、笑いをこらえるのが大変だったと言います。
ある時、彼女は当時勤務していたオナクラの同僚が他のオナクラ店と掛け持ちをしていたことで、「こっちの方が稼ぎがいいからやってみれば?」と誘われました。
もう少し稼げればいいと考えていた彼女は二つ返事でこの誘いに乗りました。
二軒目のオナクラは、一軒目に比べてハードなオナクラでした。
ハードなオナクラとは、オプションで色々な行為ができるオナクラのことです。
例えば、3000円を支払えば女の子がオールヌードになったり、2000円を支払えばゴムフェラ(コンドームを付けた状態でフェラチオをすること)をするなどといったオプションです。
働くハードルは上がりましたが、ゴムフェラなどもすぐに抵抗がなくなりました
色々なオプションがあることから、基本料金だけでも接客1本あたり1000円は収入が増え、オプションがつけばもっと稼げるようになりました。
そして、オナクラではオナニーを見られて興奮し、金銭感覚が緩くなったお客さんがオプションを積極的に利用するため、オプションが付けられることは多く、稼ぎは大きく伸びました。
ちなみに、現在、オナクラは最盛期と比較して店舗数がかなり減少しています。
これもお客さんの変態性が原因です。
変態な男性が集まった結果、最初はお客さんが自分のオナニーを女の子に見せるという内容であったものが、次第に変態自慢の場に変化してしまったのです。
そのため、あまりにもマニアックな風俗のジャンルとなってしまい、ジャンル自体が衰退して店舗数が減少することになりました。
ヘルス嬢になる
彼女は、オナクラで働くことによって、学業を圧迫することなく効率よく稼ぐことができるようになりました。
何しろ、学業のためにたくさんの時間を割き、その余暇でオナクラに出勤するだけでも、毎月20万円以上稼ぐことができていたのです。
しかし、その後彼女はヘルスで働くようになります。
学業に専念するうちに大学院まで通いたいと思うようになったのですが、せっかく大学院に進学するならばもっと多くの時間を勉強に費やしたいと考え、大学院の学費を貯めてしまうことにしたのです。
しかし、そうとなればオナクラの稼ぎでは多少心もとないと感じ、ヘルスで働きたいと思いました。
そんなとき、偶然スカウトを受けました。スカウトマンから「お仕事探してませんか?」と言われたので、彼女は単刀直入に「ヘルス探してます」と言いました。
スカウトマンの多くはスカウト会社に所属しており、水商売や風俗に関する情報に精通しています。
そのため、女の子と話をして希望を聞けば、色々なお店を紹介することができます。
彼女も大まかな希望を伝えていくつかのヘルスを紹介してもらい、待遇や雰囲気について細かく希望を話しながらお店を絞り込んでいきました。
このようなことは自分でお店を探すだけでは不可能なことであり、ここにスカウトマンの有意性があると言えます。
最終的に二店舗に絞った彼女は、それぞれのお店で体験入店をすることにしました。
体験入店とは、お店で面接をして仮採用が決まった女性が、とりあえず1日だけ体験で働いてみて、実際にお店の雰囲気やお客さんの属性などを把握した上で、正式に入店するかどうかを決める制度のことです。
もちろん、体験入店でも給料はきちんと支払われます。
最初に働いたお店は老舗のファッションヘルスでした。
高級店で知名度も高く、料金は他のお店に比べて高く設定されています。
35分で9000円という料金設定であり、サービス内容も比較的ソフトでした。
例えば、口内射精はオプションであり、嫌であればNGにすることもできるというようなものです。
このようなところが老舗の良いところであり、経営の要諦はそこで働く風俗嬢にありと考え、女の子を大切にするお店が多いのです。
お客さんも紳士な人がメインでした。
ちなみに、ヘルスといえば最近ではデリヘルが主流になっており、デリヘルでは60分のコースが主流です。
しかし、店舗型ヘルスでは30分や45分などといった短いコースが主流であり、今でもそのような設定を残すお店がたくさんあります。
二軒目のお店も高級店で料金はさらに高かったのですが、ハードなサービスを提供するお店でした。
例えば、即尺が通常サービスになっていました。
即尺とは、プレイに際してシャワーを浴びる前にフェラをするサービスのことです。
本来はソープランドならではのプレイであり、高級ソープ以外ではあまり見られないのですが、最近では即尺を売りにするヘルスが増えています。
彼女はこのようなハードさを嫌い、またお店が忙しすぎたため、二軒目は諦めて一軒目のヘルスで勤務することにしました。
老舗ヘルスは、彼女にとっては良い環境でした。
まず前述の通り、ハードなサービスがありません。
お店には風俗嬢を大切にする気風があるため、従業員も風俗嬢に丁寧に対応してくれます。
学業と両立すべく効率よく稼ぐことを大切にしているため、デリヘルのように移動時間がないこともプラスとなりました。
また、お客さんに紳士が多かったことも良かったことです。
乱暴なプレイをするお客さんは少なく、素股などヘルス未経験者には難しいプレイもお客さんに教えてもらいながら身に着けました。
しかし、やはりオナクラとは違って嫌な部分もあります。
オナクラではとにかくオナニーを見てほしいだけの変態が集まるため、本番を要求されることはまずありません。
しかし、ヘルスではどうしても本番をしたがるお客さんが出てきます。
最近では本番に応じる風俗嬢が増えているため、本番を要求するお客さんも増えてきているのです。
彼女が勤めたような老舗ヘルスになると、法律を遵守しながら運営されていることが多く、本番NGが徹底されているため、風俗嬢としても本番に応じることはできません。
しかし、ひどいお客さんになると、間違ったふりをして入れてこようとしたり、ダメだといっても入れようとして来るお客さんもいます。
このような時に拒否をしやすいのが店舗型ヘルスのいいところです。
店舗型ヘルスでは、何度拒否してもしつこく本番を迫ってくるお客さんがいれば、スタッフに電話をして強制的に帰らせることもできます。
しかし、もしこれがデリヘルならばそうはいきません。
デリヘルではお客さんの自宅やホテルに女の子が派遣され、従業員が近くにいない密室でお客さんと風俗嬢が二人きりになるため、本番を迫ってくるお客さんが非常に多いのです。
従業員が近くにいないため、助けを求めることもできません。
経験を積んだ風俗嬢ならばうまくかわすこともできますが、断れなかったり、断るのが面倒くさくて本番を受け入れる風俗嬢も少なくありません。
店舗型ヘルスが減少している今、これから風俗嬢になろうとする女性はデリヘルを選ぶことが多くなることでしょう。
しかし、本稿を読んでいる皆さんは、可能ならば店舗型ヘルスに勤めた方が良いと考えておくと良いでしょう。
彼女が勤務するヘルスは老舗で規模も大きいため、50人程度の風俗嬢が在籍しています。
1日の出勤は12人程度であり、彼女は週に3~4回の勤務をこなしています。
35分9000円のサービスを行なえば5000円(オプションがあれば取り分が増える)が収入になりますから、短い時間で効率よく稼ぐにはうってつけです。
1回の出勤で4時間程度働いて3~4万円を稼いでおり、月収にして50万円以上を無理なく稼いでいます。オナクラに比べると稼ぎは大きく伸びたことが分かります。
女子大生に風俗嬢はうってつけ
ヘルスで働く彼女は、週3~4回、1回あたり4時間という内容で働いているため、学業に差し支えることはありません。
彼女は風俗嬢になる前はウェイトレスとして週5回8時間勤務し、15万円くらいしか稼げていなかったのですが、週に40時間もアルバイトに費やせば、学業に支障をきたすことは言うまでもありません。
しかし、風俗嬢になったことで、勤務時間は週に12~16時間に減り、月収は3倍以上に増えたのです。
これだけ稼いでいれば、大学院の学費も無理なく貯めることができるでしょう。
このように、学業に邁進したい女子大生にとって、風俗嬢はまさにうってつけの仕事です。
もちろん、彼女の例は成功した部類に入るでしょう。
しかし、彼女程ではなくとも、月に無理なく20~30万円稼ぐのは多くの女性に可能です。