ここ数年で、喫煙に対するバッシングが非常に強くなりました。
筆者も元々喫煙者ですが、10年前くらいから急に厳しくなったように思います。
タバコの健康被害、嫌煙家の理不尽なバッシング、タバコの値上げなどの影響によって、喫煙者は年々減ってきています。
嫌煙ブームの流れは、確実に風俗業界にも押し寄せています。
タバコを吸う風俗嬢と吸わない風俗嬢とでは、稼ぎに大きな差が現れるようになってきているのです。
なぜ、タバコを吸う風俗嬢は稼ぎにくくなってしまうのでしょうか。
喫煙する風俗嬢は嫌われる
喫煙者の数が、年々減少しています。
このことは、皆さんも良く御存じでしょう。
喫煙席を設けて喫煙者を隔離する飲食店が非常に多くなっていますし、全面禁煙のお店もあります。
最近では、居酒屋やバーでさえ全面禁煙のお店も出てきていると言います。
筆者も元喫煙者ですが、ほんの10年前にはこれほど厳しくなかったように思います。
変革というものは、じっくりと時間をかけて行わなければどこかにひずみが生じるものです。
世間がタバコを過剰にバッシングし、喫煙者を取り巻く環境が急速に変わり、各方面でひずみが出てきています。
喫煙をする風俗嬢が非常に稼ぎにくくなっているのも、そのひずみの一つでしょう。
喫煙者が年々減少しているということは、お客さんにも喫煙者が減っているということです。
元々タバコを吸わない人の中には、タバコのニオイがする女性を嫌う人が多いです。
また、タバコを止めた人の中にも、同様にタバコのニオイがする女性を嫌う人が非常に多いです。
このため、喫煙をする風俗嬢は人気嬢になりにくいのです。
プロフィールにも悪影響
喫煙者が多かった時代は、お客さんの喫煙率も高く、風俗嬢の喫煙がそれほどマイナスにはなっていませんでした。
それだけに、お店も風俗嬢の喫煙の有無に敏感ではありませんでした。
しかし最近では、風俗嬢の喫煙がお客さんに与える影響が大きくなっています。
タバコを嫌うお客さんが初めて指名した風俗嬢が喫煙者であれば、お客さんはそのお店に定着しない可能性も出てきます。
だからこそ、お店でも在籍する風俗嬢の喫煙の有無には敏感になっており、風俗嬢のプロフィールに喫煙に関する項目を設けるお店が増えてきています。
タバコを吸わないお客さんのほとんどは、タバコのニオイがする風俗嬢よりも、タバコのニオイがしない風俗嬢を好みます。
そのため、プロフィールで喫煙情報を確認できるお店では、喫煙する風俗嬢が特に稼ぎにくくなっています。
太客がつかなくなる
また、喫煙は風俗嬢にとって、重大な弊害をもたらします。
それは、太客が付きにくくなるということです。
実は、高収入の人ほどタバコを吸わない傾向があります。
つまり、高収入の人ほど、タバコを吸う風俗嬢を嫌う可能性が高いということです。
これは高級デリヘルや高級ソープで働く風俗嬢にとっては致命的なことでしょう。
また、一般店で働いているとしても、お店の利用頻度は収入に比例しますから、喫煙している風俗嬢は、よく指名してくれる太客を掴みにくくなると言えます。
タバコの健康被害
このほか、タバコは健康被害をもたらします。
タバコの吸い過ぎによってCOPDなどになってしまうと、しきりに咳が出たり、よく痰がからんだり、肉体疲労の大きいプレイですぐにつらくなってしまったりします。
いつも咳をしていたり、痰が絡んでいる風俗嬢が人気になるとは考えにくいです。
また、タバコは美容にも悪いとされています。
もちろん、喫煙者の中にも綺麗な人はたくさんいるため一概には言えませんが、一般的には肌が荒れる、しわが目立つなどの悪影響が出ると言われています。
風俗嬢はルックスも売りになる商売ですから、これも好ましくないことです。
以上のような理由から、風俗嬢はタバコを吸わない方が良いのです。
風俗嬢は喫煙率が高い
このような状況とは裏腹に、風俗嬢は喫煙率が高いです。
女性全体の喫煙率は10%以下であるのに対し、風俗嬢の喫煙率は35%程度にも上ります。
タバコは百害あって一利なしと言われますし、実際に風俗嬢の稼ぎにも悪影響ですが、このように喫煙率が高くなっています。
風俗嬢を始める前はタバコを吸わなかった女性が、風俗嬢になってから吸うようになることも多いです。
その理由はどこにあるのでしょうか。
ストレスが大きいから
風俗嬢という特殊な仕事は、生理的に嫌なお客さんにも性的なサービスをしなければならず、お客さんのマナーが悪いことも多いため、非常に大きなストレスを受けます。
大きなストレスを受けた時、その逃げ道は人それぞれですが、タバコを選択する人も多いです。
タバコに含まれるニコチンにはβ-エンドルフィンの生成を促す効果があり、この物質は心身にかかるストレスや不安を緩和する作用があります。
だからこそ、風俗の接客でストレスを感じてタバコを吸う風俗嬢が多いのです。
風俗の仕事がない日は全く吸わないものの、風俗嬢として働く日は1箱も吸ってしまうという風俗嬢もいます。
喫煙者が多いから
風俗店では、周りの風俗嬢がタバコを吸っている姿を目にすることが多いと思います。
もし、お店が喫煙所を設けておらず、集団待機の場合には、周りの風俗嬢たちがタバコを吸っていることもあるでしょう。
周りの風俗嬢がタバコを吸っており、自分もストレスに悩まされていれば、ついつい自分も吸ってしまおうと考えがちです。
口直しにタバコを
お客さんにサービスをする時、口の中に精液を出されることもあります。
精液の味はえぐいものですが、お客さんの前で口をすすぐのははばかられますし、口をすすいでも嫌な味が消えないことも多いです。
そのような場合、このえぐさを消すのに最適なのがタバコであり、タバコを吸うと不思議とこの味が消え去ります。
これも、風俗嬢の喫煙率が高い原因になっています。
タバコは止めた方がいいですが・・・
風俗嬢とタバコは密接な関係にありますが、タバコを吸う風俗嬢は稼ぎにくくなってしまいます。
現在、タバコを吸っていない風俗嬢は、今後も吸わないほうが良いでしょう。
また、現在タバコを吸っている風俗嬢も、できればタバコを止めた方が良いに違いありません。
タバコを止められる確率は、人によって変わります。
ニコチンなどの依存物質に依存するかどうかということは、体質によってかなりの差があるからです。
筆者は以前、ショートピースという強いタバコを1日2箱も吸っていましたが、ある時ふと「よし、やめた!」と思うと、翌日から今まで1本も吸っていませんし、吸いたいと思うこともあまりありませんでした。
しかし、筆者よりも本数が少ない知人は、タバコを止めようとしても、翌日には「気が狂いそうになる」と言い、禁煙に何度も失敗しています。
これは、禁煙の成功率は習慣的に吸っていた本数や我慢強さではなく、ニコチンに依存しにくい体質であるかどうかが大きくかかわっているということです。
筆者は依存しにくい体質であり、知人は依存しやすい体質だったのです。
したがって、現在喫煙者である風俗嬢がタバコを止めたいと思っても、体質によってはかなり難しくなると思います。
そのような場合には、禁煙外来に通うという方法が考えられます。
禁煙外来では、医師の指導のもとで、2~3ヶ月かけて禁煙を進めていきます。
精神力で辞めるものではなく、禁煙補助薬も使っていきます。
禁煙補助薬には、ニコチンを含まない飲み薬、ニコチンパッチ、ニコチンガムなどがあり、これらによって禁煙によるイライラを軽減したり、ニコチンを含む薬を徐々に減らしていくことで禁煙していきます。
もちろん、多少稼ぎに影響が出ても、タバコは大好きだからやめたくないという風俗嬢もいるでしょう。
タバコは嗜好品であり、嗜好品の利用は人の自由ですから、吸いたければ吸っても良いと思います。
しかしその場合には、ニオイのケアはしっかりしておきたいものです。
お客さんに会った時やキスをした時にタバコ臭いと思われないためにも、消臭スプレーで服を消臭したり、念入りに歯磨きなどの口臭ケアをするようにしましょう。
まとめ
本稿で書いた通り、タバコを吸う風俗嬢は、人気が出にくくなっています。
風俗嬢として、稼ぎやすい働き方をしていきたいならば、タバコは吸わない方が良いでしょう。
そうすれば、タバコが原因で指名を逃すこともありませんし、過剰に口臭を気にする必要もなくなります。
タバコを吸っている風俗嬢は、禁煙を考えてみてはいかがでしょうか。