これから風俗嬢になりたいと思っている、業界未経験の女性にとって、風俗店の面接では一体どのようなことを聞かれるのか、不安に感じている人も多いことでしょう。
風俗の面接では、個人情報に関する基本的な情報を聞かれるほか、勤務条件に関する情報も色々尋ねられます。
これは、お店がその女性を雇ったときにどのような働きを期待できるのか、お客さんウケはどうであるかを予想し、採用・不採用を決めるための情報を聞きとっています。
面接をスムーズに進めるためにも、本稿で事前に質問事項を把握しておくと良いでしょう。
勤務条件に関して聞かれること
本稿で紹介する質問事項は、勤務条件に関するものです。
お店によってかなり違いがあると思いますが、比較的聞かれやすいものを紹介していきます。
最寄駅
基本情報に関する質問では住所を聞かれます。
それと同じように、最寄り駅に関する情報も聞かれることが多いです。
最寄駅は、勤務条件に深くかかわる情報です。
これを聞いておくことで、出勤にどれくらい時間がかかるのかが分かります。
例えば、お客さんが予想よりもかなり多く、出勤している女性だけでは対応できない場合、その日シフトに入っていない女性を招集して接客してもらうことがあります。
このとき、「あの子の最寄り駅は〇〇駅で、お店に近いから連絡してみよう」といった判断ができます。
最寄り駅を把握する第一の理由はこれです。
このほか、お店によっては自宅待機・自力で派遣先に向かうというお店もあります。
この場合、最寄り駅を把握しておかなければ、どれくらいで派遣先に到着するかが分からず、予約を入れたお客さんに到着時間を伝えることができません。
この意味でも、最寄り駅を把握しておく必要があります。
彼氏(もしくは旦那さん)の有無
彼氏もしくは旦那さんがいても、こっそり風俗で働きたいという女性がいます。
中には、彼氏や旦那さん公認で働く女性もいますが、ほとんどの女性は内緒で面接を受けています。
面接では、彼氏や旦那さんがいるかどうか、内緒で働いているかどうかを確認されることがあります。
彼氏や旦那さんに内緒で働いているならば、電話ではなくメールで連絡したほうが良いでしょうし、連絡するならば何時から何時までにしてほしいなどの希望があるでしょう。
お店は、彼氏や旦那さんの有無を確認しておくことで、風俗店で働いていることがバレないように配慮できます。
お店によっては、ホームページに彼氏や旦那さんの有無を掲載するお店もあります。
お客さんは幻想を抱くもので、彼氏や旦那さんがいるという設定が好ましくない場合もあります。
そのような場合には、お店もわざわざ「彼氏がいる/旦那がいる」などとは書きませんから、面接では本当のことを伝えて問題ありません。
普段は何をしているか
風俗店で働く女性の中には、副業で風俗嬢をやっている女性も多いです。
例えば、昼間は一般の仕事をしていたり、主婦をしていたり、学生をしていたりといったケースです。
この情報を把握していれば、連絡が取りやすい時間を把握したり、出勤しにくいタイミングを把握したりでき、お店はシフトを調整しやすくなります。
なお、ホームページのプロフィールにも昼間の職業などを載せることがありますが、これもお店がうまい具合に調整してくれます。
面接で伝えた内容がそのまま掲載されることはないので安心してください。
お店のコンセプトによって、大学生、OL、主婦、看護師など、お客さんからウケやすい内容に調整してもらうことができます。
風俗店で働く理由
風俗嬢は一般の職業とはかなり異なる職業であり、特に理由もないのに、積極的に風俗嬢を選ぶ女性はほとんどいません。
そのため、なぜ風俗店で働くのかを聞かれることも多いです。
多くの女性は、お金を理由に風俗嬢になっているものですが、そのような理由は正直に伝えて問題ありません。
例えば、学費と生活費を稼ぐために、月に50万円は稼ぎたいなどの目標がある場合は、それを正直に伝えておくことで、お店も目標達成のためにシフトを調整してくれたり、アドバイスをくれたりします。
将来の夢
働く理由の延長として、将来の夢を聞かれることもあります。
これも、正直に伝えて問題ありません。
女性によっては、若いうちに風俗嬢として稼げるだけ稼いで、いずれはネイルサロンを開きたい、喫茶店を開きたいといった目標を持つ女性もいます。
このような目標があれば、お店も「そんな夢があるなら頑張ってくれるだろう」と考えて、採用したいと考えることが多いです。
また、将来の夢についてホームページのプロフィールに掲載することで、頑張っている女の子、健気な女の子としてイメージアップにもつながることもあります。
目標金額
お金を理由に風俗嬢になる女性が多いため、1日でどれくらい稼ぎたいか、1ヶ月でどれくらい稼ぎたいか、必要な金額はいくらかなど、目標金額を聞かれることが多いです。
お店は、女性が長く働いてくれるほどありがたいので、目標金額を稼げるようにシフトを調整したり、アドバイスしたりしてくれます。
女性としても、お店の配慮によって目標金額を稼ぐことができれば、モチベーションにつながるでしょう。
ただし、経験が乏しい女性やそれほど出勤しない女性が、大きな目標を掲げた場合には、お店は難色を示すことがあります。
困難な目標を掲げていれば、当然のように目標を達成できない可能性が高いですが、それによって「このお店は稼げない」などと不満を抱いて辞めてしまうことがあるからです。
したがって、面接時には無理なく稼げる金額を目標にする、あるいはそれよりも2~3割くらい多めの金額に設定するのが良いでしょう。
出勤日数と時間帯
お店はシフトを組むために、1週間に出勤可能な日数や時間帯を確認します。
特に店舗型の風俗店では、プレイルームの数に限りがあるため、シフトの調整のためにも出勤希望の確認は重要です。
また、出勤情報はホームページにも記載されます。
お客さんはその予定表を見て、お気に入りの女性がどの曜日に出勤しているか、どの時間帯に出勤しているかを把握して、予約を入れます。
したがって、あらかじめお店に出勤可能な曜日や時間帯を伝えておくことで、お客さんからの予約も入りやすくなります。
女性によっては、プライベートの予定が複雑で、直前まで出勤日数や出勤時間が決められない人もいるでしょう。
その場合には、シフト管理が厳しい店舗型の風俗店よりも、比較的緩いデリヘルなどを選んだ方が働きやすいでしょう。
風俗店での勤務経験
これまで、風俗嬢として働いた経験があるかどうかを聞かれることもあります。
これを把握しておくと、未経験ならば丁寧な講習が必要だと考えますし、経験者ならば簡単な講習で問題ない、あるいはまったく講習は必要ないなどの判断ができます。
また、未経験者と分かっている女性に対しては、フリーのお客さんをつけるとしても、扱いにくいお客さんはつけないようにするなど、経験値に応じて調整が可能となります。
タトゥーや傷跡の有無
タトゥー、やけどや手術による傷跡、リストカットの跡などがあれば、お客さんのクレームにつながることがあります。
このため、お店はタトゥーや傷跡の有無を確認します。
採用がほぼ決定ということであれば、その場で下着姿になり、タトゥーや傷跡について確認することもあります。
この時に問題が見つかれば、後にクレームやトラブルにならないためにも、採用を見送られることがあります。
もし、採用されることがあったとしても、タトゥーや傷跡の情報はホームページに記載されることがあります。
このとき、珍しいタトゥーや傷跡がある人は、それが個人の特定につながってしまうこともありますので、お店とよく話し合っておく必要があります。
喫煙について
お店の中には、喫煙者であるかどうかを確認されることがあります。
風俗嬢には喫煙者が多いですが、世間的には喫煙者の数は減少傾向にあり、お客さんの中にはタバコを嫌う人や、禁煙をしている人がいます。
そのようなお客さんは、タバコの臭いを嫌います。
また、コンセプトが清楚系や学園系など、タバコと似つかわしくないコンセプトであることから、喫煙者をできるだけ採用しない方針のお店もあります。
以上のような理由から、喫煙に関する質問をされることもありますが、後々トラブルにならないためにも正直に答えましょう。
ホームページでの顔出しは可能か
お店のホームページでは、風俗嬢の写真を掲載します。
このとき、顔全体を隠している女性もいれば、目元だけ出している女性もいれば、全く隠していない女性もいます。
お店のホームページだけではなく、風俗情報サイトに紹介されるプロフィールでも、写真の顔をどこまで公開するか、風俗嬢によって異なります。
お店のホームページでは、顔出しOKの女性をお店の看板娘として取り上げ、ホームページの目立つ場所に写真を載せることがあります。
また、風俗情報サイトでも顔出しOKの女性を取り上げて、集客に活用することがあります。
顔を出している風俗嬢は、お客さんが顔を見た上で安心して予約できるため、人気が出やすくなります。
集客効果もあるため、お店は顔出しOKの女性に対して出演料を支払ったり、バック率を上げたりすることが多いです。
顔出しNGの女性が圧倒的に多いですが、顔出しOKの場合には面接でのアピールポイントにもなりますから、積極的に伝えたほうが良いでしょう。
まとめ
風俗の面接では、本稿で紹介したような、勤務条件に関する質問もたくさんされると思います。
お店は、その質問への答えによって、しっかりした働きが期待できるかどうか、お店の売上にどの程度貢献してくれるかを予想することができます。
容姿や性格、常識などの面で、お店が採用できるレベルに達しているならば、勤務条件を理由に不採用になることは少ないと思います。
しかし、質問への答えによって、お店に適切な配慮をしてもらえることもあり、働きやすくなることも多いので、希望をしっかり伝えるようにしてください。