ソープランドのプレイは特殊であり、一般的なヘルスと同じ感覚で働くと、おそらくプレイの多様さに驚くことと思います。
ヘルスよりも特殊なプレイ、テクニックを要するプレイが多いのです。
ソープランドで行われるプレイについて、それがどのようなプレイであるのか、本稿で徹底解剖してみたいと思います。
即尺
ソープランドに来店したお客さんは、受付を済ませ、待合室で順番待ちをし、自分の順番が来たならばボーイに案内されてソープ嬢と対面し、ソープ嬢に案内されて部屋へと向かいます。
部屋に入ると、ソープ嬢から挨拶が行われます。
・・・とまぁ、ここまでは想像できると思うのですが、これ以降、ソープランドならではの色々なサービスが提供されます。
まず提供されるのが、「即尺(そくしゃく)」というプレイです。
尺とはフェラチオのことであり、即尺とは部屋に入ったら、すぐにフェラチオをすることです。
最近では、デリヘルなどでも即尺を可能とするお店が増えていますが、基本的にはシャワーを浴びた上でフェラチオをするのが普通です。
衛生面から考えて、即尺はあまり好ましいものではありませんし、女の子にとっても気軽にできるプレイではないからです。
したがって、ソープランドにおける即尺は、多くの場合、高級店だけで提供されています。
中級店以下のソープランドでは、フェラチオが可能となるのはお風呂に入ってからのことになります。
即尺がソープ嬢にとって辛いのは、マナーの悪い客に当ったときです。
洗っていない男性器をフェラするのですから、それだけでも辛いことなのですが、まれに特殊な性癖を持っており、わざと前日から風呂に入らずに来店したりするお客さんもいるのです。
ただし、高級店のお客さんは社会的地位が高い人が多く、それなりにマナーもわきまえているため、基本的にはそのようなことはないと考えてよいでしょう。
ソープランドを含む風俗店では、時間内ならば何回でも射精することができます。
しかし、お客さんのなかには、体質的に1回しか射精することができず、さらに早漏気味の人もいることでしょう。
そのようなお客さんに即尺をしたところ、そこで射精してしまったならば、かなり不満が残ることになります。
そこで、即尺を提供するソープ嬢としては、お客さんの反応を伺いながら、お客さんが「ストップ!」といった反応を示したときには強引にしない、などの注意は求められるでしょう。
洗体
洗体は、ソープランド特有のプレイの一つです。
即尺をした後(即尺がないお店では脱衣の後)、ソープ嬢がお客さんの体を洗うプレイです。
ただ体を洗うだけならば、ヘルスでもやってくれます。
しかし、ソープランドでは、お客さんがスケベ椅子に座り、ソープ嬢がローションとボディソープを混ぜたものを泡立て、自分の体に塗り、お客さんの体に密着させて洗うことを「洗体」と言います。
スケベ椅子は、まさにソープランド特有の道具だといえるでしょう。
スケベ椅子は「凹」の形になっている椅子であり、そこにお客さんが座ると、男性器とお尻の下に空間ができる構造になっています。
ソープ嬢はその空間に手を入れ、男性器を刺激したり、お尻の穴をいじったりするのです。
ほかにも、椅子の下をソープ嬢がくぐれる構造になっている「くぐり椅子」というものもありますし、他にもピンクチェアやゴールドチェアといった特殊な椅子もあります。
ヘルスなどにおける洗体は、プレイ前に体や男性器を洗うという要素がほとんどですが、ソープランドでの洗体は、それ自体がひとつのプレイになっています。
ソープ嬢は体に泡をつけ、胸を押し付けて洗うため、お客さんは風俗嬢の柔らかさをダイレクトに感じられるというわけです。
もちろん、正面から洗体を受ける時は、視覚的な興奮もあります。
このほか、ソープ嬢にもよりますが、マウスウォッシュを口に含んでフェラチオすることで男性器を消毒する場合もあります。
以下に、洗体時の特殊なプレイをまとめておきましょう。
タワシ洗い
タワシ洗いとは、ソープ嬢の陰毛をタワシに見立て、陰毛で石鹸を泡立てて、お客さんの腕や太ももにこすりつけて洗っていくプレイのことです。
ただし、パイパンのソープ嬢が、陰部をこすりつけて洗うこともタワシ洗いと言いますから、必ずしも陰毛で洗うことを指すとは限りません。
壺洗い
ソープでは、女性器のことを「壺」と表現することがあります。
壺洗いとは、ソープ嬢の膣内にお客さんの指を入れ、指を洗っていくプレイのことです。
ソープもののAVなどでは当たり前にみられるプレイですが、実際のソープランドではほとんど見られないプレイであり、高級店でもあまり提供されていないといわれています。
くぐり椅子
くぐり椅子とは、ソープ嬢がくぐれるようになっている椅子のことです。
くぐり椅子を使う時には、仰向けになった状態でソープ嬢が椅子をくぐりながら玉舐めやアナル舐めをすることで刺激していきます。
ピンクチェア
ピンクチェアとは、分娩代のような形をしており、またクモのようにも見えるため「スパイダーチェア」とも呼ばれます。
特定の高級店以外では、ほとんど見られない道具です。
ピンクチェアに乗ったお客さんは、ピンクチェアの型に体をはめ込むと身動きがとりづらくなり、股を開いた格好で固定されることになります。
そこをソープ嬢が攻めていくため、M傾向のある男性に好まれるプレイであるといえます。
ゴールドチェア
ゴールドチェアはピンクチェアとは異なり、うつ伏せになることもできるチェアです。
また、お客さんがソープ嬢を責めることもできる形状になっていることも、ピンクチェアと違うところです。
※ピンクチェアとゴールドチェアは、文章で説明するのが難しいため、気になる人は画像検索してみてください。
ただし、高級店でも置いているお店は少ないため、多くのソープ嬢には無縁のプレイだといえます。
混浴
洗体を終えたら、混浴することになります。
最初にお客さんに入ってもらい、その後にお邪魔するという形で混浴することになるため、ソープ嬢はお客さんがより興奮するように、なまめかしく入浴する必要があります。
混浴する湯船には色々なタイプがあります。
基本的に、一般家庭にある湯船よりもやや広く、混浴中のプレイに不自由がないようになっています。
湯船は浅めに作られており、底はカーブしていることから、寝そべってプレイを受けやすくなっています。
高級店の湯船になると、ジャグジーがついていたり、模様が凝っていたりします。
混浴中は、体を密着させたり、キスをしたり、乳首をなめたり、フェラチオをしたりします。
そうして興奮が途切れないようにし、むしろ興奮を高めるようにし、その後のプレイへとつなげていくのです。
この時、ソープランドの定番プレイである「潜望鏡」も行われます。
潜望鏡とは、潜水艦が海面近くまで浮上し、水面に出して外界を見る望遠鏡のことです。
湯船の中でお客さんの腰を持ち上げ、男性器を水面から出せば、それはあたかも潜望鏡そっくりです。
ソープ嬢がそれをフェラするのが、潜望鏡というプレイです。
また、生本番を受け入れているソープ嬢ならば、混浴中に挿入することもあります。
混浴の際に、湯船に入浴剤を入れると、お客さんに喜ばれることが多いです。
しかし、既婚者のお客さんの場合には、香りがつくことを嫌うため、事前に入浴剤を入れるかどうかを聞くことを忘れてはいけません。
お客さんが香りを嫌う場合に備え、無香料の炭酸ガス入浴剤を用意しておくのも良いでしょう。
マットプレイ
マットプレイは、ソープのプレイの中でももっともソープらしいプレイです。
AVなどでも、ソープランドをテーマとしている作品では、必ずといっていいほどマットプレイをメインに据えてきます。
最近は、マットヘルスというものもあるのですが、これもソープランドのマットプレイをヘルスに持ち込んだものです。
ヘルスでは本番はできないのですから、本番もできるマットプレイはソープランドだけのサービスであり、ソープランドの人気の理由にもなっています。
ただし、マットプレイではふんだんにローションを使ってプレイするものであり、テクニックが必要です。
マットが置いてあるラブホテルでも、ローションを使えばマットプレイの真似事はできるでしょうが、とても使いこなせるものではないでしょう。
だからこそ、お客さんにも人気でありソープ嬢の腕の見せ所でもあるわけです。
そう考えれば、人気ソープ嬢になるためには重要なプレイであるといえます。
それぞれのテクニックが複雑なので、それぞれ見ていきましょう。
準備
マットプレイでは、洗い場にマットを敷き、お客さんが頭を載せる部分にタオルを置きます。
洗面器でローションを作り、マットをシャワーのお湯で温め、体を使ってマットにローションを塗れば準備完了です。
泡踊り
準備ができたら、お客さんにうつ伏せに寝てもらいます。
お客さんの背中にローションを垂らし、自分の体を重ね合わせ、お客さんの体にローションを塗っていきます。
これを「泡踊り」と言います。
ソープ嬢の柔らかさ、ローションの温かさなどが体中で感じられることで、お客さんは非常に気持ちよくなることができます。
体吸い
その後、「体吸い」というプレイに入ります。
これは、お客さんの体中をキスするのですが、ただキスするのではなく、吸うようにしてキスをするプレイのことです。
ヘルスでも「全身リップ」というプレイがありますが、ローションを体中に塗られて感度が高まっているため、それとは比較にならない気持ちのよさです。
裏千流下り
「裏千流下り」というプレイをすることもあります。
セックスにおけるプレイの日本語名には、四十八手の名称にも見られる通り、随分と渋い名前が多いですが、「裏千流下り」もその一つです。
これは、体吸いの応用編です。
お客さんの足の付け根とマットの間に自分の足を入れ、側面から抱きつき、上から下へと体を滑らせながら吸っていくというプレイです。
うつ伏せになっているお客さんが「裏」、川の水が上流から下流へと流れるように体を上下させるのが「千流下り」というわけです。
カニばさみ
うつ伏せの状態のお客さんに対し、側面から胸を当て、お客さんの太ももを両足でカニばさみにし、滑らせるプレイです。
裏千流下りと似ていますが、お客さんの足をカニばさみしているという点で違います。
カエルばさみ
マットに仰向けになっているお客さんに対し、ソープ嬢はうつぶせ逆方向の状態で、曲げた膝の裏に男性器を挟み、刺激します。
「膝裏コキ」ともいわれるプレイです。
膝裏で刺激しているのがカエルの泳いでいる姿に似ていることから、カエルばさみと名付けられました。
あめんぼ
あめんぼとは、虫のアメンボをイメージさせるプレイです。
ソープ嬢がお客さんの太ももの裏にまたがり、お客さんの足の裏を胸に押し当てます。
お客さんは、足の裏が胸に当るわけですが、胸の柔らかさとローションの滑りによって、あたかも水面を滑っているような感覚になります。
だから、「あめんぼ」というわけです。
足の指舐め
あめんぼをした後、お客さんの足の指をなめることもあります。
足の指は水虫の温床になる部位でもあり、男性器をなめることとはまた違う感覚があるため、無理だと思う人もいるでしょう。
しかし、未経験の人には抵抗があっても、実際にプレイしながら綺麗に洗った指ならば、それほど抵抗なく舐められるものです。
うつ伏せになっているお客さんは、足の指をなめられているのを見ることはできませんが、音を立てて指を吸われたり、舐められたりすると、その音を聞くことはできます。
足の指舐めは、耳で興奮するプレイだとも言えます。
松葉崩し
松葉崩しは、お客さんの股とマットの間に足を入れ、お互いの股間を密着させ、こすり合わせるプレイです。
ローションまみれの股間からいやらしい音が鳴るため、これもある意味耳で興奮するプレイだといえます。
もちろん、股をこすられるため、ダイレクトに気持ちいいプレイでもあります。
カエルキック
カエルキックは、お客さんとソープ嬢がどちらもうつ伏せになった状態で股間を密着させ、お客さんの股間の下にソープ嬢のお尻を滑り込ませ、前後に動くプレイです。
前後に動く時、ソープ嬢は膝を曲げた状態になっていますから、それがカエルの足にみえるため「カエルキック」と言います。
鯉の滝登り
このプレイは、仰向けになったお客さんに対し、ソープ嬢が背中を向け、男性器を膣にこすりつけるプレイです。
形としては背面騎乗位ですが、ここでは本番ではなく、あくまでも素股です。
男性器を鯉に見立てて、鯉の滝登りというのです。
ちなみに、生本番を受け入れるソープ嬢の場合には、ここで素股ではなく、本番をすることもあります。
その場合には、「鯉の滝壺登り」と言います。
風見鶏
風見鶏といえばわかりにくいですが、いわゆる69(シックスナイン)のことです。
仰向けになったお客さんに対し、ソープ嬢が逆さまに覆いかぶさり、ソープ嬢は男性器を、お客さんは女性器をなめるプレイです。
三点責め
お客さんが仰向けの状態の時、男性器を手でしごきつつ、足の指で乳首を刺激する技です。
しゃちほこ
うつ伏せの状態のお客さんのお尻を引き上げて膝をついてもらい、男性器や玉を手でしごいたり、アナルをなめたりするプレイです。
お客さんのM傾向が強ければ、アナルに指を入れるソープ嬢もいます。
しゃちほこのように見えるため、そのようなネーミングになっています。
抱え込みアナル舐め
うつ伏せのお客さんの太ももとマットの間にソープ嬢の手を滑り込ませて、腰に手をやって固定します。
そのまま二の腕でお客さんの腰を持ち上げ、お客さんのアナルをなめるプレイです。
このように書けば、重さは大丈夫なのかと思うかもしれません。
しかし、持ち上げるといっても、お客さんの方でも完全に脱力しているわけではなく、協力して持ち上げられてくれるものですから、重いということはありません。
アナルドリル責め+手コキ
四つん這いになったお客さんのアナルを、舌先をとがらせた状態で奥まで舐め、さらに手コキもするというプレイです。
アナルを深くまで攻められている充実感と、ローションまみれの男性器を手コキされている気持ちよさから、本番に至らずにここで射精してしまうお客さんも少なくありません。
マットプレイでは、しばしば「お客さんの○○にソープ嬢の○○を滑り込ませ」という表現が出てきます。
本当にそんなにうまく滑るのかと思うかもしれませんが、ローションの滑りによって、無理なく、ぬるっと滑り込ませることができます。
その他の特殊なプレイ
ソープランドには、ソープならではの呼び方で、他にも色々な特殊プレイがあります。
コスプレ
ソープランドでは、コスプレによるプレイも可能です。
お店によってはコスチュームを用意していますが、そうでない場合にも、お客さんが持ち込んだコスチュームでプレイすることがあります。
その場合、衛生的な観点から、新品のコスチュームだけを利用可能としていることがほとんどです。
潮吹き
Mのお客さんの中には、男の潮吹きを希望する人もいます。
潮吹きとは、お客さんが射精した後に亀頭をこすり続け、無色透明の液体を吹かせるプレイです。
お客さんに潮吹きを希望されたときには応じられるように、潮吹きの方法も事前に学んでおきたいものです。
お客さんにとっては苦痛を伴うプレイですから、苦しいばかりで潮を吹けないやり方では、不満が残ってしまいます。
二輪車
二輪車とは、ソープ嬢2人に対してお客さん1人のプレイのことです。
通常のヘルスなどでもよく提供されているプレイですが、ヘルスなどでは3Pと言われ、二輪車という呼び方はソープならではといえます。
また、他の風俗店に比べて、ソープランドは二輪車の需要が高いとも言われます。
ソープ嬢2人に接客してもらうため、料金は倍になるのですが、それでもニーズがあるのです。
ただし、ソープ嬢側からすれば、それほど嬉しいプレイではありません。
なぜならば、二輪車をしたことによって、他のソープ嬢が舐めた場所を自分が舐めなければならないなど、1対1のプレイとは異なる点があるからです。
生本番のお店では、二輪車は特に嫌われます。
なぜならば、片方のソープ嬢に生でいれた男性器を、もう片方のソープ嬢にも生で入れなければならず、それに抵抗を感じる女性が多いからです。
そのため、生本番のお店では二輪車に応じていないソープ嬢も多いです。
三輪車
三輪車は、ソープ嬢3人に対してお客さん1人のプレイのことで、4Pということです。
料金は単純に3倍であり、お金持ちの王様遊びと言えるでしょう。
三輪車では、ソープ嬢3人で同時にプレイを提供するため、マット上では所狭しとプレイすることになります。
それだけに、三輪車のオーダーを受けた時には、ソープ嬢は事前にミーティングをして役割分担してプレイに臨む必要があります。
外出
ロングコースのお客さんは、お店によっては外出できることもあります。
通常コースの3枠分から外出可能となるケースが多いのですが、格安店や大衆店では1枠の時間が短いため、ロングコースでもそれほど長くはなく、外出した結果、時間内にお店に戻ってこられなくなることもあります。
したがって、1枠の時間が長い高級店でロングコースを入れた場合に、外出可能となるのが一般的です。
ベッドプレイ
マットプレイが終わると、ベッドプレイに移ります。
マットプレイでもまだ射精していない場合には、ベッドプレイで本番行為に至り、ようやく射精となるわけですが、それまでもずっと刺激され、性的興奮を高め続けてからの射精になるため、お客さんにとってはかなりの快感となります。
ソープランドほど丁寧に、多彩な方法で、時間をかけて興奮を高めることは、他の風俗ジャンルではありえないことです。
これこそ、ソープランドの最大の魅力と言っても良いかもしれません。
ソープランド以外の一般的な風俗店では、そもそも本番行為を行いませんから、体位について詳しく知りたい人もいることと思います。
そこで、基本的な体位も含め、見ていきましょう。
正常位
セックスにおける最も基本的な体位は、正常位です。
ほとんどの女性が知っている通り、ソープ嬢が仰向けになった状態で、お客さんが覆いかぶさるような形で挿入するプレイです。
騎乗位などに比べて、ソープ嬢は寝ているだけでいいのでラクな体位です。
ただし、ソープに来るお客さんの中には、ソープランドで本番をして、童貞を卒業しようとしている人もいます。
そのようなお客さんは、モザイク付きのAVを見た知識だけで正常位に臨み、入れる場所が良くわからず、アナルに入れようとすることもあります。
そこで露骨に指摘してしまうと、お客さんの自尊心を傷つける結果にもなりかねません。
ソープ嬢はプロですから、そうならないように配慮すべきです。
童貞や経験が乏しいと感じた場合には、男性器を掴んで膣まで導いたり、うまく腰を動かして導いたりすることによって、お客さんが恥ずかしい思いをしないようにしなければなりません。
また、入れる前に指でいじってもらい、穴の位置を確認してもらうのも良い方法です。
お客さんが入れにくそうにしている場合には、軽く腰を浮かせると奥まで入りやすいので、覚えておくと良いでしょう。
後背位
いわゆるバックと言われる体位で、四つん這いになったソープ嬢に、後ろから挿入する体位です。
正常位とは異なる筋肉を使ったプレイとなるため、正常位に疲れた時に後背位に移ることがよくあります。
ソープ嬢のお尻を眺めながらやりたい、後ろから入れることで征服感を得たいなどの理由から、S傾向のあるお客さんに好まれるプレイです。
ただし、お客さんの男性器が大きい場合には、奥まであたりやすい体位でもあることから、ソープ嬢にとってはあまり嬉しくないことも多いようです。
騎乗位
騎乗位は、お客さんに仰向けに寝てもらい、ソープ嬢が馬乗りになって挿入する体位です。
ソープ嬢が主導権を握るため、正常位や後背位でするのが疲れるお客さんや、女性から犯されたい願望を持つMのお客さんから人気があります。
ベッドプレイに至るまでのプレイにおいて、お客さんの性癖も分かっていることでしょうから、お客さんがMの場合には、積極的に騎乗位をすると喜ばれると思います。
また、騎乗位には二種類あり、お客さんと向かい合って入れる対面騎乗位と、お客さんに背中を向けて入れる背面騎乗位があります。
さらに、膝を立ててM字開脚になり、スクワットの要領で腰を上下させる場合と、膝をついて挿入し、前後にグラインドさせる場合があります。
複数のバリエーションを組み合わせながら騎乗位をすれば、お客さんの満足度は高まることでしょう。
ただし、スクワット型の騎乗位は負担が大きく、あまり長時間はこなすことができません。
垂直型と平行型
騎乗位の際の腰の動かし方には、垂直型と平行型の二種類があります。
垂直型は上下に動くパターンであり、平行型は前後に動かすパターンです。
平行型は、腰をグラインドさせるように前後させることもあれば、お客さんに抱き着いて前後に動かす場合もあります。
垂直型は、視覚的な興奮が大きいプレイです。
ソープ嬢の胸が大きい場合には、上下運動と共に揺れる胸を下から見上げることができますし、結合部分が丸見えになるからです。
一方的に攻められている感覚にもなるため、M傾向のある男性に好まれます。
平行型は、肉体的な興奮が大きいプレイです。
挿入している気持ちよさの他にも、体を密着させることで乳首と乳首が当たったり、乳首を舐められたりすることがあるからです。
ソープ嬢の顔がかなり近づくので、こちらにも視覚的な興奮があります。
お清め
ベッドプレイで射精したら、お清めがあります。
お清めとは、射精した後の男性器をフェラチオすることで、男性器についている精液を舐めて綺麗にすることです。
「お掃除フェラ」などと言われることもありますが、「お清め」という表現はソープならではのものです。
ヘルスなどでは、本番をしませんから、お清めもありません。
射精した後の男性器を舐めることはあるでしょうが、それは手コキやフェラチオで射精した後の男性器を舐めるのであり、あくまでもフェラチオに過ぎません。
お清めは、生本番あるいは生中出しをしていることが前提となります。
ゴムを着けての本番をしたときには、精液はゴムの先端に溜まり、ゴムを外しても男性器はそれほど汚れていないため、お清めする必要がないからです。
ただし、ゴムを着けた場合にも、精液とローションで汚れているため、お清めをする場合もあります。
生本番をしている場合や、生中出しをしている場合には、男性器には精液以外にもソープ嬢自身の体液もついているわけで、お清めにはなかなか勇気がいります。
しかし、それだけにお客さんの満足度も高いプレイです。
お清めをする時は、射精後、少し時間を置いてからするようにしましょう。
というのも、射精後間もない男性器は敏感になっており、すぐに舐めるとくすぐったいばかりで気持ちよく感じられないからです。
そのため、ゴム本番でゴム中出しをした場合や、生本番で生中出しをした場合には、射精した後しばらくはそのまま挿入しておき、すこし時間が経ってから抜いて、お清めするのが良いでしょう。
射精した後に抜かずに休憩するプレイは、お客さんにとっても満足度が高いプレイでもあります。
お客さんの性癖が特殊な場合、逆お清めを希望されることがあります。
これは、中出しした後の女性器をお客さんが舐めて綺麗にするというプレイです。
かなりマニアックなプレイであり、慣れなければ気持ち悪いと感じてしまうこともあると思います。
しかし、それを希望するお客さんにとっては、逆お清めまでしてプレイ完了となるため、応じてあげるようにしましょう。
まとめ
特に洗体やマットプレイの説明において、ソープランドのプレイは非常に奥が深いことが分かったと思います。
一般的に、風俗では射精することが大きな目的であり、ヘルスなどでも射精のための手コキやフェラチオが最も重要とされています。
それに対してソープランドでは、射精のための本番行為だけではなく、そこに至るまでの多種多様なプレイも非常に重視されていることに、大きな特徴があるといえるでしょう。