風俗嬢として働くときには、お店のホームページに写真やプロフィールを掲載しなければなりません。
皆さんの中には、この情報がホンモノなのか、ニセモノなのか気になっている人も多いでしょう。
また、自分が風俗嬢として働くときにはホンモノのプロフィールを掲載しなければならないのか、嘘のプロフィールでもいいのかというのも気になるところです。
本稿では、風俗嬢のプロフィールがホンモノかニセモノか、詳しく見ていきたいと思います。
風俗店のホームページの風俗嬢情報
風俗店のホームページを見たことがある人にはわかると思いますが、「女の子一覧」や「本日の出勤」といった項目を見ると、そのお店に所属している風俗嬢の写真がたくさん出てきます。
そして、写真をクリックすればプロフィールが表示され、いろいろな情報も見ることができます。
プロフィールでよくあるのは、名前、年齢、血液型、身長、体重、スリーサイズ、趣味、SかMか、好きな男性のタイプなどです。
お店によって掲載されている項目は違いますが、名前はもちろん、身長・体重・スリーサイズくらいはどのお店でも掲載しているものです。
お客さんとしても、身長・体重・スリーサイズというのは、風俗嬢を選ぶうえで重要な項目になるため、必ず掲載されているのです。
しかし、ここで疑問が生じます。ホームページに掲載されている写真やプロフィールはホンモノ?ニセモノ?という疑問です。
写真はホンモノ?ニセモノ?
まず、写真はどうなのでしょうか。
多くのお店において、風俗嬢が写真を撮影する際には、風俗雑誌や風俗サイトのスタジオを借りて、プロのカメラマンが撮影するのが普通です。
カメラマンがプロですから、実物よりもかなり美人な写真になります。
AVのパッケージ写真などでもわかりますが、パッケージではとびっきりの美人だと思ったのに、実際の映像を見てみるとそうでもなかったという話はよくあるものです。
それも、プロが写真撮影をしているからです。
また、プロの撮影テクニックで実物よりきれいに撮影したうえに、出来上がった写真はフォトショップなどの画像編集ソフトを利用して編集します。
写真全体を明るくしたり、肌を白くしたり、眼を大きくしたり、シミやほくろを消したり・・・編集者の腕がよければ、女の子の体型まで変わってしまうほどです。
何しろ、ベーコンの写真に加工を加えていけば、水着の美女の写真に加工することも可能なのですから。
このようにして出来上がった写真がホームページに掲載されるわけですが、あまりにも加工されていた場合、お客さんは写真と実物のあまりの違いに驚くことになります。
このことを、「パネマジ(パネルマジック)」といいます。
パネマジといわれるほどの加工は案外行われていて、風俗店を利用する男性ならば必ず一度は経験するといわれています。
例えば、私の知人の話にこういうものがあります。
知人は風俗が好きで、その日もデリヘルを利用しました。
ホームページで写真を見て、タイプの女の子を指名して、待ち合わせをしました。
しかし、待ち合わせに来た風俗嬢は、写真の女の子とは全く違う女性です。
いや、本当は同一人物なのですが、写真があまりにも加工されすぎていたため、どう見ても別人にしか思えなかったのです。
その風俗嬢は、「私、写真写りがいいのよね♪」などと言っていたそうですが、実際には加工されすぎであることは誰が見ても明らかです。
そんなことをすれば詐欺になるのではないかと思う人もいるかもしれません。
しかし、風俗を利用するお客さんにとって、写真が加工されているのは当たり前のことになっているため、たいして問題になることはありません。
別人と思ってしまうような風俗嬢が表れても、チェンジやキャンセルする人はそれほど多くはなく、そのままプレイしてしまうことがほとんどです。
しかしながら、あまりにも写真と違い、写真ではとてもタイプのかわいい女の子だったのに、実物は性欲が萎えるほどのブサイクだった、というようなパネマジに遭遇すれば、拒否する人もいるでしょう。
何より、お客さんは「なんだよこの店、ひどいじゃないか」と感想を抱いてリピートしなくなります。
その上、ネットの掲示板などに「この店はパネマジがひどい」などと書かれてしまえば損失につながるため、あまりにもひどい加工をするお店はそれほど多くはありません。
写真を加工しまくってお客さんを一時的に増やすよりも、信用を上げてリピーターを増やすほうが利益になると考えるお店が多くなっているのです。
少々の加工は日常茶飯事、ひどい加工は一部で起こっていると考えればいいと思います。
中には、「当店では修正写真を掲載していません」と宣言するお店もあります。
では、このようなお店が本当にそのままの写真を掲載しているかといえばそうとも限らず、他のお店と比べれば修正が少ない写真を掲載したり、風俗嬢自身が自分で撮影した写メを掲載したりしています。
このほか、ごまかしていないことをアピールするため、動画を多用しているお店もあります。
プロフィールはホンモノ?ニセモノ?
次に、風俗嬢のプロフィールはどうなのでしょうか。
これも、写真と同じように加工が加えられている、つまり盛った内容が書かれているのが普通です。
身長・体重・スリーサイズは特に顕著で、それを見て来店するお客さんが多い以上、魅力的な数字を書いているのが普通です。
年齢も同じで、特に吉原のソープランドなどでは「店年齢」というものがあり、プロフィールの年齢欄には実年齢マイナス10歳で書かれていることもよくあります。
しかしながら、プロフィールは緻密な計算のもとに作られているものではありませんし、風俗嬢自身もそれほど重視していないようです。
例えば、プロフィールには嘘の年齢を掲載していながら、お客さんが風俗嬢に年齢を聞くと、平気でプロフィールとは異なる実年齢を答える風俗嬢は結構いるものです。
また、スリーサイズもかなり適当です。
各風俗嬢のスリーサイズを見ていくと、ぽっちゃり系風俗でもない限り、ウエストは50台が並んでいます。
しかし、これは少し考えれば嘘だとわかります。
何しろ、日本人女性のウエストの平均サイズは63~65センチなのですから、ウエストが60台の女性のほうが圧倒的に少ないという状況はあり得ないのです。
なぜこんなにも嘘が多いのでしょうか?
それは、お店の従業員が身長・体重・スリーサイズをきちんとメジャーで計測することなく、なんとなくの見立ててでプロフィールを作っているからです。
風俗嬢自身も、自分のプロフィールではスリーサイズがどのように書かれているかを知らないというケースもよくあります。
プロフィールで嘘をつくわけ
プロフィールにおいては、これ以外の項目についても嘘が盛りだくさんという場合が珍しくありません。
趣味や誕生日、血液型といった、それほど重要ではないと思える項目までも偽装しているのです。
しかし、これにも風俗嬢なりの理由があるようで、風俗嬢の話を聞いてみるとそのことがわかります。
お店のホームページとか風俗雑誌って、誰が見るかわかりませんからね。
万が一知り合いが写真見て、なんとなく私に似てるなって思ったときに、血液型とか年齢がホンモノだったらバレる可能性高いでしょ?
だから、プロフィールは全部ニセモノのほうがいいんですよ
本当の自分とは全く違うキャラクターを作るために、プロフィールも作ってます。
本当の私って根暗だし、地味だし、風俗嬢にあんまり向いてないんですよね。
だから自分で『〇〇ちゃん』ってキャラを作って、どんな女の子なのかを具体的に設定するときに血液型とか趣味も決めていくんです。
髪型とかファッションもなりきるので、現実の私とは全然違いますよ(笑)もちろんプロフィールも全部架空です
プロフィールの趣味って結構重要ですよ。
それでお客さんが釣れることがありますからね。お客さんの中には、女の子と趣味の話がしたい人もいるから、プレイ以外に会話で盛り上がることができるんです。
私の本当の趣味って化粧とか美容関連なんですけど、それをまじめに書いちゃうとお客さんが釣れません。
ほかにはドラマとか映画も趣味だけど、お客さんにそこをガンガン責められても、なんかプライベートな世界に踏み込まれるみたいで嫌じゃないですか。
だから、お客さんの食いつきがいい嘘の趣味を書いて、それについて少し勉強しておくんです
その一方で、まったく嘘のないプロフィールを使っている風俗嬢も、ごく少数ではありますが存在します。
嘘のプロフィールをのせたら、嘘だってバレないように全部覚えとかないといけないですよね。
じゃないと会話が成立しませんから。
設定を全部覚えるのって大変だし、お店が変わるごとに設定が変わったらもっと大変です。
だから、私は全部正直に書いておけばいいと思ってます。
素のままの自分で接客して、それで気に入ってもらえればラクに付き合うこともできますしね
このほか、店長が風俗嬢たちのスリーサイズをきちんとメジャーで測って掲載するお店も、まれに存在するといわれています。
まとめ
風俗嬢の写真やプロフィールには、嘘を含んだニセモノが多く、すべてが純粋なホンモノというケースはほとんどないことがわかりました。
これから風俗嬢になろうと思っている皆さんも、おそらく加工した写真と架空のプロフィールが掲載されることでしょう。
しかし、これは必ずしも悪いこととは言えません。
風俗嬢という存在は、仕事をする上ではあくまでファンタジーでなければなりません。
お客さんはある程度それを信じるかもしれませんが、心のどこかで嘘だということはわかっています。
とはいえ、そうだとわかっていても、そこにはかない夢を見ているのです。
風俗嬢として大切なのは、その夢を壊さないように、魅力的なサービスを提供することなのです。