風俗嬢は体が売りになる商売であり、体は綺麗であればあるほど良いものです。
しかし、女性の中には、肌に傷がある女性もいるでしょう。
事故でできた傷ややけど痕などもあるでしょうし、ストレスに耐えられずにリストカットをした人もいると思います。
特に、近年では精神疾患を患って、リストカットに奔ってしまう女性が多いようです。
では、リスカの痕がある女性は、風俗店で問題なく働けるのでしょうか。
リスカ痕がある風俗嬢でも働ける?
風俗嬢の話を聞いていると、リスカ痕があるという理由で面接に落ちたという話を聞くことがあります。
これは、単なる偶然ではなく、実際によくみられるケースです。
もちろん、リスカ痕だけではなく、交通事故によってできた傷痕、やけど痕、帝王切開によってできた手術痕などによっても、採用を見送られることがあります。
リスカであるかどうかというよりも、傷があるかどうかという視点で見られているわけですが、最も悩みになりやすいのがリスカです。
これは当然の話で、ケガややけどや帝王切開によって傷痕ができてしまっている女性よりも、リストカットによって傷痕ができてしまっている女性の方が多いからです。
特に最近、ツイッターなどでも見かけることがありますが、「メンヘラ」と呼ばれる人たちは、しばしばリストカットを行い、その様子を写メにとってツイッターにアップしたりしています。
また、風俗嬢はメンヘラ率が多いと言われています。
このことからも、リスカ痕に悩んだことがある風俗嬢は、少なくないと考えられます。
しかし実際には、リスカ痕があっても働けるケースがほとんどです。
もちろん、リスカ痕がない女性に比べるとマイナスと評価されますが、採用されないわけではありません。
これは、よく考えてみればわかることでしょう。
例えば、リスカ痕がある可愛い女の子と、リスカ痕がない可愛くない女の子を比べた時、お店はどちらを採用するでしょうか。
これはもちろん、前者でしょう。
なぜならば、お客さんがどちらとエッチなことをしたいかと言えば、それは間違いなく前者だからです。
つまり、リスカ痕があっても、ルックスがいい、スタイルがいい、テクニックがあるなど、それを十分にカバーできるものを持っていれば、普通に働いて、普通に稼いでいくことができるのです。
ただし、リスカ痕がある可愛い女の子と、リスカ痕がない可愛い女の子を比較した場合には、どうしても後者のほうが高評価となるため、その意味ではやはりハンデになるとも言えます。
もちろん、傷の大きさや場所にもよるでしょう。
「リストカット」の「リスト」は手首ですから、普通リストカットといえば手首を切るものです。
しかし、中には腕を切ったり、足を切ったりする場合もあり、この場合にも同様に傷が残ります。
深く切った場合には傷痕が盛り上がり、そうでない場合にも傷つけた部分が白い傷痕として残ります。
ほんの数回だけ、浅く切って白い傷が残っているというならば、それほど目立たないでしょう。
ペットに引っかかれてできたといえば、ごまかせるレベルです。
また、足を少々切った場合にも、それほど目立ちにくいです。
風俗店では、主に手や口を使ってサービスするため、手のリスカ痕は目立ちやすく、足のリスカ痕は目立ちにくいのです。
しかし、同じサイズの傷が、手首から腕にかけて無数についているような場合、やはり異様な感じを受けます。
お客さんの心理を正直に代弁するならば、気持ち悪いという印象を持つ人も少なくないでしょう。
だからこそ、精神を患っていた時に、あまり自暴自棄になってリスカしてしまった人が、後年、消えずに目立ち続けるリスカ痕に悩まされることになるのです。
この他、リストカットをしてまもない時期には赤みがあり、だんだん白い傷痕になっていくのですが、赤みのあるリスカ痕だと、面接に落とされる可能性が高いです。
過去にリスカをしていて、リスカ痕があるという場合には、その風俗嬢の精神状態がもう落ち着いている場合もあり、採用して問題ないことが多いです。
しかし、リスカ痕に赤みがあれば、最近つけられてリスカ痕であるとわかります。
そのような女性を雇い、在籍期間中にリストカットされてしまうと、当欠を繰り返したり、お客さんを不快にさせたりする可能性が高いので、採用を見送られることが多くなります。
働くのが厳しいお店もある
上記の通り、傷痕の場所や程度にもよりますが、働ける場合も多いといえます。
しかし、お店によっては働けない可能性が高くなります。
例えば、高級ソープや高級デリヘルは、特上級の女性ばかりを集めていますから、リスカ痕があるだけで採用されない可能性が非常に高くなります。
高級店では、一部の富裕層だけがお客さんになるお店ですから、お客さんの絶対数は多くなく、接客には非常に気を使っています。
だからこそ、リスカ痕がある女性を接客に出して、お客さんの気分を害するリスクを負うよりも、最初から採用しないという方針になる可能性が高いのです。
また、このようなお店では、面接の際にボディチェックを行うものですし、講習の際には裸になるものです。
したがって、リスカ痕があることを隠して面接を受けても、結局は傷痕のことがバレて採用は見送りになってしまいます。
高級店だけではなく、人気格安店でもリスカ痕に難色を示すことがあるようです。
したがって、リスカ痕がある人は、どんなお店に応募の際に「リスカ痕があるんですけど、大丈夫ですか?」と聞いてみるのが良いでしょう。
求人広告を見る時には、リスカに寛大なお店を探す方法があります。
それは、「タトゥーOK」としているお店です。
タトゥーとリスカ痕では、その動機にはかなりの違いがあるものですが、肌に本来あるべきではないものがあるという意味では、どちらも同じです。
したがって、タトゥーを容認しているお店では、リスカ痕があり女性でも働ける可能性が高いです。
もちろん、そのようなお店に入ったとき、リスカ痕がどう影響するかは、また別問題です。
「リスカ痕がある女の子とエッチなことをしたい」と思う男性はいませんが、「タトゥーがある女の子とエッチなことをしたい」と考える男性は一定数いるからです。
このように、リスカ痕がある女性は、ともかくマイナスを背負っており、リスカ痕がない女性よりも需要は落ちる傾向にあることを知っておいてください。
お客さんの正直な反応
上記でも少し触れましたが、リスカ痕に対するお客さんの正直な反応は、ネガティブなものです。
単純に気持ち悪いと感じる人もいますし、「リスカ痕がある→メンヘラ→性格に問題あり→サービスが悪い」などと短絡的に考えてしまうこともあります。
また、「リスカ痕がある→メンヘラ→依存性が強い→あまり付き合わない方がいい→リピートは避けよう」と考える人もいます。
このように、お客さんの反応は芳しくありません。
しかし、風俗嬢としては、これをどうすることもできません。
したがって、まずは気にしないことが重要です。
お客さんが引いてしまっている場合には、おそらくリピートしてもらえる可能性はありませんから、せめてクレームにならないように、無難に接客するように努めましょう。
中には、デリカシーがないお客さんもおり、リスカ痕をみて「その傷、どうしたの?」などと聞いてくる場合もあると思います。
嫌味で聞いてくる変なお客さんもいますし、本当に単なる興味や、無神経さから聞いてくる場合もあります。
いずれにせよ、「鬱になったことがあって・・・」などと言ってはいけません。
暗い雰囲気になったり、お客さんに変に気を使わせたりするからです。
小さめの傷ならば、「ペットに引っかかれた」などといってごまかしましょう。
もし傷の範囲が広く、どうしてもごまかしがきかないとしても、「事故に遭ったの」など、バレバレでもいいので、言い訳をしておきましょう。
そうすれば、「嘘だろ!ほんとは?」などと突っ込んでくるお客さんはいませんし、なんとなく察してそれ以上は聞いてこないものです。
失礼なお客さんでしょうが、失礼だからと言ってムスッとした態度で接客をすると、クレームをつけられる可能性があります。
そのようなクレームを受けた時、お店によっては、「やっぱり、リスカがある子は問題行動が多い」などと考え、クビにされたり、干されたりする可能性があります。
大切なのは、リスカのことに触れられても、あくまでも明るく振舞うことです。
そうすれば、お客さんも次第に、「今は明るいけど、昔は色々あったんだな」という感じで受け止めてくれます。
リスカ痕を隠そう!
リスカ痕のデメリットをお話ししましたが、あまり落胆する必要はありません。
リスカ痕は、それがあまりにも広範囲に及んでいる場合を除けば、隠すことができるからです。
リスカ痕を隠して働けば、お客さんから気づかれることなく、普通の風俗嬢と同じように働けます。
タトゥーカバー
まず考えられるのが、タトゥーカバーです。
タトゥーカバーは、大きな絆創膏のようなもので、タトゥーをしている箇所に貼り付け、タトゥーを隠すことを目的にしたものです。
小さめのタトゥーをしている人が、これをつけて温泉に入ったりすることがあります。
これによって、リスカ痕も隠すことができます。
しかし、タトゥーカバーは肌に直接貼り付けるもので、カバーの色と肌の色が全く同じということはありませんから、何かが貼りつけてあることはわかってしまいます。
お客さんも、近くで色々なサービスを受けるうちに、気づくことでしょう。
しかし、わざわざ突っ込んでくる人もいないでしょうし、突っ込まれた場合には上記の方法でうまくスルーしてください。
化粧
タトゥーカバー以上におすすめなのが、化粧によって隠す方法です。
ファンデーションやコンシーラーによって、リスカ痕を隠すことができます。
ただし、広範囲にわたる場合にはやはり難しくなりますし、お風呂に入れば落ちてしまいますから、ソープ嬢には向いていません。
手術を行う
手術を行うという方法もあり、この方法を使えば綺麗に元通りになります。
深い傷をつけて盛り上がっているリスカ痕、それ以外の赤み、白みのあるリスカ痕など、レーザー利用によって皮膚組織を再構築することで、元通りにすることができるのです。
しかし、某美容整形外科のホームページを調べてみると、5㎝×5㎝の施術で15万円程度かかると記載されており、非常に高額な治療になります。
この治療は、数回に分けて行い、結果的に5㎝×5㎝で15万円弱というプランになっています。
したがって、そこそこ稼げている風俗嬢や、普通よりも稼げている風俗嬢が、長期にわたって取り組みながら、徐々にリスカ痕を消していくという方法が考えられます。
風俗嬢をやっていく上でも、風俗嬢を辞めた後の人生でも、リスカ痕を綺麗に消していることは、様々なメリットをもたらしてくれるでしょう。
とはいえ、このような手術によって治療するならば、リスカに至った精神疾患が完治していることが絶対条件となります。
せっかく何万円、何十万円とかけてリスカ痕を消していっても、再びリスカ痕をつけてしまえば、いつまでたっても治療は完了しません。
この点には、十分に留意しておいてください。
まとめ
風俗嬢になるにあたり、リスカ痕を持っている女性は、色々と悩むことも多いと思います。
しかし、リスカ痕があるからと言って、どこでも採用を断られるとか、採用されてもひどい扱いを受けるとかいうことはないので、その点は安心してください。
また、実際に接客に臨むにあたっても、タトゥーカバーや化粧などによってリスカ痕を目立たないようにしておけば、何ら支障をきたさないケースも多々あります。
化粧で隠せばかなり目立たないので、それができるようにソープ以外のお店で働くというのも、一つのポイントかもしれません。
なんにせよ、リスカ痕があるからと言って悲観する必要はないので、まずはお店に問い合わせてみてください。