アトピーのお客さんの対応には注意すべき理由

風俗には、色々なお客さんがやってきます。

全く問題のないお客さんがいる一方で、なんらかの問題を抱えているお客さんもいます。

そのようなお客さんに対しては、その問題に合わせた対応をしていく必要があります。

問題のあるお客さんの中に、アトピーのお客さんがいます。

アトピーのお客さんに接客する際には、注意すべき点がたくさんあります。

中でも特に、性病リスクに注意しなければなりません。

本稿では、アトピーのお客さんと性病リスクの関係、そして対処方法について解説していきます。

 

アトピーのお客さんに注意すべき表面的な理由

アトピー客

アトピーとは、体質的にアレルギーを起こしやすい人や、皮膚のバリア機能の弱い人の皮膚に、慢性的に炎症が起こる病気のことです。

皮膚に炎症を起こし、強い痒みが生じるため、アトピーがひどい人になると、強くひっかくことによって出血を起こしたり、膿が出たりすることもあります。

そのため、アトピーの痒みや痛みに悩む以上に、アトピーによる見た目に悩む人が多いとされています。

このため、本稿のタイトルのように、「アトピーのお客さんの対応には注意すべき」と言えば、お客さんの見た目の問題に注意して接客するべきだ、と捉える人も多いと思います。

確かに、見た目や症状に関する注意は必要です。

具体的には、以下のようなことに注意しなければなりません。

 

普通に接してリラックスさせる

アトピーのお客さんは、自分の見た目にコンプレックスを抱いていることも多いです。

ですから、お客さんがアトピーであったときに嫌な顔をしないといったことは、基本中の基本です。

また、コンプレックスを抱いており、嫌がられはしないかと緊張しているお客さんも多いです。

そのため、接客の最初の段階で、

触っても痛くないですか?

苦手なプレイはないですか?

などと優しく聞き、お客さんの症状を確認するとともに、リラックスしてもらうようにしましょう。

 

お風呂に注意

アトピー客

特に注意したいのが、お風呂に入る時です。

普通のお客さんの中には、お風呂の温度は熱めの方がいいという人もいますが、アトピーのお客さんは、熱いお湯に入ることで痒みが強まるなど、症状が悪化することもあります。

また、風俗で使われるグリンス(殺菌・洗浄効果の高いボディソープ)も、症状を悪化させる危険性があります。

グリンスで洗った方が衛生的には良いため、使うことを前提とすべきですが、お客さんの反応によっては薄めて使うなどの対処が必要となります。

なお、アトピーのお客さんの中には、お湯に当ることで症状が強まることを嫌ったり、掻き傷に沁みるからという理由で、お風呂に入りたがらないお客さんもいます。

しかし、風俗ではシャワーを浴びてからプレイに入るのがルールですから、

衛生上、シャワーを浴びないとプレイに入れないルールなんです。

と伝え、入ってもらうようにしましょう。

 

ローションに注意

アトピーのお客さんは、ローションを使うプレイを嫌うことが多いようです。

というのも、ローションは肌に負担を与えるため、肌に刺激を受けやすいアトピーの人は、かぶれや痒みがひどくなることもあるからです。

このため、ローションを使ったプレイをする際には、ローションを使っても大丈夫かどうかを聞くようにしましょう。

 

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アトピーのお客さんに注意すべき本当の理由

アトピー客

しかし、本稿で伝えたいことは、見た目や皮膚の症状に注意すべきということではありません。

アトピーのお客さんへの接客は、そんなに簡単な問題ではないのです。

単に見た目の問題であれば、風俗嬢の多くがキモ客と言われるお客さんに我慢して接客するように、アトピーのお客さんにも問題なく接客できることでしょう。

アトピーのお客さんに接客するときの注意点は、そのようなことではなく、性病リスクがあるからこそ注意しなければならないのです。

なぜアトピーのお客さんに性病リスクが高いかというと、アトピーの人は患部をかきむしることで、出血していたり、膿が出ていたりすることがあるからです。

性病は、血液を介して感染します。

つまり、

性病に感染している風俗嬢の粘膜が、性病に感染していないアトピーのお客さんの出血した患部に触れると、風俗嬢からお客さんに性病がうつる

のです。

風俗という世界は常に性病リスクがあり、風俗嬢もお客さんも、性病に感染する可能性があります。

普通は、性病がうつる箇所は限られていますから、きちんとゴムをつけるなどの対処によって、性病リスクを下げることができます。

しかし、アトピーがひどいお客さんは、体のいたるところに感染ポイントがあることになり、風俗嬢から性病を移されるリスクは極めて高いと言えます。

したがって、アトピーのお客さんと接客する場合には、

性病に感染しているアトピーのお客さんの患部が、性病に感染していない風俗嬢の粘膜に触れることによって、お客さんから風俗嬢に性病がうつる

というリスクを考える必要があるのです。

さらに、アトピーの人は性病を移されても気づきにくい傾向があります。

性病をうつされたことによって、痒くなったり、痛くなったりしても、アトピーの症状と勘違いするからです。

その場合、性病検査を受けずに風俗に通うことになります。

風俗嬢は、皮膚の状態や痛み・痒みといった症状から、普通のお客さんの性病を見抜きます。

しかし、お客さんがアトピーであれば、痒みや痛みといった症状がアトピーのためなのか、性病のためなのかわかりませんし、皮膚の状態での判断もつきません。

アトピーのお客さんがすべて性病と決めつけるわけではありませんが、アトピーのお客さんに接客するときには、

風俗には性病のリスクが常にあり、アトピーの人は普通のお客さんに比べて圧倒的に性病に感染しやすく、見抜くことも難しい。今相手にしているアトピーのお客さんも性病の可能性が十分にある

と考えて、十分に注意して接客する必要があるのです。

もちろん、これはあくまでも、アトピーによって出血していたり、膿がでていたりするお客さんに限って言えることです。

そのため、軽度のアトピーのお客さんならば、それほど注意する必要はないとも言えます。

 

実際に性病をうつされた風俗嬢

アトピー客

アトピーのお客さんの性病リスクが高いことは、実際に性病うつされている風俗嬢の話を聞けばわかります。

現役風俗嬢の声を集めてみると、以下のようなものが見つかりました。

アトピーで出血してたら大変ですよ。こちらにかすり傷や逆剥けみたいな小さな傷であっても、どちらかが性病の場合ほぼ100%感染です。お店で女の子がアトピーの方からAIDSを移され辞めてしまったこともあります。

もう3年くらい前にアトピー客に梅毒移されて泣いたよ。

アトピー客にコンジローマと淋病もらったトラウマが蘇る。

もっとも、このような声だけでは、普通のお客さんから性病をもらった話とそれほど変わりません。

しかし、以下の話を聞けば、接客に注意を払うべきことが良くわかると思います。

アロマなんですがアトピー客から目と指に性病貰っちゃいました。ただたんにマッサージして、終わったら清潔にしたんですが、目にクラミジア、指には性器ヘルペスが感染していました。最中におでこのあせをぬぐった時に目に菌が入ったのかもしれません。

このように、ソフト系風俗で働いている場合でも、アトピーのお客さんへの接客で性病をうつされてしまうことがあります。

普通のお客さんよりも性病リスクが高いことは、この話から分かるでしょう。

 

風俗嬢の本音

アトピーのお客さんに対して、このような意識を持っている風俗嬢は少なくありません。

現役風俗嬢の意見を聞いてみても、

かわいそうだとおもうけど、こちらも体張ってる商売、通常のサービスできない体なんだと考えてほしい。

ただの接客じゃなくてこっちだってカラダはってんだからアトピーやら性病から身を守りたいの。

といった意見がたくさん見られます。

風俗嬢は、性的サービスのプロです。

しかし、プロならばどんなお客さんにも最高のサービスを提供すべきだとは限りません。

基本的にはその姿勢で働くべきですが、お客さんからの性病をブロックし、他のお客さんにうつさないように注意することも、プロとして大切なことなのです。

 

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具体的な対処とは?

アトピー客

では、アトピーのお客さんに指名された、フリーでついたお客さんがアトピーだったといった場合には、どのように対処するべきなのでしょうか。

現役風俗嬢たちの対応を見てみると、以下のような方法があることが分かりました。

 

とりあえず射精させる

真性包茎のゴムとか口唇ヘルペスのキスなしとかするみたいに、肌はあまり合わせず手コキ、とかでもいいと思う。

あちこち触れない、性器だけマッサージ。体位とか工夫をする。名刺は渡さない。

濃厚なプレイになると、患部が触れるなど性病リスクを高めることにつながるため、その機会を与えないという方法があります。

患部をうまく避けつつ、できるだけ肌が触れ合わないようにし、手コキで射精させるのです。

このような方法をとると、満足度は低く、お客さんは手抜き接客をされたと感じます。

リピートもされないでしょうから、普通のお客さんに対してはNGな接客方法です。

しかし、ひどいアトピーのお客さんの場合、繰り返しリピートしてもらいたいと考える風俗嬢は少ないです。

むしろ、性病リスクの高いお客さんとの接客は減らしたいと考えています。

だからこそ、あえてこのような手抜き接客と思われる方法で接客し、性病リスクを抑えつつ、なおかつリピートもされないようにしているのです。

風俗嬢の声にある「名刺は渡さない」ということが、リピートを拒否していることをよく表しています。

 

やんわり避ける

皮膚荒れているところは痛いといけないからよけるね。と予告しとけばオッケーですよ。

しかし、手抜き接客につながる方法でアトピーを避けようとすると、お客さんが怒ってお店にクレームをつけるなど、面倒なことになる可能性もあります。

また、気の優しい風俗嬢には、このような対応ができないこともあるでしょう。

そこで、やんわり避けるという方法があります。はっきりとアトピーを避けようとするのではなく、「痛いといけないからよけるね」などと伝えて、患部を避けるようにするのです。

こうすることで、お客さんは「アトピーを避けられている」ではなく、「アトピーに気を使ってくれている」と考えますから、満足度が下がることもありません。

もちろん、お客さんによっては、「気を使うふりをしているけど、避けてるだけだよね」と考える人もいることでしょう。

それでも、手抜き接客と思われるよりはトラブルになる可能性が低いです。

 

説明してプレイを制限する

アトピー客

ポリポリして血が出てる人には説明して、マットでも滑るだけにしてるよ!

アトピーはうつんなくても他の病気がうつりやすいから怖いので。事情説明して制限つきのサービスで楽しんでいただきます。

一番良いのは、お客さんにはきちんと説明し、理解を得た上でプレイを制限するという方法です。

この際の説明は、

私たちは色々な人に接客するから、いつも性病に気を付けてなきゃいけないんです。性病がうつるのは色々だけど、傷口とかからうつることも多くて、お客さんにキズがあったり、血が出てたりしたら、そこには触れないようにしないといけないの。万が一お客さんにうつしたらいけないから。

といった説明をします。

ポイントは、お客さんのアトピーに性病リスクがあると言うのではなく、自分は性病リスクの高い風俗で働いているから、自分からお客さんにうつる可能性があると伝えることで、患部との接触を避けることです。

そうすることで、お客さんは自分が性病扱いされたと思わず、不快にもなりません。

もし、

お客さんはアトピーで出血もしてるし、そこから私に性病がうつるかもしれないでしょ。そしたら仕事休まなきゃいけなくなるし、他のお客さんにうつしたら大変だし。

などと、お客さんから風俗嬢にうつるといった伝え方をすれば、

性病だと決めつけられた。

という不満を抱かせる可能性が高いです。

アトピーにコンプレックスがあるだけに、バカにされたと感じ、怒る人もいるに違いありません。

ですから、あくまでも風俗嬢からうつる可能性があるという流れで説明し、患部を避けたプレイをしましょう。

 

接客を断る

わたしはあまりに身体中に出血がある方には接客お断りしてます。血液が1番怖いですからね。

出血のあるお客さんはその場でお断り。

私接客無理だと感じたら部屋入ってから『すいません、体調悪くなってしまったんでキャンセルしてもらってよいですか?』って言ってコールする。店にははっきり真実を言う。

性病リスクを徹底的に嫌う風俗嬢になると、接客そのものを断ってしまうこともあるようです。

もし、お店がアトピーのお客さんを断ることにあまり否定的でなかったり、性病リスクを何としてでも避けたいと考えている風俗嬢は、このように断ってしまうのも良い方法です。

お客さんの中には、そのようにした方が良い人がいるのも事実です。

例えば、

  • 風俗嬢が患部をうまくよけようとしていても、お構いなしに性病リスクの高いプレイをしてくる(肌を合わせようとしてくる、アトピーをかきむしった指で手マンしようとしてくるなど)
  • きちんと説明してプレイを制限しようとしても、「お金を払っているんだから、基本プレイは全部するべきだ」などとプレイを強要してくる

などといったお客さんもいるのです。

したがって、アトピーのお客さんは断るという選択もありです。

具体的には、

  • 最初からアトピーのお客さんは無理だとお店に伝えて了解を得ておき、ひどいアトピーのお客さんに遭遇したら、接客できないと伝えてお店に連絡を入れる
  • アトピーのお客さんが、上記のような問題行動を起こす場合には、その時点でプレイを中断してお店に連絡を入れる

などの対応をしましょう。

 

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まとめ

アトピー客

痒みや痛みに悩まされ、見た目での問題も生じるため、アトピーは辛い病気だと言えます。

風俗嬢も、その点はきちんと理解しなければなりません。

同時に、アトピーの人が性病に感染しやすい理由も理解し、性病リスクを抑えるために、接客を工夫していく必要があります。

風俗嬢をやっていれば、色々なお客さんに出会います。

アトピーのお客さんに接客する機会もあることでしょう。

その際に、本稿がお役に立てば幸いです。

 

 

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